株式会社ケーワン・エンタープライズ
中摩 雅樹
POSTED | 2018.07.18 Wed |
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TAGS | 従業員数:101〜300人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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「伝える」を想像する総合デジタル制作会社
徹底的な解析から集客の為のコンテンツ作りを手がけるTopics
株式会社ケーワン・エンタープライズ 社長 中摩 雅樹氏のONLY STORY
起業で挫折を味わい、営業マンから社長という立場へ
株式会社ケーワン・エンタープライズはクリエイティブ広告の身近な窓口を目指し、全国に事業所を展開しています。まずは、当社が創業された当時の経緯からお話ししますね。
創業する頃はというと、ちょうどさまざまな業界で「紙媒体からウェブ・インターネット」へと移行していく動きが生まれようとしていました時期でした。創業者であるオーナーはその流れをいち早く察知してインターネットに注目していたのですが、ユーザー目線に立った情報サイトがあまりに少ないということに気付きます。
そこで、常にお客様目線に立って作られたサイトをつくることが勝機になるのではないかと考え、WEBサービスを作り始めたことが創業のきっかけです。そこから、情報ポータルサイトとWEB制作、WEBマーケティング、デザインといった事業を展開していきました。
私自身の来歴は、大学卒業後、広告代理店に2年間勤め、その後大学の友人と起業しました。起業したものの、そこで挫折してしまい、ケーワン・エンタープライズに入社したという経緯です。それがちょうど2008年で、リーマンショック後の最も不安定な時期でした。社会人として一からやっていこうと考えていたので、営業マンとして入社しました。
私は比較的、論理的に動きたいと考えるタイプなのですが、最初の3年間は論理で解決できないことばかりでとにかくがむしゃらにやるしかないのだということを体感しました。効果がないとわかっている広告すら売らなければならない状況もあり、一歩間違えればお客様を騙してしまいかねないと悩むこともありました。
それでも、とにかく粘り強く繰り返して、成功シーンを作ることが重要です。広告での効果がないのであれば、それ以外のところで成功のための提案をする。私たちは、お客様の成功に主幹を置かなければならないのですから。
オーナーは自分自身が次のステップへどんどん進みたいというタイプの人なので、今はシンガポールでレストランをオープンしています。私の入社から7年後、会社を任せたいとオーナーが考えたタイミングで、社長職を引き継ぎました。
徹底的な解析とワンストップのWEBマーケティング
株式会社ケーワン・エンタープライズの主なサービスは、4つのポータルサイトの経営とWEB制作です。当社が運営しているものとは別に、クライアントから受託されたWEBのシステムとデザインを制作しています。他にも、広告代理事業、映像制作など手広く事業を展開中です。
当社のWEB制作の強みは「集客を意識したサイト作り」ですね。加えて、綺麗なデザインを作るというだけではなく、SEO対策をきちんと行って、どのようにアクセスが上がるかといった部分をもとに制作します。また、当社には広告部門があるので、ワンストップでマーケティングができるという部分も非常に大きな強みになります。
さらに、サイトに動画を入れたいという要望があった場合には社内で動画制作をして組み込むころもできます。その他にも、会社のパンフレットや店舗のPOPといったDTPで、WEBだけでなくリアルでの販促の手伝いもできるようになっています。
そのような事業を行う中で私自身が仕事に対して抱いているテーマは、「コミュニケーションを想像する」というものです。
これはユーザーに対しても、社員に対しても言えること。こちらからかけた一言がまったく意図しないように伝わってしまうことがありますよね。その伝え方が、場合によっては人生さえも変えてしまうかもしれない。
当社のサービスにおいては、こうした伝え方がとても大切です。だからこそ、徹底した解析に基づいて、適切な情報をお客様に伝えるようにしています。
一方、お客様の姿が見えないというWEBサービスの特徴もまた、私たちがそういった部分を大切にしている理由になります。見えないお客様の動きを掴むためには、そのウェブサイトを客が何分閲覧して、どのように見たのかということを解析することが重要。それを徹底的に行った上で制作を進めるという点が、当社の最も大きな強みだと考えています。
当社ポータルサイトは1億7千万PVを記録していて、GMO、エーザイ、ウルフギャング、日活、スカパーなどの企業様とお取引の機会をいただいています。
長期的なビジョンを一緒に作るメンバーを集めたい
株式会社ケーワン・エンタープライズでは、事業の方針として「基本的に今ユーザーが困っていることをサービスとして提供したい」という想いがあります。
さまざまな企業が掲げる目標かもしれませんが、大企業では気付きにくい部分を当社が担っていきたいと考えています。例えば、「深夜」というところに重点を置いているのも、大企業だと動きづらい部分だからという理由があります。
日本は夜中まで働く人が多い割に、夜中のマーケットが極めて薄いという側面があります。一般的な企業の人は夜眠って朝起きるというサイクルの中にいるため、そういった発想にいきつきません。だからこそ、タイムマーケティングをしていかなければならない。
「ユーザーが困っているけれど、他社がやらないサービス」というのがキーワードですね。
そういった想いから、当社は夏頃に「夜中の情報サイト」をリリースする予定です。飲食店はもちろん、衣料店やゴルフショップ、病院、美容院、ネイルサロンなど、夜に営業している店舗を紹介する媒体です。
夜中に活動するユーザーが情報不足で困っているということは、店舗側も集客に困っているはずです。そこを結びつけてあげることで、当社にも利益が出る。
実は、当社のポータルサイトを使用している2000万人はこの時間帯に関わる人たち。そのユーザーが皆幸せになれるサービスを増やしていくというのが、1つの目標ですね。
まだまだ新たなサービスを展開していきたいという想いがありますが、今の段階でできることは精々あと3つか4つといったところです。私はまだそこがゴールではないと思っていて、5つ目のサービスにも将来的に着手したい。だからこそ、長期的なビジョンを一緒に考えるメンバーを今募集しています。
WEBデザイナー、エンジニア、そしてマーケターとして積極的に経験を身に付けたい人は非常に多くのことを学べるのではないかと思います。個人としての成長も早く、同時に会社がどんどん伸びていく環境に身を置くことができるはずです。
興味のある方は、ぜひ一度気軽にお問い合わせください!