最終更新日: 2024.02.13

手紙営業とは、決裁者などに直接手紙を送る営業方法のことです。ボトムアップ式のテレアポやメールでの営業活動よりも成果の高い方法として注目を集めています。しかし「自分の字に自信がない」「手紙を作成する時間がない」と考える企業も多いでしょう。

そんなときの選択肢の一つとして、手紙営業代行会社の活用があります。手紙営業代行会社は、文字や文章のプロが自社に代わって手紙を作成してくれます。リストアップを代行する会社もあり、自社の予算や目的に応じた手紙を作成できるでしょう。

本記事では、手紙営業代行会社を利用したときの費用相場を紹介します。メリットやデメリット、代行会社を選ぶポイントも解説しているので、併せて参考にしてください。

▼営業代行の概要やサービス比較に関する記事はこちら
営業代行おすすめ17社を徹底比較!費用相場やメリット・成功事例についても解説!

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手紙営業を行う目的

手紙営業とは、手紙を活用して行う営業方法のことです。決裁者や管理職に自社の魅力を直接伝えられるため、効率よく商談につなげられます。テレアポは相手の時間を奪うことにもなりますが、手紙営業は開封するタイミングを相手の行動に合わせられ、煩わしさを感じさせることもありません。

手紙営業の目的は新規顧客の開拓と、既存顧客の信頼構築の2つです。手紙営業を活用すべきシーンについて解説します。

営業に活用すべき手紙の種類

営業に活用すべき手紙の種類は、主に以下の3つです。

  • 新規顧客へ送付する手紙
  • 既存顧客に対するお礼の手紙
  • 引き継ぎに関する手紙

それぞれの手紙についての概要を解説します。

新規顧客へ送付する手紙

手紙は企業の決裁者や管理者、役員などに直接届けられるため、自社のアピールを行いやすいのが特徴です。また、読まれずに破棄される可能性も低いため、訴求力のある内容に仕上げればアポイントを獲得できるでしょう。

ただし、いきなり商談に持ち込む内容にするのではなく、自社に関する詳細を認識してもらえるようにアピールする必要があります。そのため、企業のプロフィールや商品、サービスの紹介などを行います。

既存顧客に対するお礼の手紙

既存顧客に対してお礼を伝えたいときにも、手紙の活用が効果的です。例えば商談を行った後やセミナーに参加してもらった後、問合せをもらった後などに送付するといいでしょう。

何らかのアクションをもらったときにお礼の手紙を送付しておけば、相手から好印象を得られるため、アップセルにつなげやすくなります。自社の商材を追加で導入してもらえたり、別の部署を紹介してもらえたりする可能性が高まります。

引き継ぎに関する手紙

退職や異動に伴って担当者に変更があった場合は、既存の顧客に対して引き継ぎの手紙を送付します。今までの感謝の気持ちや、新しい担当者からのメッセージなどを添えておくことで、今後も良い関係を築けるでしょう。

手紙営業代行とは

手紙営業代行とは、営業で使用する手紙を代わりに作成してくれるサービスのことです。手紙での営業に注目が集まっているものの「字がきれいに書けない」「うまい文章が思いつかない」と思う人もいるでしょう。手紙営業代行を活用すれば、手書きの良さを活かしつつ質の高い手紙を作成できます。

手紙営業代行を利用する際の費用

手紙営業代行を利用する際の費用は、代行会社によって大きく異なります。労働時間が決まっており月額で請求したり、発送枚数によって請求額が変わったりする代行会社もあります。また、手紙営業代行の料金は、手紙かハガキかによっても違いがあります。さらに、手書きか印刷か、宛名のみ手書きなのか本文まで手書きなのかでも料金は大きく変わります。利用する際には、相見積もりをとって比較検討すべきです。

手紙営業を行う際は、手紙とハガキの使い分けも重要です。面識のある相手であれば暑中見舞いや年賀状などを送付することで、自社のアピールを行えます。しかし面識のない相手に文面が丸見えのハガキを送付すると、マナーの低い営業担当者だと認識される恐れがあるため、手紙を選択するのがいいでしょう。

あらかじめ依頼したい手紙の枚数が決まっている場合、発送枚数によって金額が変わる代行会社を選ぶことで費用がわかりやすくなるでしょう。そのため、利用を検討している場合は、事前に費用や条件を確認しておくことが重要です。また、サービスによっては初期費用がかかる点にも注意しましょう。

