最終更新日: 2026.09.29
営業代行サービスを徹底比較:選定基準と活用ポイント

営業代行サービスを比較するための選定基準を整理しました。契約型・派遣型・アウトソーシング型という種類ごとの特徴に加え、実績や料金体系、サポート体制の見極め方、BtoBとBtoCそれぞれの活用ポイントまでまとめています。

監修:平野 哲也(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)

営業代行はサービスごとに形態も費用も異なり、選定基準の整理が欠かせません。

種類別の特徴と比較ポイント、業界別の活用の考え方をまとめました。

この記事の要約

  • 営業代行には契約型、派遣型、アウトソーシング型があり、目的に応じた使い分けが必要です。
  • 比較では営業対象と実績、料金体系と費用効率、サポート体制と契約条件を確認します。
  • 自社のニーズを明確にしたうえで複数社を比較し、長期的な関係を築ける相手を選びます。

営業代行の選定が重要な理由

営業代行サービスの選定は、企業の売上向上と営業効率化に直結します。

適切な営業代行会社を選べば、短期間で営業成果を上げられます。

一方、不適切な選定は、期待した成果が得られないばかりか、企業のブランドイメージ低下につながる可能性があります。

営業代行会社の選定には、自社のニーズ把握、複数社比較、サービス内容の精査が不可欠なのです。

営業代行サービスの現状と需要

営業代行サービスは、営業人員の不足を補うための重要な手段として、多くの企業で活用されています。

特に、中小企業やスタートアップ企業では、営業人材の確保が経営課題であり、営業代行サービスへの依存度が高まっています。

営業代行会社の数は増加傾向にあり、業界も多様化しています。

BtoB営業に特化した企業、BtoC営業を得意とする企業、特定の業界に精通した企業など、各社の特徴は大きく異なります。

このような状況の中で、自社のニーズに合致した営業代行会社を見つけることが、営業活動の成功を左右する重要な要素なのです。

オンリーストーリーの事例▼

出版支援を手がけるある企業では、複数の営業代行会社に依頼したものの、6か月間で成約がゼロに終わっていました。

アポイントは取れても、費用感を説明した段階で相手の購買意欲が下がってしまうことが課題でした。

そこで決裁者マッチング支援に切り替えたところ、紹介される決裁者の多くが最初から出版に興味を持っている状態になりました。

その結果、導入から10か月で5件を成約し、累計2,000万円の売上を達成しています。

導入事例▶ 営業代行で成約ゼロだった状態から売上2,000万円を達成した事例はこちら

適切な営業代行選定による効果

適切な営業代行会社を選定すると、複数のメリットが期待できます。

第一は営業効率の向上です。

営業代行会社は営業活動に特化した組織であり、高い営業スキルを持つ人材を配置するため、短期間での営業成果向上が実現します。

第二は人材確保コストの削減です。

新規営業人材を採用し、育成することは多くの時間と費用がかかります。

営業代行を活用すれば、採用・育成コストを削減しながら、必要な営業人材を確保できるのです。

第三は営業データと知見の獲得です。

営業代行会社は複数企業と取引するため、業界トレンド、営業手法、顧客ニーズに関する貴重な情報を提供でき、自社の営業戦略改善に活用できます。

営業代行サービスの主な種類と特徴

営業代行サービスは、その形態により複数に分類されます。

各形態には異なるメリット、デメリット、適用範囲があり、自社の事業内容と営業課題に応じて選択する必要があります。

