近年、ビジネスマッチングに注目している中小企業が増えています。中小企業は大手企業のような影響力を持っていないことから、ビジネスマッチングを利用し、新たな取引先や協力し合える企業を見つけることにより、自社の成長を促せます。しかし、どのようなビジネスマッチングを利用すればいいかわからない企業も多いでしょう。
そこで本記事では、中小企業におすすめのビジネスマッチングサービスを紹介します。ビジネスマッチングを活用するメリットや注意点なども解説していますので、併せて参考にしてください。
近年、ビジネスマッチングに注目している中小企業が増えています。中小企業は大手企業のような影響力を持っていないことから、ビジネスマッチングを利用し、新たな取引先や協力し合える企業を見つけることにより、自社の成長を促せます。しかし、どのようなビジネスマッチングを利用すればいいかわからない企業も多いでしょう。
そこで本記事では、中小企業におすすめのビジネスマッチングサービスを紹介します。ビジネスマッチングを活用するメリットや注意点なども解説していますので、併せて参考にしてください。
ビジネスマッチングとは、ニーズの一致する企業同士をつなぐことです。
ここではビジネスマッチングの役割や種類を解説します。近年、中小企業から注目を集めている理由も併せて参考にしてください。
ビジネスマッチングの目的は、販路の拡大や新規顧客の開拓が主になります。例えば、自社の商品やサービスを販売していきたいものの、売る場所がない企業があります。反対に、物を売る場所があっても、商品やサービス自体を持っていない企業も存在するのです。そこで両者がビジネスマッチングすると、双方のやりたいことが実現できます。
ビジネスマッチングは、どちらか一方のみが利益を得られる仕組みではありません。仕事を依頼したい企業と引き受けたい企業が出会うことによって、Win-Winの関係を構築できます。
ビジネスマッチングの種類は、主に以下の通りです。
交流イベントは、主に展示会や商談会などに参加することによって企業と出会える仕組みです。業種を超えて出会えるため、今まで縁のなかった企業と商談できる可能性があります。お互いのニーズがマッチすれば、その場で商談に進むこともあるでしょう。
ただし、交流イベントは対面型であるため開催日や場所が決まっていたり、人数制限があり出会える企業に限界があったりします。そのため、費用対効果が必ずしも高いとは言い切れません。
一方、ビジネスマッチングサイトでは、インターネット上で企業同士が出会えます。交流イベントとは対照的に、出会える日や場所が限定されていないため、企業を見つけたいと思ったタイミングで利用できます。出会える業種の企業も幅広いため、自社のニーズにマッチする企業を見つけられるでしょう。
近年、ビジネスマッチングは中小企業からの注目を集めています。なぜなら、中小企業は大手企業のように事業を拡大するのは難しいからです。例えば、新規事業を展開するために新しく部署を立ち上げたいと思っても、なかなか人が集まらない中小企業は多いでしょう。新しい技術を取り入れたくても、リソースを確保できずに諦めてしまうことも少なくありません。
そこで、ビジネスマッチングを活用することにより、外部とのつながりが生まれ、自社に足りないものを補いながら事業を展開できます。中小企業にとってビジネスマッチングは、事業を成長させていく上で欠かせない存在だといえるでしょう。
中小企業がビジネスマッチングを活用するメリットは、主に以下の6つです。
それぞれのメリットを解説します。
中小企業がビジネスマッチングを利用すると取引先企業を確保できるため、売上が安定しやすくなります。
取引している企業が1社の場合、その契約が無効になれば売上がなくなります。いつ契約を切られるかわからず、不安を抱える企業もあるでしょう。
しかし、中小企業がビジネスマッチングを利用して多くの企業との出会いが生まれれば、1つの企業との契約が解消されたときのリスクを分散できます。大手企業との出会いがあれば、まとまった契約も生まれるかもしれません。複数の契約を結ぶことにより、安定した売上を生み出しやすくなります。
ビジネスマッチングを利用すると、自社に足りないリソースを確保しやすくなります。例えば、営業を他社に依頼すれば、空いた時間と人材を他の業務に割り当てられます。また、プロに任せることにより、効率よく成果を生み出せるでしょう。自社社員がコア事業に注力できるため、事業の拡大も行いやすくなります。
中小企業の多くは、人材不足で悩んでいます。大手企業ほどの知名度もなく、求人を出してもなかなか人が集まらないと嘆く企業も少なくありません。特に、優秀な人材を見つけるのは難しいでしょう。ビジネスマッチングはこのような中小企業の問題を解決する手段でもあります。