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手紙営業代行を利用するメリット

手紙営業代行を利用するメリットは、主に以下の3つです。

  • 手紙の作成にかかる時間を削減できる
  • きれいな字で手紙を送付できる
  • 送付先の選定やフォローコールの代行もできる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

1.手紙の作成にかかる時間を削減できる

手紙営業代行を活用すれば、手紙の作成にかかる時間を削減できます。手書の手紙は気持ちがこもり相手に熱が伝わりやすいものの、作成に時間がかかる点がデメリットです。

しかし 、手紙営業代行を活用すれば、他の業務をしている間に手紙を作成してもらえます。リソースのない企業も手書きの手紙を送付できます。

2.きれいな字で手紙を送付できる

手紙営業代行を利用すると、きれいな字で手紙を送付できます。普段パソコンやスマートフォンを使って字を書くことが多いビジネスマンの中には、自分が書く字に自信のない人もいるでしょう。

しかし、手紙営業代行を利用すれば、まるで印刷したかのように美しい字で手紙を作成できます。手紙の温かさも感じられるため、心のこもった味わいのある手紙を送付したい人におすすめです。 

3.送付先の選定やフォローコールの代行もできる

無暗に手紙を送って放置するだけでは成果は上がりません。サービスを導入する確度の高い送付先を選定し、手紙を送った後にフォローコールすることが重要です。

手紙営業の代行を行う会社の中には、送付先の選定やフォローコールのサービスを提供していることがあります。ただし、それだけ外注する費用は高くなります。手紙だけを外注したいのか、トータルで請け負ってほしいのかを明確にすることが重要です。

手紙営業代行を利用するデメリット

手紙営業代行を利用するデメリットは、主に以下の2つです。

  • 手紙が届くまでに時間がかかる
  • 情報漏洩のリスクがある

それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

1.手紙が届くまでに時間がかかる

手紙営業代行を利用すると、送付までに時間がかかります。メールやテレアポであれば、比較的早い段階でコンタクトを取れるでしょう。しかし手紙は、代行業者が手紙を用意する時間が必要なうえ、ポストに投函してから数日後に届くため、早く反応がほしいときには不向きな営業手法です。特にすぐに伝えたい内容がある場合は、電話やメールを活用するのがおすすめです。 

2.情報漏洩のリスクがある

手紙営業代行を利用するときは、情報漏洩のリスクがあることも考慮すべきです。手紙を書いてもらう際に、相手の住所や名前など取引先の情報を伝えなければいけません。 外部に漏れてはいけない情報を取り扱う可能性もあるでしょう。

そのため、依頼するときは信頼性の高い会社であるかどうかを確認しておくことが大切です。 例えば、以下のような項目を確認しておくといいでしょう。

  • 法人として経営しているか
  • ホームページは用意されているか
  • 本社はどこにあるのか
  • 電話番号は記載されているか
  • 良い口コミはあるか

少なくとも上記の項目を確認しておくと、安心して依頼できるでしょう。 セキュリティ対策が万全の会社に依頼することで、安心して取引が行えます。

手紙営業代行会社を選ぶ際のポイント

手紙営業代行会社を選ぶ際のポイントは、以下の2つです。

  • サービス内容
  • サポート体制

それぞれのポイントについて具体的に解説します。

1.サービス内容

手紙営業代行会社は、会社によってさまざまなサービスを提供しています。サービス内容は大きく分けると以下の4つに分類されます。 

  • 手紙の送付先を選定する
  • 手紙の代筆・代理発送をする
  • 手紙の開封率をアップさせる
  • 商談の獲得率をアップさせる

それぞれのサービス内容について詳しく確認したうえで、自社にあった会社を選んでください。

手紙の送付先を選定する

1つ目は、手紙の送付先を選定するサービスです。どれだけ素晴らしい内容の手紙を作成したとしても、自社に合った相手に送付しなければ効果は出ません。そのため、手紙の送付先を選定するサービスを活用すれば、自社の商品やサービスを必要としている企業に効率よくアプローチできます。

リストを作成する会社は、営業アシスタントを行った経験者を採用しているケースが多く、リストの精度は高いとされています。決裁者に直接アプローチするためには、誰がキーマンなのかを事前に把握しておく必要があります。営業活動の勘所を抑えている会社は成果面で違いが生じます。