契約型営業代行

契約型営業代行は、営業代行会社と成果報酬型の契約を結ぶ形態です。

営業代行会社が新規顧客開拓から提案、クロージングまで一貫して担当し、成約件数や売上に応じた手数料を支払う仕組みです。

この形態の最大のメリットは、初期費用が少なく、成果に応じた費用負担となることです。

営業代行会社のモチベーションが高く、短期間での営業成果が期待できます。

一方、支払う手数料が相対的に高くなることと、営業代行会社が自社製品・サービスの特性を十分に理解するまでに時間がかかる可能性がある点が注意すべき点です。

契約型営業代行は、営業成果を重視し、初期投資を最小化したい企業に適した形態といえます。

派遣型営業代行

派遣型営業代行は、営業代行会社から営業人材を派遣してもらう形態です。

派遣された営業人員は、クライアント企業の営業チームの一部として機能し、自社製品・サービスの営業を行います。

この形態のメリットは、派遣人材が自社の営業プロセスや製品知識を習得するため、営業活動が効率的に機能することです。

また、必要な期間だけ人員を確保できるため、雇用リスクがなく、柔軟な人員調整が可能です。

デメリットとしては、派遣費用が継続的に発生することと、派遣人材の質にばらつきがある可能性が挙げられます。

派遣型営業代行は、中期的な営業人員不足を補いたい企業や、営業チーム内の人員配置の柔軟性を重視する企業に適しているのです。

アウトソーシング型営業代行

アウトソーシング型営業代行は、営業活動の一部または全部をアウトソーシングする形態です。

テレマーケティング、リード生成、提案資料作成など、営業プロセスの特定フェーズを専門企業に委託することで、自社の営業効率を高めます。

この形態のメリットは、自社営業チームが顧客ニーズの把握に集中でき、成約確度の高い見込み客に営業活動を集中できることです。

費用は委託内容に応じた月額固定費や従量課金となることが多いのです。

デメリットとしては、自社とアウトソーシング先の連携不足が生じやすい点が挙げられます。

アウトソーシング型は、営業活動の前工程や定型業務を効率化したい企業に適した形態といえます。

営業代行選定時の比較ポイント

営業代行会社を比較する際には、複数の項目を総合的に評価する必要があります。

単に料金の安さだけで判断すると、期待した成果が得られない可能性があります。

自社のニーズに合致し、信頼できるパートナーを見つけるための比較ポイントを詳しく説明します。

代表・平野のnote▼

オンリーストーリー代表の平野は、経営者にとって「決める」ことは仕事の中心でありながら、優劣をつけにくい選択で迷う場面が多いと語っています。

迷う原因の多くは、判断基準が決まっていないことだと指摘しています。

そこで条件を「Must(必須)」「Want(あれば嬉しい)」「Normal(こだわらない)」「NG(一発アウト)」に分けて整理する方法を紹介しています。

時間や予算が限られるなかでは、優先順位を先に決めてから比較することで、判断がぶれにくくなります。

代表・平野のnote▶ 迷ったときの判断基準の作り方を代表が語ったnoteはこちら

営業対象と実績の確認

営業代行会社選定の最初の重要なステップは、その会社が自社の営業対象とする顧客層や業界において、実績を持っているかを確認することです。

営業代行会社が同じ業界や顧客層での営業経験を持つ場合、業界知識や営業手法がすぐに適用でき、営業成果が早期に現れやすいのです。

過去の実績を問い合わせる際には、単に「営業成果があった」という定性的な情報ではなく、具体的な数字(新規開拓件数、成約件数、成約率)を提示してもらうことが重要です。