ビジネスマッチングを活用すると、稼働率の平均化も目指せます。中小企業の中には、繁忙期と閑散期の差が激しいところがあります。例えば、夏場は忙しいものの、冬場は暇で時間に余裕がある企業もあるでしょう。
そこで、ビジネスマッチングを通して新規事業を展開したり、設備やスキルを提供したりすると稼働率をアップできます。例え同業種でなかったとしても設備を有効活用できたり、持っているスキルを活かせたりすれば、自社にとってプラスとなるでしょう。安定した稼働率を維持できると、利益も確保しやすくなります。
中小企業がビジネスマッチングを使うと、自社のアピールにつながります。例えば、展示会や商談会といった交流イベントに参加すれば、自社の商品やサービスの魅力を存分に宣伝できます。今まで交流のなかった企業であっても、自社の魅力に気付いてもらえれば商談につながる可能性もあるでしょう。
また、さまざまな企業と出会えるビジネスマッチングツールを利用して、大手企業や有名企業と協業できれば、相手のブランド力を活用できます。実績としてアピールすると、更なる事業を展開できる場合もあるでしょう。相手のブランド力で他社からの信頼も得やすくなるため、今後の事業にも大きな影響を与えます。
ビジネスマッチングでさまざまな企業と縁を結ぶと、今まで自社になかったノウハウを吸収しやすくなります。例えば、自社にはないスキルを相手の企業が持っている場合や、苦手とする分野を相手の企業がカバーしてくれる場合があるでしょう。
他社の仕事を間近で観察できるため、新たなるノウハウを獲得できるチャンスが生まれます。企業同士が協力し合うことにより、更に事業拡大の可能性もアップします。
中小企業がビジネスマッチングを活用すると、見込み客(リード)を獲得しやすくなるのもメリットです。
商品やサービスを売りたい場合、テレアポや飛び込み営業などを行って地道に新規顧客を開拓していく企業が多いでしょう。こういった営業方法は、さまざまな角度からアプローチを行っていくため、リードを獲得するまでに時間がかかります。
しかし、ビジネスマッチングであれば、自社のニーズを満たしてくれる企業を効率よく探せるため、地道に営業活動するよりも効率的にリードを獲得できます。また、相手企業のニーズも顕在化しているため、自社の魅力も発信しやすいです。営業活動する手間や時間を削減でき、リソースを確保することにもつながるでしょう。
ここからは、中小企業におすすめのビジネスマッチングを紹介します。サービスを利用する際の参考にしてください。
サービス名 | 特徴 | 料金 |
1.チラCEO | 決裁者同士がつながれる | 月額定額制 |
2.比較ビズ | 10万社以上の実績を持つ | 月額15,180円 |
3.EMEAO! | コンシェルジュが希望に合った企業を紹介してくれる | 無料 |
4.Linkers | ものづくり業界に特化している | 無料 |
5.Bizloopサーチ | 商品やサービスを無料でPRできる | 無料 |
6.発注ナビ | システム開発やWeb制作案件に特化している | 無料(掲載社は広告費がかかる) |
7.アイミツ | 受発注データ17万件保有している | 無料 |
8.J-GoodTech | 公的機関が運営している | 無料 |
9.ビジネスチャンス・ナビ | 東京都と都内の支援機構が運営している | 無料 |
10.Web幹事 | Web制作に特化している | 無料 |
11.中小企業庁 | 中小企業をさまざまな角度からサポートしてくれる | 無料 |
特徴 | 決裁者同士がつながれる |
利用料金 | 月額定額制 |
運営会社 | 株式会社オンリーストーリー |
URL | https://onlystory.co.jp/ |
チラCEOは、決裁者同士がつながる経営・営業支援のプラットフォームです。会いたい決裁者を見つけたらメッセージで思いを伝えたり、直接プレゼンできるイベントに参加できたりします。決裁者と直接つながりを持てるため、自社の魅力を存分に伝えることが可能です。
チラCEOでは、経理や事業推進の中で生じるあらゆる課題に伴走してくれます。そのため、自社が抱く理想を実現するための出会いを提供してくれるでしょう。登録者数は6,000人を超えており、普段出会えない企業と巡り合えるチャンスが待っています。
特徴 | 10万社以上の実績を持つ |
利用料金 | 月額15,180円(掲載企業のみ) |
運営会社 | 株式会社ワンズマインド |
URL | https://www.biz.ne.jp/ |
比較ビズは、自社の希望条件にマッチした企業を一括で見積もりを行えるサービスです。気になる企業に1社ずつ問合せる必要がないため、効率よく営業を行えます。掲載企業にのみ費用が発生する仕組みであるため、企業を探したい場合はコストをかけることなく利用できます。
