株式会社カムラック

賀村 研

障害者の雇用を増やして、ひとりでも多くの納税者に

本業を通じて社会課題の解決に貢献できる
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今回のインタビューは、福岡でITを活用して障害者の就労支援を行っている株式会社カムラックの賀村氏にお話を伺います。就労支援業界において全国でもトップレベルの事業実績を誇る同社の取り組みや、これからのビジョンについて詳しく語っていただきました。

株式会社カムラック 社長 賀村 研氏のONLY STORY

4つの就労支援事業でワンストップサポート


–株式会社カムラックの事業内容をお聞かせください。

賀村氏:カムラックは「障害をお持ちの方をひとりでも多く納税者にすること」をミッションに掲げ、ITを活用した仕事で雇用の場を創出し、いろいろな企業とコラボレーションをしながら障害者の自立を支援する環境づくりを行っております。

具体的には、障害者就労継続支援A型事業所「ComeLuck.Lab」、就労継続支援B型事業所・就労移行支援「ホップ・ステップ・カムラック!」、相談支援の4つの事業を展開しています。

–ITを活用したお仕事とのことですが、障害者の方たちはどのような業務をされているのですか。

賀村氏:ホームページ制作やデータ入力、デザイン、システム開発、アプリケーションの開発、動作確認などですね。

技術を学び、実績や経験を積んでから社会に出て就職できるよう、軽作業な業務から各種プログラム開発までさまざまな業務を行っております。

–同業他社と比べて差別化できるポイントはありますか。

賀村氏:一般的に障害や難病のある方が、雇用契約を結んだ上で一定の支援を受けながら働くことができる就労継続支援A型では、勤務時間が1日4時間程度と短いケースがほとんどです。

一方カムラックの就労継続支援A型では、健常者と同じく週30時間以上勤務し、社会保険への加入や月20万近くのお給料をお出しすることができています。

これは就労支援事業の中でもトップクラスだということで、大臣や政治家をはじめ全国からたくさんの方が視察に来られますね。

–それはすごいですね。

賀村氏:ありがたいことに実績が認められているのも、僕の力ではなく、障害をお持ちの方々やスタッフたちの頑張りに他なりません。

経営者の中には「法定雇用率が定められているから障害者を雇用しなければならない」と思われている方もいますが、障害のある方でも企業の中で毎月何十万、何百万円相当の仕事をしている方たちはたくさんいらっしゃいます。

僕らは「障害者は戦力として社会で活躍できる」ということを多くの経営者に伝えたいですね。

–御社サービスの強みについて教えてください。

賀村氏:就労支援を個別に行っている事業所が多い中、弊社は就労継続支援A型/B型、就労移行支援、相談支援の4つの事業をワンストップで行っている点です。

また、IT事業において健常者と変わらない成果と付加価値を納品することができる点も強みですね。カムラックでは一般的なソフトウェアの開発会社よりも高い技術力を持っていると自負しております。

その他、SDGsに取り組む企業も増えてきている昨今、カムラックとパートナーになることで、本業を通じて社会課題の解決に貢献できる点も強みです。

直接自分たちで福祉施設を運営したり寄附をしなくても、通常のお仕事をご依頼してくだされば障害者雇用の維持になりますし、さらに障害者の新規雇用につながれば、「障害者の方たちの所得を増やす」という僕たちのミッションにもつながります。

–御社サービスを利用されているお客様からの声を教えてください。

賀村氏:リピーターの方がとても多く、品質やコスト面でご満足していただいているのだと思います。

また国からの委託事業なので、販管費(販売費及び一般管理費)の一部は国から補助をいただいております。僕たちは決して安売りはしていないんですが、同じ仕事であれば価格的に強みがあるのも特徴ですね。

ITに特化した就労支援事業のロールモデル


–今の事業を始めたきっかけを教えてください。

賀村氏:長年携わってきたIT業界に貢献するために、ITに特化した就労支援事業のロールモデルを作りたいと思ったからです。

そもそもIT業界は常に人材不足が課題であり、派遣社員ばかりの会社も少なくありません。これまで定年退職されたベテランの方や、結婚や子育てで働きたくても働けない女性たちを対象にマッチングを行ってきましたが、その中で偶然、障害者の就労支援という事業を知ったのです。

–そこから障害者就労継続支援事業を立ち上げるにあたって、どのような想いがあったのでしょうか。

賀村氏:最初は弊社から障害者就労支援A型事業所に対してデータ入力などのお仕事を依頼する側でしたが、そのうちITビジネスに精通した人間が福祉業界にはいないことが分かったんです。

つまり、福祉畑でやってきた方がIT事業所を運営しても単純作業しか受けられないんですね。最初は障害者の方々の生産性に問題があるのだろうかと思っていたのですが、管理者側が「障害者にはできない」と仕事を断っていたようです。

また、障害者を囲い込むばかりで仕事をさせずに国からお金を得るような事業モデルも多くありました。そのような現実を目の当たりにした僕は、この状況を変えなければならないと思い、福岡では初となるITに特化したA型事業所を立ち上げたのです。

持続可能な社会実現を目指して


–短期的な目標を教えてください。

賀村氏:現在の僕たちのサービスは18歳以上が対象なのですが、その前の段階で躓いてしまう障害者の方たちも少なくありません。そこで来年からは、子ども向けの障害者支援プロジェクトも始めます。

親御さんたちと一緒に、子どもの頃から社会に出て働くまでを一気通貫で支援できるサービスを作っていきたいと思います。

–長期的な目標を教えてください。

賀村氏:障害者就労継続支援事業は、商品やサービス、技術があり、しっかりと顧客がいる企業であればどんどん参入して良いと思うんです。そうすれば障害者の方たちの所得が上がり、社会の中で活躍が広がります。

僕たちはフランチャイズではなくパートナーとして、就労支援事業に参入する経営者の仲間たちを増やしていきたいですし、それと同時に障害者の方たちを戦力として雇用してくださる企業と出会い、さまざまな事例を作っていきたいと考えています。

–最後に読者へメッセージをお願いします。

賀村氏:本業を通じて皆様がカムラックと関わってくださることで、社会課題の解決につながり、持続可能な社会が実現できます。ぜひ一緒に取り組んでいきませんか。

執筆=山田
校正=米山

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