CIRCUS株式会社
坂本 大翔
POSTED | 2019.12.03 Tue |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:人材(採用・派遣) 創立:5〜6年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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AP領域に特化したフォローの手厚い求人広告
ワクワクする気持ちを大切にしながら事業運営中!Topics
今回のインタビューは、アルバイト・パート領域に特化した求人広告の販売代理店を営むCIRCUS株式会社の坂本氏にお話を伺います。無形商材の営業マンとしてスキルを磨き続けてきた坂本氏にこれから目指す目標について熱く語っていただきました。
CIRCUS株式会社 社長 坂本 大翔氏のONLY STORY
【経歴】
1989年 大阪府富田林市出身
2008年 福井県立羽水高等学校卒業
2012年 和歌山大学システム工学部環境システム学科卒業
2012年 総合商社に入社するが1年で退社
2013年~2019年 人材業界で営業を経験
2019年 30歳の節目にCIRCUS株式会社設立
人間の魅力で勝負する仕事
–CIRCUS株式会社の事業内容を教えてください。
坂本氏:求人広告の代理店業務です。その中で飲食業界に特化して営業を行っています。簡単にご説明すると、お店でこんな人材が何人くらいほしいといったお話を伺い、そのニーズに適した求人広告媒体――マイナビ、バイトル、dodaといったサイト――をご提案します。
この求人広告業は代理店ビジネスが主流で、私たちのような会社が活躍するフィールドが広がっています。
–御社の強み・特徴・アピールポイントは何ですか?
坂本氏:営業力です。販売する広告枠はどこの会社が扱っても同じモノです。しかし、販売する人によってその価値は高くも低くもなります。お客様の立場から言うと「誰から買うか」が大事で、この人から買えば、価値あるものを買えたと納得できる――そう思っていただくことが最も大切なんです。
なぜならこの仕事は、1回売ったら終わりではありません。継続的なお付き合いから安定収益につながる「ストックビジネス」です。
–「ストックビジネス」の内容をご解説いただけますか?
坂本氏:たとえば4月に1カ月間、広告を掲載するとします。そこで採用がなかったとしても、私たちの会社、営業マンを気に入ってご信頼頂ければ、次回募集する時にまた選んでくださいます。いかにお客様のご要望にお応えし、繰り返し選ばれるか、いかに長く信頼関係を保ってお付き合いできるかを最重要課題にしています。
成長過程のど真ん中にいる醍醐味
–この会社を立ち上げた動機をお聞かせください。
坂本氏:無形取材を扱うビジネスをやりたかったからです。有形商材、たとえばiPhoneのような商材なら、売る人の魅力・個性といったものは関係なく、売れてしまいます。
それに対して無形商材は営業力がものを言います。営業マンが相手の心を動かせるかどうかが勝負です。私はそこに大きなやりがいを感じるのです。
無形商材の中から求人広告を選んだのは働く人に関わる仕事だからです。多様な仕事・職場があり、そこで多様な人たちが汗を流し、いろいろな思いを持って働くことで社会は成り立っている。そうしたことを肌で感じられるのはすごく面白いです。
–会社を経営する醍醐味は何ですか?
坂本氏:意識の高い少数精鋭のメンバーといっしょに仕事ができることでしょうか。現在、人員増強を図っており、これからさらにひとりひとりの営業力をパワーアップさせていく。より強いチームにしていく――その成長過程のど真ん中にいられることが醍醐味です。
–社員の皆さんは「代表の人柄に魅かれて集まった」とお話していますが、ご自分で長所・人を惹きつける点はどんなところだと思いますか?
坂本氏:ノリと勢いが人より優れているとか、根拠なき自信があるところでしょうか(笑)。特定のモデルがいるわけではありませんが、謙虚な姿勢を保ちつつ、自信に溢れた経営者像というものが自分の中にあるんです。仲間を安心させ元気づかせる野球部のキャプテンのイメージですね。そうした自己イメージを持つことが人間を成長させると思っています。
経験を糧にする
–社員、中でも営業マンにはどんな声を掛けていますか?
坂本氏:シンプルで本質的なことを伝えるよう心がけています。それは「自分の魅力度を上げるには数字を上げよ」です。数字はお客様の信頼度と比例しています。信頼の厚い営業マンは必然的に数字を上げることができます。
なかなか数字が上がらない営業マンには、あえて助け舟を出さず喝を入れます。それで自分の長所を発見し、生かせるようトライ・アンド・エラーを繰り返す――起業する前の6年間、私もそうした環境で営業マンとして育ちました。けっして不可能ではないので、厳しくてもがんばってほしいと思っています。
–そうした過去の経歴と現在とでは、営業手法の違いはありますか?
坂本氏:私が以前の会社で営業していた時は、新規のお客様を獲得するため、ゼロからアプローチしなくてはなりませんでした。飛び込み営業をしまくってがんばって自分のファンを作ってきたんです。一定数のファンを作ることができれば、そこからの紹介でお客様が増え、ルート営業のスタイルが取れます。弊社では私が築いたベース、つまり既存のお客様があり、それを大事にしながら取引を大きく増やしていく。そこが大きな違いです。
ともに人間として成長するために
–今後の目標を教えてください。
坂本氏:先ほどメンバー増強というお話をしましたが、じつは今期中(2022年度5期中)には現在の10人から20人のチーム、つまり2倍の組織に拡大したいと思っています。拡大するには採用と教育が重要です。野球をやってきた人間として例えを言うと、甲子園を目指すチームを作りたい。
甲子園を目指すチームは、ひとりひとりの意識が高く、練習量もハンパありません。それぞれ自分の長所を活かす術を磨き、個人プレーもチームプレーもどちらもできる。私自身も含め、そんな理想的なチームを作っていきたいですね。そして十分成長が確認できたら、みんな独立して自分が率いるチームを新たに作ってほしい。それが私の願いです。
–この仕事を通して現在の社会をどのように変えていきたいとお考えですか?
坂本氏:社名に「CIRCUS」とつけたのは、「ひとりでも多くの人にワクワクを与える」というミッションを持っているからです。私たちは飲食業の求人広告を扱っていますが、飲食店は属人的です。人を基本とした仕事です。「彼(彼女)に会えるからあの店に行こう」という面がかなり強い。近年、AIの普及が人の仕事を奪うといったことが言われますが、どれだけAIが発達しても、この飲食業の属人的という特徴は変わらないと思います。日本が世界に誇る「おもてなし文化」は街の庶民的なお店にも浸透しています。ですから従来の飲食ビジネスは今後も続き、私たちの会社もまだ存分に活躍できると信じています。
–最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
坂本氏:CIRCUS株式会社は、今後3年で10億の売り上げを目指しています。必ずこれを達成します。高みを目指している人、いっしょに働きましょう。そしてお互いにもっともっと成長しましょう。興味を持っていただいたら、いつでも会いに来てください。
執筆=福嶋
校正=竹澤
2022/04/12