比較ビズは、仕事の依頼や見積もりに関して充実したサポート体制を構築しています。例えば、企業の提案を断りたいけど連絡しにくい場合があれば、サポート担当が代わりに対応してくれます。サービスの利用に関してもすぐに担当者に相談できるため、安心して利用できます。
特徴 | コンシェルジュが希望に合った企業を紹介してくれる |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社eclore |
URL | https://emeao.jp/ |
EMEAO!は、自社が求める条件や要望にぴったりと合った専門業者を紹介してくれるサービスです。コンシェルジュと2分ほど話すだけで、自社に合った企業を見つけてくれます。そのため、自社のニーズを満たす企業を探す手間やコストを大幅に削減できるでしょう。
EMEAO!に登録している企業は、第三者機関の審査を通過した優良企業のみです。登録した後も案件の調査や評判のリサーチ、クレームの有無などを検証しており、安心して取引できる企業のみを紹介してくれます。そのため、初めてビジネスマッチングを利用する企業であっても不安を抱える心配はありません。
特徴 | ものづくり業界に特化している |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | リンカーズ株式会社 |
URL | https://corp.linkers.net/ |
Linkersは、産業コーディネーターによる目利きと高精度な探索システムがあるサービスです。各業界に精通した産業コーディネーターが自社に合った企業を選定してくれます。また、詳細な条件を設定して企業を検索できるため、求めるクライアントを見つけやすいのが特徴です。
Linkersではマッチング率にこだわっており、約2カ月で希望の企業とマッチすることも可能です。相談内容を整理して案件シートを作成し、その内容と候補者のリストアップを元にヒアリングを行っています。有力候補が見つかれば、すぐに面談の相談も受け付けており、素早く取引先を見つけたい場合におすすめです。
特徴 | 商品やサービスを無料でPRできる |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社トリイティ |
URL | https://www.bizloop.jp/ |
Bizloopサーチは、自社が抱える商品やサービスを無料で掲載できるサービスです。個人宛はもちろん、企業向けに自社の商品やサービスを紹介できるため、ビジネスパートナーを探すことが可能です。
タイトルと商品説明の概要を入力するだけで、SEO対策が施されたPRページを自動で生成でき、アクセスを集めやすくなっています。店舗や施設の外観、内装、商品などを掲載できる画像ギャラリー機能も搭載されており、視覚的な魅力もアピールすることが可能です。
Bizloopサーチでは、商品やサービスの情報を見たお客様から直接問合せをもらうことも可能です。サービスは300種類以上のカテゴリーに分類されており、自社に合う企業から連絡をもらいやすくなっています。地域検索にも対応しているため、地元の企業に商材をアピールできるでしょう。
特徴 | システム開発やWeb制作案件に特化している |
利用料金 | 無料(掲載社は広告費がかかる) |
運営会社 | 発注ナビ株式会社 |
URL | https://hnavi.co.jp/ |
発注ナビは、システム開発に特化したビジネスマッチングサービスです。IT分野を専門にしていることから、細かな要望を理解してもらいやすくなっています。また、専門のコンシェルジュがしっかりとヒアリングを行ってくれるため、ITの知識がなくても依頼しやすいでしょう。
発注ナビは最短1営業日で紹介してくれるため、すぐに取引先を見つけたい企業も安心して利用できます。ヒアリングの結果を元に厳選した企業を平均4~5社ほど紹介してくれるため、自社に合ったパートナーを見つけやすいでしょう。
特徴 | 受発注データ17万件保有している |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社ユニラボ |
URL | https://imitsu.jp/ |
アイミツは、業務の発注先を最短翌日までに探せるサービスです。カテゴリーやワードを指定して検索すれば、候補となる企業がリストアップされるため、企業を探す手間や時間をカットできます。毎月3,000件以上の取引に携わっており、豊富な実績も安心できる要因となるでしょう。