特に自社内でアプローチリストを作成するノウハウがない場合やデータベースの新規導入・乗り換えなどを検討している企業に役立つサービスです。

手紙の代筆・代理発送をする

2つ目は、手紙の代筆・代理発送をするサービスです。このサービスは手紙営業代行の基本ともいえますが、内容は会社によってさまざまです。

代筆方法は、主に以下の3種類があります。

  • 宛名印刷・本文印刷
  • 宛名手書き・本文印刷
  • 宛名手書き・本文手書き

すべてを印刷にすると費用を抑えられるものの、差別化が難しくなります。すべてを手書きにすると気持ちのこもった手紙を作成できる一方、作成には時間やリソースが必要になります。そのため、予算や発送までの時間を考慮して代筆方法を選ぶべきです。

なお、 発送までの時間は手紙営業代行会社によって異なります。手紙を発送したい時期が決まっている場合は、事前に確認しておくことが大切です。

手紙の開封率をアップさせる

3つ目は、手紙の開封率をアップさせるサービスです。 決裁者に直接手紙を送付したとしても、すべてに目を通すわけではありません。決裁者の元には毎日大量の手紙やDMが届くため、不要と判断されれば開封前に処分されてしまいます。

そのため多くの手紙営業代行会社では、手紙の開封率をアップさせる施策を行っています。例えば、以下のような施策です。

  • 宛名書きを手書きにする
  • 封筒や切手にこだわる
  • 送付後にフォローコールを行う

目に留まるような手紙を作成すれば開封率をアップさせられるため、費用対効果が高くなります。細部にまで気を配った手紙を送付すると、相手からの印象も良くなるでしょう。

フォローコールも重要です。適切なタイミングで電話で手紙の開封確認を行えば、手紙に気付かずに破棄されてしまうことを防ぎやすくなります。

商談の獲得率をアップさせる

4つ目は、商談の獲得率をアップさせるサービスです。どんなに手の込んだ手紙を作成しても、相手に意図が伝わらなければ商談を検討してもらえません。

例えば、フォントや行間が詰まっていて読みにくい手紙であれば、最後まで目を通してもらえないでしょう。また、自社の商品やサービスを導入するメリットがわかりにくいと、商談しようとは思いません。

そのため、手紙営業代行会社では読みやすい文面になるようにレイアウトを考えたり、自社の魅力が伝わるような文面を作成したりするサービスを利用するのがおすすめです。手紙は、開封してもらった後の文章でどれだけ多くの魅力を伝えて、興味関心を高められるかが重要です。

手紙の代筆を外注するだけだと、DMと大差ない文章になることが少なくありません。サービスや会社に対する理解を深めたうえで文章の作成を依頼すると、魅力的な内容にできます。

2.サポート体制

手紙営業代行会社によって、サポート体制は異なります。大きく分けると、すべてをサポートしてくれる会社と、一部のみをサポートしてくれる会社の2種類あります。

すべてをサポートしてくれる会社は、手紙営業に必要なすべてのサービスを提供しています。そのため、初めて手紙営業を行う会社やリソースが足りない会社でも安心して手紙営業を始められるでしょう。

一部のみをサポートしてくれる会社は、手紙営業に必要なサービスの一部を代行してくれます。手紙の作成などの一部のサポートしか受けられないため比較的安い料金で依頼できるのが特徴です。 ただし、すべての業務を依頼できないため、社内でもリソースを確保しておかなければいけません。

手紙営業代行会社の利用を考えている場合は、予算や自社のリソースを考えてサポート内容を選ぶといいでしょう。

手紙営業にかかる費用をチェックしよう

手紙営業とは、手紙を活用した営業方法のことです。メールが普及した現代において、手紙で自社の魅力をアピールすれば差別化にもつながります。自社内での手紙営業が難しい場合は、代行会社の利用もおすすめです。費用はかかるものの、手間を省きながら心のこもった手紙を作成できます。

(本文執筆・編集:オンリーストーリー編集部)

弊社の直近3年で約10億円、btobの投資をしてきました。また、弊社自体が営業代行会社として、多くの会社様の案件を受けてきました。その中で、再現性のある営業手法がないという話や、1社だけで満足できる営業支援の会社はなかなか見つからないという声を多く聞いています。本記事や、10億円のまとめを記載したホワイトペーパーを用意していますので、少しでも皆様の営業の一助になりましたら幸いです。

コメント:代表平野

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