株式会社京葉電子工業

佐々木芳章

ベンチャーを選ぶという選択肢

医療業務の最先端をつくるシステム構築エキスパート
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株式会社京葉電子工業 社長 佐々木 芳章氏のONLY STORY


京葉電子工業では医療の分野において、企画から開発、販売、サポートまで一元管理をしている。主な事業は次の二つだ。

まず一つ目はカルテビューアという商品である。
これは手書きカルテや心電図など、あらゆる書類をスキャンして画像で保存するものである。今医療現場の現状は、患者と顔を向かい合わせることなくモニタに向かう時間が多いため、円滑なコミュニケーションができなくなっている。

そこで、手書きで患者さんと顔を見ながら話し、かつデータとして保存できるこのカルテビューアが人気を集めている。保存されたデータは自動で仕分けされ高速な医療業務が可能となり、この製品は特許も取得している。

二つ目はイーポートビューアという商品である。
今使っている電子カルテから新しい電子カルテに切り替える時、データの互換性がないため移行できないという問題があった。

この商品はそのような問題に対して、カルテ情報をPDFで書き出しを行い、イーポートビューアに取り込むことでカルテデータとして保存され管理が行える仕組みとなっている。

京葉電子工業ではこのほかにも多くの商品をつくっている。子供を産んで育てるように、一つ商品をつくったら、それがどんなにバカ息子でも最後まで見守る。

佐々木芳章社長はひとつひとつの商品に愛情をもって接している。

中小企業と大企業


「縦割りの構造は仕事の効率は良いですが、人の能力を長くいかせません。組織に横串をさす考え方が次のステージの人を育てます。」

佐々木芳章社長は大企業が歯車として人を割り振ることに対して疑問を抱いている。

「大企業は忠誠心大きめの、野望小さめの教育プログラムで育成しようとする。それは企業にとって都合のいい歯車となる。その人が会社の肩書きを捨てたとき、残るものはなにもない。
私たちは中小企業ですが、大企業と勝負ができるのは、すべての業務を一連の流れとして見ているからです。」

また、学生へのアドバイスとして佐々木社長からお話をいただいた。

「大企業は人間関係が難しいでしょう。たくさんの同期がいたはずなのに、管理職や役員はその会社に何人いるのでしょうか。
同期を退けて上にあがるので、人間関係が下手な人はいくら努力しても出世できません。蹴落とされる人に限っていい人なのです。蹴落とされた時、歯車一つではなにも生み出せませんよね。」

「だからと言って、中小企業がすべてよいというわけではありません。
家族経営かどうか、社長がギャンブル好きかどうか、金儲け主義か、社長の人間性はどうか。
ベンチャーや中小企業は社長次第といっても過言ではありませんね。自分にはどの会社がベストなのか、自分の目で確かめることが大切だと思います。」

従業員の声


山﨑龍太郎社員からのメッセージ


「よく、『好きなものを頑張りなさい』と言われると思います。
確かにそのとおりですが、多くの人にとっては『自分はなにが好きなのか』がわからないと思います。好きなものがすぐ見つかって頑張れる人は稀です。

だったら、とりあえず与えられた場で必死に頑張ってみることです。頑張って頑張って、そのあとにご褒美として『好きなもの』が落ちてくるのだと思います。

薪をくめないと暖炉は温まりません。温めてもらってから薪をくむ、ということはありえないのです。自分が何かに対して努力して、一生懸命向き合うことによって、はじめて道が開けてくるのだと思います。」

編集後記


佐々木社長と山﨑社員のお話から、日本の中小企業を応援したいという思いがよく伝わりました。何が問題で何を意識するのか、自分の目で見て判断し、行動しなければならないということを勉強させていただきました。

株式会社京葉電子工業の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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