アイミツでは1社につき1人のサポーターがついており、アポイントから受注までの間サポートしてくれます。うまくいっている企業はどのように案件を獲得しているのかなどを共有してくれるため、効率よく成果を出せます。そのため、営業に不安を感じている企業も利用しやすいでしょう。
特徴 | 公的機関が運営している |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 |
URL | https://jgoodtech.smrj.go.jp/pub/ja/ |
J-GoodTechは、中小企業と国内外の企業を結びつけるビジネスマッチングです。公的機関が運営しているため、初めてビジネスマッチングを利用する企業も安心できます。J-GoodTechには日本のみならず海外の企業も登録しているため、これから海外とのつながりを作りたい企業におすすめです。
J-GoodTechでは幅広い業種の企業が登録しているため、多種多様なビジネスパートナーを見つけられます。また、中小機構のアドバイザーが自社に合う企業を選定してアポイントを取ってくれるため、スムーズに商談を行えます。大手企業も登録していることから、これから事業を大きく拡大していきたい中小企業にもおすすめです。
特徴 | 東京都と都内の支援機構が運営している |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | ビジネスチャンス・ナビ支援事務局 |
URL | https://service.chancenavi.jp/ |
ビジネスチャンス・ナビは4万件の企業が登録しており、3,000件以上のマッチング実績を誇るサービスです。東京都が運営しているものの、全国の民間企業が利用できます。サイトに依頼を掲載し、アプローチされるのを待つ仕組みであるため、営業コストを削減できます。
ビジネスチャンス・ナビには、中小企業診断士やコンサルタントを中心にさまざまな分野の専門家が集まっています。そのため、自社のニーズを満たす企業を見つけるだけではなく、企業が抱える課題も一緒に解決できます。マッチング・アドバイザーが伴走しながら支援を行ってくれるため、悩みを解決していきたい企業にもおすすめです。
特徴 | Web制作に特化している |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社ユーティル |
URL | https://web-kanji.com/ |
Web幹事は、ホームページ制作の相談や依頼ができるビジネスマッチングサービスです。専門のコンサルタントが要件を丁寧にヒアリングしてから企業を見つけてくれるため、自社のニーズに合った相手と出会いやすいでしょう。日本中の制作会社の情報を集めたデータベースを保有しており、さまざまな切り口で企業を見つけてくれます。
Web幹事はWeb制作に特化していることから、ホームページ作りの知識がない、専門用語がわからないといった企業でも相談しやすいのが特徴です。Web制作のプロが丁寧にサポートしながら、自社の希望に沿った企業を紹介してくれます。そのため、初めてホームページを作成する企業も安心して任せられるでしょう。
特徴 | 中小企業をさまざまな角度からサポートしてくれる |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 中小企業庁 |
URL | https://www.chusho.meti.go.jp/ |
中小企業庁では、すでに事業を開始している中小企業や、これから事業を展開しようとしている方を多角的にサポートしています。経営課題や資金繰りの見つけ方など様々な内容の相談ができます。企業と直接マッチングすることはできませんが、取引先の見つけ方を相談することが可能です。
中小企業庁は経済産業省が管轄しており、国が運営していることから初めてサポートを依頼する中小企業も安心して利用できます。経営のサポートだけではなく、金融や財務、商業・地域に関する事柄もサポートしてくれるため、さまざまな不安を抱える中小企業でも利用しやすいです。
中小企業がビジネスマッチングを活用する際の注意点は、主に以下の通りです。
それぞれの注意点を詳しく解説します。
ビジネスマッチングを利用したからといって、必ずしも取引先が見つかるとは限りません。例えば、自社のニーズを満たす企業が見つかったとしても、相手の求める条件をクリアできない場合もあります。どちらか一方のみが利益を得る関係ではなく、双方にとってメリットとなる関係を構築していくのがビジネスマッチングだと理解しておきましょう。
しかし、たとえ取引先が見つからなかったとしても、さまざまな企業と接点を持てることは自社にとってプラスとなるはずです。
ビジネスマッチングを利用しても、すぐに成果を得られません。通常、事業を展開していく中で成果を生み出そうとすると、多くの時間を投資する必要があります。
