アースパワー株式会社
牧野 泰也
POSTED | 2019.10.31 Thu |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:卸売業・小売業 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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エネルギー問題解決のため環境商材をワンストップで
太陽光をメインに再生可能エネルギーの生成機を販売Topics
今回のインタビューは、発電事業として太陽光をメインに風力やバイオガスなどの再生可能エネルギーを生成する環境商材を取り扱うアースパワー株式会社の牧野氏にお話を伺いました。国内のエネルギー自給率向上のため、そして地球全体が持続可能な社会を実現するために行なっている同社の取り組みについて語っていただきます。
アースパワー株式会社 社長 牧野 泰也のONLYSTORY
【経歴】
1967年、千葉県船橋市出身。1989年、東海大学理学部卒業。大学でハンググライダーをはじめ全国大会で優勝も経験。卒業後半導体専門商社(株)丸文へ就社し20年間経験を積む。その後環境商社を起業 。
6年でペイできる太陽光発電のメリット
–アースパワー株式会社様の事業内容を教えてください。
牧野氏:アースパワー株式会社は環境に特化した商材の卸売りをしている商社です。具体的には太陽光や風力、バイオガスを生成する、パネルや風車、プラントなどを取り扱っています。販売から設備の導入、チューニングまで含めてトータルサポートをし、最後まで弊社で責任を持って対応している点が特長になります。
実例として太陽光発電機の場合、初期導入費約3千万円で、年間500万円ほどの発電ができ、6年で導入費が返し終わり、その後は利益を得るかたちです。主なお客様は経営者や投資家になります。
‒牧野様が事業を進めるにあたって大切にしていることは何ですか。
牧野氏:時代の流れに合わせてどんどん変化していくことですね。優秀な人材がいれば、その人に合わせて新しい事業を展開していくような柔軟性のある企業でありたいと考えています。新しい事業を展開していくにしても、もちろん環境事業の領域のなかで進めたいと考えていますね。
環境問題に取り組む必要性から起業
‒起業のきっかけについて教えてください。
牧野氏: 私は前職は半導体商社に勤めていたのですが、その会社で早期退職制度ができたタイミングで辞めさせてもらいました。そして地球温暖化等環境問題に取り組む必要性を感じていたこともあり、退職金を資金にして環境ビジネスに着手しました。
現在のメイン事業は太陽光発電関連の販売になりますが、創業当初は省エネ事業としてLEDをメインに取り扱っていました。というのも当時はLEDがまだあまり普及していなかったため今なら千円くらいで買える電球が1万円ほどで売られていた時代でしたので、そこに目を付け、最初の事業としました。
その後同じ業界の人たちと情報を共有しながら、太陽光を扱う知り合いの社長と協力して、今の商材にシフトしていきました。
‒牧野様が事業を始めてから面白いと感じたことを教えてください。
牧野氏:人脈が広がっていくことですね。私は「本音で自社をPRし、互いに商売(実利)に徹して売上を伸ばす」 ことを第一の目的としている経営者の会「守成クラブ」に所属しているのですが、そこで様々な経営者様とつながっていくことに面白みを感じています。
始めてお会いした方といきなり商談になるという事は少ないですが、社長が自ら商談をしにくるコミュニティなので努力をすれば自ずと仕事になったり、ユニークで優秀な方とコミュニケーションが取れたり、得るものが多い場所です。
守成クラブは現在全国約200カ所、1万8千社以上の会員制社長会ですが、特に食品関係の話は経営者様と関わっていないと得られない情報もあり、インサイトのある話を聞く機会が多く楽しいですね。
先頭に立って環境問題を解決していく会社へ
‒今後の目標について教えてください。
牧野氏:直前の決算で特定建設業の許可を取得するための基準をすべて満たすことができたので、短期的な展望としては特定建設業の許可があるからこそ担当できた案件に注力していきたいと考えています。
具体的には規模の大きい太陽光発電所、いわゆるメガソーラーの建設を行うのですが、その案件を成功させることがまず第一の目標です。
今は太陽光が主軸になっているのですが、長期的には食物残渣で作れるバイオガスに力を入れていきたいと考えています。海外ではバイオガスの生成が進んでいるのですが、国内だとまだほとんど進んでおらず、国の行政の仕組みには組み込まれていません。
日本のエネルギー自給率の問題や持続可能な社会作りの観点から、環境問題は国と民間企業が一体となり取り組まなければならない課題です。この課題に対してアースパワー株式会社が筆頭となって動けたらと考えています。
‒ありがとうございます。最後に読者へのメッセージをお願いいたします。
牧野氏:社長が自ら商談する守成クラブは1 0万社を目指しており、日本を元気にする起爆剤になると感じています。条件が合う方は入会されることをおすすめします。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原