また、同じ業界での実績がない場合でも、似た営業プロセスを必要とする業界での経験があれば、応用可能な場合も多いのです。

実績確認時には、参考顧客企業の紹介を依頼し、実際にその企業がどのような経験をしたのかを聞くことで、営業代行会社の実際のサービス内容をより正確に把握できます。

料金体系と費用効率

営業代行会社の料金体系は多様であり、自社の売上規模や営業目標に応じて、最適な料金体系を選ぶ必要があります。

一般的な料金体系には、成果報酬型(売上や成約件数に応じた手数料)、月額固定型、時間給型などがあります。

成果報酬型は、営業代行会社のモチベーションが高く、初期費用が低い点が利点です。

月額固定型は予算計画が立てやすく、営業代行会社の安定的なサポートが期待できます。

費用効率を評価する際には、契約期間中の総費用と期待される営業成果を比較し、費用対効果を検討することが重要です。

料金交渉時には、追加費用が発生する条件(修正作業、特別なサポート、期間延長など)を事前に確認しておくことで、予期しない費用発生を防ぐことができるのです。

サポート体制と契約条件

営業代行会社のサポート体制は、契約後の営業成果に大きく影響します。

契約後、定期的なミーティング、営業データのレポーティング、改善提案など、継続的なサポートが得られるかを確認することが重要です。

営業進捗が想定より遅れた場合の対応方法、契約期間中の料金体系の変更可能性、契約終了時の手続きなども契約条件に含めておくべき項目です。

また、営業代行会社の担当者が定期的に交代する場合、新しい担当者への引き継ぎ体制がどのように構築されているかも重要なポイントなのです。

契約条件の交渉時には、自社にとって不利な条項がないか法務部門のレビューを依頼し、後々のトラブルを防ぐことが望ましいのです。

営業代行会社を比較する際の注意点

複数の営業代行会社を比較する際には、いくつかの注意点があります。

表面的な情報だけでなく、実際の運営体制や企業文化についても確認することが、長期的な関係構築に重要です。

自社のニーズ把握の重要性

営業代行会社を選定する前に、自社の営業課題と期待する成果を明確に定義することが不可欠です。

営業人員不足を補いたいのか、営業効率を向上させたいのか、新規市場への開拓を強化したいのか、によって必要な営業代行サービスは大きく異なります。

自社のニーズが曖昧なまま営業代行会社と契約すると、期待と現実のギャップが生じ、関係が破綻する可能性が高まります。

事前に自社の営業プロセス、営業目標、営業課題を詳細に分析し、営業代行会社に求める具体的な成果を定義しておくことが、成功の鍵なのです。

複数社との比較と試行

営業代行会社の選定時には、最初から一社に決めずに、複数の企業から提案を受け、比較検討することが重要です。

各社の営業手法、料金体系、サポート体制は大きく異なるため、複数社を比較することで、自社に最適なパートナーが見えてきます。

可能であれば、トライアル期間を設定して、実際にサービスを受けたうえで、本契約を判断することをお勧めします。

トライアル期間中に、営業代行会社の営業プロセス、顧客への対応、報告体制などを実際に体験することで、実際のサービス品質を評価できるのです。

長期的なパートナーシップの構築

営業代行会社との関係は、短期的なプロジェクトではなく、長期的なパートナーシップとして構築することが重要です。

自社と営業代行会社の間で継続的なコミュニケーションを取り、営業データを共有し、改善提案に耳を傾けることで、営業成果が継続的に向上します。

営業代行会社も、クライアント企業への長期的なコミットメントが高いほど、高度なサービス提供やカスタマイズが可能になります。

定期的なミーティングで営業進捗を確認し、問題が発生した際には早期に相談し、双方で解決を図るコミュニケーション文化が、長期的なパートナーシップの基盤となるのです。

営業代行を活用する業界別のポイント

営業代行の活用方法は、業界によって異なります。

BtoB営業とBtoC営業では、営業プロセスが大きく異なるため、それぞれに適した営業代行会社の選定が必要です。

BtoB企業における活用

BtoB企業の営業は、営業サイクルが長く、複数の意思決定者の関与が必要なことが特徴です。

営業代行会社を選ぶ際には、BtoB営業の特性を理解し、複雑な営業プロセスに対応できる企業を選ぶことが重要です。

BtoB営業代行会社は、業界知識の深さ、営業の上流工程(リード生成、見込み客開拓)における実績、経営層へのアプローチ経験などを評価基準とすべきです。

また、営業代行会社が単に商品を売るだけでなく、顧客企業の経営課題を理解し、ソリューション提案ができるレベルの営業スキルを持つかどうかも重要な比較ポイントなのです。