これは、ビジネスマッチングにも言えることで、協力関係を築ける企業が見つかったとしても、成果を得るためには時間を有します。商談のための日程を調整したり、お互いの条件を確認し合ったりと、さまざまな工数を経た上で成果が生まれるからです。
そのため、ビジネスマッチングを利用しても、成果を生み出すまでには一定の時間は必要であることを肝に銘じておくといいでしょう。
ビジネスマッチングツールを導入する際には、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
ビジネスマッチングを利用する際は、サービス内容や得意分野を確認しておきましょう。ビジネスマッチングは企業と企業が出会える場ではあるものの、サービスによって内容や得意とする分野に違いが見られます。例えば、IT系に強みを持つサービスもあれば、製造やものづくりに強いサービスも存在します。反対に、IT系やものづくりの実績がないサービスもあるでしょう。
そのため、ビジネスマッチングを利用するときは自社の利用目的を明確にしておき、その目的を達成できるサービスを選ぶ必要があります。あらかじめサービス内容や得意分野を確認しておくことにより、効率よく自社のニーズを満たせるサービスに出会えます。
ビジネスマッチングを利用するときは、料金形態を確認しておきましょう。主な料金形態は以下の通りです。
それぞれの料金形態について解説します。
月額掲載型とは、ビジネスマッチングサービスに商品やサービスを掲載する際にかかる費用を毎月支払う仕組みのことです。月額の料金はビジネスマッチングサービスによって異なるものの、1~10万円が目安とされています。
月額掲載型のビジネスマッチングサービスは、実績や経験が豊富である場合が多く、効率的に他社との接点を持ちやすいのが魅力です。しかし、取引先が見つからなくても月額費用が発生する点には、注意しなければいけません。
成果報酬型とは、取引先と契約が決まった際に手数料を支払う仕組みのことです。手数料の相場は契約した金額の5~20%ほどとされているものの、ビジネスマッチングサービスによっては相場より高い手数料を設定している場合があります。契約が決まってから費用が発生するためリスクが低いサービスだと安易に考えず、費用対効果を考慮してから選ぶことが大切です。
リード課金型とは、見込み客(リード)を獲得した際に費用が発生する仕組みのことです。一般的な相場は1リード5,000~20,000円ほどとなっており、獲得したリード数に応じて請求されます。
一般的にリード課金型は、ビジネスマッチングサービスに掲載するだけでは費用は発生しません。しかし、利用するサービスによってリード課金の定義が異なるため、導入する前に確認しておく必要があります。リード課金の着地点を確認しておき、費用対効果を計算して利用の可否を決めてください。
ここでは、ビジネスマッチングについてよくある質問をまとめてみました。中小企業がビジネスマッチングを活用する際の参考にしてください。
A.ビジネスマッチングは「企業をつなぐサービス」、M&Aは「企業の合併・買収」です。
ビジネスマッチングとは、企業と企業が出会える場のことです。お互いが抱える問題を解決し合い、Win-Winの関係を構築していきます。一方、M&Aは2つの会社が合併したり、提携したりすることです。助け合いながら一緒に事業を行う関係のことを指します。
A.まずサービスに登録してから、ニーズに合う企業を探します。
ビジネスマッチングを利用する際の具体的な流れは、以下の通りです。
A.中小企業でも大手企業とマッチングすることは可能です。
例えば、記事内で紹介したチラCEOでは大手企業へのプレゼン会を開催しており、気になる企業とつながれます。プレゼンを通じて自社の魅力が伝われば、大手企業とマッチングできる可能性があります。
そのため、大手企業とマッチングしたい場合に、ビジネスマッチングの利用は有効です。
ビジネスマッチングは、企業と企業が出会える場です。中小企業が利用することにより、以下のようなメリットを得られます。
中小企業は自社内で行える事業に限界があるため、他社とつながりを持つことは事業を発展させていく上で重要なポイントです。自社にとって足りない部分を補うことにより、より多くの利益を生み出せるでしょう。お互いのニーズを満たしながら成長していける企業と出会えれば、自社の成長も期待できます。
チラCEOは、決裁者同士でつながれるプラットフォームです。会いたい決裁者を見つけたらメッセージを送信することができ、気になる企業と交流できます。中小企業だけではなく、大手企業とのつながりも生まれるため、ビジネスパートナーを見つけるのにも役立ちます。決裁者と直接交流を持ち、企業を発展させたい企業はぜひご活用ください。