株式会社クイックキャット
植松 優元
POSTED | 2020.10.30 Fri |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:飲食・サービス 創立:5〜6年 商材:BtoC |
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蜂の巣駆除・ガラス修理・鍵のトラブルに対応
現地スタッフや協力店と連携し全国展開へTopics
今回のインタビューは、蜂の巣駆除やガラス修理、鍵のトラブル対応などのサービスを全国展開する株式会社クイックキャットの植松氏にお話を伺います。「困った人を見つけ、解決する」ことを理念に事業を営む植松氏に、同社が提供するサービスの内容について詳しく語っていただきました。
株式会社クイックキャット 社長 植松 優元氏のONLY STORY
未経験からプロフェッショナルな人材に育成
–株式会社クイックキャットの事業内容をお聞かせください。
植松氏:クイックキャットでは、ハチの巣駆除をはじめ、ガラスの修理・取替、防犯ガラス設置、鍵の新規設置・取替・解除などを、全国の現地スタッフや協力店と連携して対応しています。
–どのような方がサービスを利用されていますか。
植松氏:ほぼ一般家庭の方ですね。たとえばハチの巣駆除の場合、「庭いじりをしていたら蜂の巣を発見した」「隣の住民に蜂の巣があることを教えてもらった」という方からネット経由で弊社にご連絡をいただいています。
その他、提携している大手さんからお仕事をいただいたりしております。
–同業他社と比べて、差別化できるポイントや強みを教えてください。
植松氏:一般的に鍵屋さんであれば鍵のトラブルにしか対応できないことが非常に多いですが、弊社は広く深く総合的に何でもできることを目指しており、鍵だけでなくガラス修理や蜂の巣駆除にまで対応しています。もちろん全てプロフェッショナルとしての対応が可能です。
また、未経験スタッフの育成や研修にかなり力を入れており、日々スキルアップに励んでおります。
–サービスを行う上で、大切にしていることを教えてください。
植松氏:弊社の経営理念は「困った人を見つけ、解決する」ことです。ですから、いただいたお仕事に取り組むだけでなく、プラスアルファでお困りごとがあれば解決するようにしています。
たとえば年配の方で、ご依頼内容とは別に男手を必要とされている場合があれば、こちらからお声がけし、プラスアルファの料金はいただかずに作業を行うなど、最後まで気持ち良いサービスを提供できるよう心がけています。
–実際にお客様のお声があれば教えてください。
植松氏:お客様と直接関わることが多いサービスだからこそ、うまく対応できたときは「ありがとう」と喜んでいただけることが多いです。
事業拡大のため起業を決意
–起業された経緯を教えてください。
植松氏:今の事業はもともと15年以上私個人で請け負ってきたのですが、連携している協力店の数が増えてきたため、個人のキャパシティでは足りなくなってしまっていたんです。
そこで周りの人に相談したところ「事業体として法人化させた方がいいのでは」というアドバイスをいただいたので、事業拡大を理由に2年前に起業しました。
–今の職業を始められたきっかけは何でしたか。
植松氏:それまでは法人向けに運送の仕事などをしていたのですが、「手に職」をつけられて、お客様から直接感謝をいただけるこの事業がとても魅力的に映り、最初はガラス修理から始めました。
やはり職人の世界なのでやればやるほどいろんな技術が身につきます。鍵の世界もまた奥深いですし、ハチの巣駆除は命がけなので常に緊張感がありますが、どの仕事にもとてもやりがいを感じています。
–起業をされてから大変だったエピソードはありますか。
植松氏:従業員を雇ったり協力店様と一緒に事業をやっていく上で、業務の内容よりやはり人間関係が一番難しいと感じましたね。
全員が同じゴールを向いていなければ前には進めないので、力任せに説得したり譲歩したりするのではなく、これまでの経験を生かしながらコミュニケーションを大事にしています。
–起業して良かったと思うエピソードはありますか。
植松氏:良かったことの方が多いです。やりがいのある仕事なので、アイデアも次々に浮かんできますし、これまでやれなかったことができるようになるとすごく嬉しいですね。全てが経験だと思って事業を行っております。
お客様に還元できる仕組みを作りたい
–短期的な目標を教えてください。
植松氏:毎年夏に行っている蜂の巣駆除に関しては、全国対応をしているとはいえ、まだ対応できていない県や地域がありますので、しっかりと全国展開できるよう引き続き事業を行っていきます。
また、ガラス修理や鍵のトラブル対応に関しても、今後全国展開を目標にインフラを整えていきたいと思います。
–長期的な目標を教えてください。
植松氏:まずは協力してくださる店舗数を300店、400店と増やすことが目標ですね。
そしてゆくゆくは、対応できるトラブルのコンテンツ数を増やしたり、自社集客にも力を入れていきたいと考えています。
–社会的にどういった影響を与えられる企業になりたいとお考えですか。
植松氏:作業の品質を維持しながらも、他社と比べて安くサービスを提供できるようにしていきたいと思います。
というのも、我々作業スタッフが目の前のお客様に対して「もっと安くしてあげたい」と思っていても、現状は下請けの立場であることが多く、料金の提案が難しいんです。今後は、お客様に還元できる良心的な価格や仕組みを考えていきたいですね。
–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。
植松氏:新型コロナの影響で、従業員さんの仕事がなかったり、手を余らせてしまっている場合は、ぜひご相談ください。夏の蜂の巣駆除でも百万円以上を稼ぐことが可能です。法人様との提携もしていますので、もしご希望であればお声がけください。
学生さんには、今は1つの企業に定年まで勤めあげる時代ではなくなっていることをお伝えしたいです。出勤するスタイルから、自宅や個人で仕事をするスタイルに変化をしている中で、「自分は何ができるのか、何をしたいのか、何かを手にするためにはどこに行けば手に入るのか」を考えてみてはいいかでしょう。
その上で私たちのコンテンツでお助けができることがあれば、ぜひお越しください。
執筆=山田
校正=米山