BtoC企業における活用

BtoC企業の営業は、営業サイクルが短く、営業量を重視することが特徴です。

営業代行会社を選ぶ際には、高い営業活動量を確保でき、短期間での成果創出が期待できる企業を選ぶことが重要です。

BtoC営業代行会社は、テレマーケティング、イベント営業、オンライン営業など、営業活動の量を確保するための仕組みを持つことが重要です。

また、顧客満足度の維持と並行して、営業成果を上げられるバランス感覚も、BtoC営業代行会社に求められる重要な能力なのです。

まとめ

営業代行サービスの活用は、多くの企業にとって営業効率向上と売上成長の重要な選択肢です。

しかし、営業代行会社の選定は慎重に進める必要があります。

自社のニーズを明確に把握し、複数の営業代行会社を比較検討することで、最適なパートナーを見つけることができます。

営業代行会社の選定時には、実績確認、料金体系の評価、サポート体制の確認を総合的に進めることが重要です。

また、選定後も継続的なコミュニケーションと改善提案を通じ、長期的なパートナーシップを構築することで、営業成果が継続的に向上するのです。

営業代行を効果的に活用することで、自社の営業力を強化し、市場競争力を高めることが実現します。

本記事で紹介した比較ポイントを参考に、自社に最適な営業代行会社を選定し、営業活動の成功につなげてください。


よくある質問

Q. 営業代行にはどんな種類がありますか?

A. 契約型、派遣型、アウトソーシング型があり、関与の深さや費用構造が異なります。

自社で担う業務と任せたい業務を整理してから、合う形態を選びましょう。

Q. 比較する際は何を見ればよいですか?

A. 営業対象と実績、料金体系と費用効率、サポート体制と契約条件が主な比較軸です。

金額だけで決めず、自社と近い業種での実績や報告の方法もあわせて確認しましょう。

Q. 選定で失敗しないためには?

A. まず自社のニーズを明確にし、複数社を比較したうえで試行してから判断することです。

試行期間の成果を数値で確認できるよう、評価の基準を事前に決めておくことが大切です。

Q. BtoB企業ではどう活用しますか?

A. 商談化までの工程を任せ、決裁者との接点づくりに注力する使い方が有効です。

代行会社が得た顧客の反応を共有してもらうと、自社の提案内容の改善にも生かせます。

Q. 長期的に成果を出すには?

A. 単発の発注で終わらせず、情報共有を重ねてパートナーとして関係を育てることです。

定期的に振り返りの場を設け、ターゲットや進め方を一緒に見直していきましょう。

この記事の監修者

平野哲也

平野 哲也(ひらの てつや)

株式会社オンリーストーリー 代表取締役

BtoB営業と決裁者マッチングの領域に12年間携わり、決裁者同士をつなぐマッチングサービスを運営。

累計26億円の資金調達を実施し、「ベストベンチャー100」にも選出されている。

「つよいい会社をつくる」を掲げ、経営の中でのしくじりや営業の現場で得た知見を発信中。

ENICXO
メッセージアイコン オンリーストーリー代表 平野からのメッセージ
オンリーストーリーでは、これまで10年以上にわたり、
BtoB営業における「集客の課題」と真剣に向き合ってきました。

経営者同士が信頼でつながるマッチングプラットフォームや、
想いを届ける手書きの手紙など、独自の形で支援を続けています。

そして最近では、経営者同士を直接つなぐ「顧問&コミュニティサービス」も新たにスタートしました。

私たちが大切にしているのは、単なるマッチングツールの提供ではなく、
一社一社の課題に寄り添い、"本当に意味のある出会い"をつくることです。

もしBtoB集客でお悩みの決裁者の方がいらっしゃいましたら、
まずはお気軽に、代表の私とお話してみませんか?

▼この下から、直接日程をご予約いただけます。

お問い合わせさぁ、良質なビジネスマッチングを今すぐ体験

お電話でのお問い合わせ
03-6821-7872 (平日10:00〜19:00)
よくあるご質問