有限会社デジタルプラネッツ
池内 浩子
POSTED | 2017.10.12 Thu |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:20代 商材:BtoB |
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顧客が本当に必要としているものをデザインで提供する
30年後も愛される会社を目指してTopics
有限会社デジタルプラネッツ 社長 池内 浩子氏のONLY STORY
「デジタルプラネッツ」との深い縁
幼い頃から、母にこれからは女性も手に職を持たなければいけないよと言われて育ってきました。
このアドバイスが後々に至るまで私に影響を与えることになります。
その母の影響からデザイン系の専門学校に入り、民間企業が経営する学校の広報部に就職することにしました。
その会社の社長はとても特徴的で、「非日常から人は成長していく」がモットーの変わった人でした。1年に1回は海外に行かないと怒られるくらいです(笑)
けどそれが面白かった。その経験が私を活動的にしてくれました。
知らないことはいっぱいある、たとえ30歳になったとしても、年下にだろうと知らないことは「なんで?」と聞いていこうと思えるようになりました。
今振り返ると社長命令で強制だからこそ、私は成長できたんだと思います。
そうして、広報だけでなく営業やメネジメントなどの経験を積んでいき、10年ほどその会社に勤めることになりました。
その会社を辞めたきっかけは、会社との軋轢からです。
広報活動の一環として、テレビ局と組んで様々な広報のためのアドバイスなどをもらっているうちに、会社から危険因子とみなされ転勤させられそうになったのです。
そんな状況で転勤しても何もいいことはありませんよね。
私は退職して、土井画材とDTPスクールの立ち上げに関わることにしました。
そこで立ち上げたのが株式会社デジタルプラネッツです。
前職で学校の運営に携わっていたこともあり、カリキュラムや値段の設定まで任して頂けました。
そこから独立を迫られたり、倒産の危機にあったりと紆余曲折あったのですが、会社を閉めるのか自分たちで続けるのか、決断をしなければならない時がきます。
当時30名ほど社員がいましたが、みんなこの会社を続けたいと言うのです。結局投票によって、私が再スタートした有限会社デジタルプラネッツの社長になりました。
当初は1年程度で交代かと思っていたら、そのまま続いて今に至る、というのが現在のデジタルプラネッツです。
社名の由来は会社を立ち上げた当初は新しかった「デジタル」という言葉と、社員みんなが惑星のようにつながりながら一緒に仕事して行きたいね、という思いを込めた「プラネッツ」を合わせました。
ビジネスの成功をデザインで導く会社
デジタルプラネッツのサービスは、お客様のビジネスをデザインで成功させていくためにあります。
まず従来からのセールスプロモーション。
販促、宣伝が目的のサービスです。
ただ、これもいわゆるグラフィックを用いてデザインを提供するだけではなく、広めたい情報を整理整頓した上で、お客様の商品やサービスを伝えていくというのが私たちの仕事です。
そのために、カタログ作成やチラシDM のお手伝いをするわけですね。
これが私たちのメイン事業です。
海外でのBPOを活用することで、安く、高品質なグラフィックを提供することができます。
お客様の情報を伝えるのは、そういったカタログなどのグラフィックだけではありません。もっとも読んでいただきやすい媒体は何かというと“マンガ”。
内容に対して親近感、共感を呼びやすいですし、より多くの人にPRできるのがマンガという媒体の特徴ですね。
デジタルプラネッツではマンガSPというサービスでお客様が広めたい情報を拡散していくことができます。
また、お客様に最適なデザインを提供できるよう、社内で研修、教育を行っているのですが、その経験を活かした戦略ミーティングという形で研修のようなことも行っています。
その内容は、ソフトバンクの孫さんが考案した戦略MGマネジメントゲームを通してその人の本質を探るというものです。
それによって社員のどの能力を伸ばしてあげればいいか等が見えてるようになります。組織マネージメントにおいてとても重要なことがこのゲームを通して明らかにすることができます。
そしてもう1つ、組織におけるマネージメントに役立つサービスとして、「ISDロジックビジネス」というのがあります。
膨大な統計データから対象者の気持ちを洞察するので、社員の教育という分野でも活用できますし、それだけでなく顧客の分析にも応用することができる非常に面白いもの。
社長歴20年という経験と、個性心理学協会から認定されたコーチのライセンスを合わせて、お客様の組織分析、顧客分析を行い、その上で必要なツールはデザインという形で提供していく、それが有限会社デジタルプラネッツです。
リーマンショックなどで、デザイナーが世に溢れるような不況にも何度も遭遇していました。
しかしデジタルプラネッツが生き残ってこれた理由は、ただ注文されたデザインを納品するだけの会社ではなかったからです。
多種多様なデザインの作成はもちろん、そのデザインを誰に向けて、どんな風に使うのかというところまでワンストップでサービスを提供できることが強みです。
デジタルプラネッツを1万社中の3社に
10年後に生き残っている会社は100社に3社、30年後に生き残っている会社は1万社に3社と言われています。
このデジタルプラネッツを、30年後にも残っている会社にしていくというのが私の目標です。
そのためにデジタルプラネッツを、これまでのような制作プロダクションという枠から1ランクアップさせてクリエイティブのプロダクションにしていきたいと思っています。
グラフィックを作ってください、マンガを作ってくださいというので終わりではなく、成果にコンバージョンするような仕事をしていきたいですね。
その転換のための技術も実績も、デジタルプラネッツには十分にあると私は考えています。
当然30年後を考えるなら私の後継者ということも考えなければなりませんよね。
私自身、約20年間社長を務めてきたからわかることですが、これから社長になるというのは本当に大変なことです。
Macが初めて世に出た時に、拒絶した会社は淘汰されました。その時代ごとに必要な武器を掴み取れるような後継者を育てていくことが私のビジョンです。
30年後も、あれを依頼するならデジタルプラネッツ、というような、クライアントに愛される会社を残していきたいですね。
デジタルプラネッツでは現在採用も積極的に行なっています。明るく、毎日を楽しんでデザインに関わっていける人はぜひデジタルプラネッツに応募ください。
☆取材・記事作成・構成=中村、小山、佐久間