高橋 章

経営がうまくいかず、銀行からの借入などが
かさむ中小零細企業は少なくない。

そのような中小零細企業の再建対策を専門とする
経営コンサルティング会社がある。

それが、経営者フォーラム東京ランド株式会社である。
高橋章社長に自社の強みについて伺った。

「当社の強みは、経営危機に陥っている中小零細企業と
同じ立場で問題を解決することです。

多くの同業者は、中小零細企業の立場でなく、
第三者の立場としてコンサルタントをされています。

しかし当社では、借金諸問題ている会社の『一員』になり、
親身になって解決法を探るのです。」

経営に困っている会社に寄り添うことを重点に置いている高橋社長。
その強い信念の根底には、
経営者として債務に悩まされ、乗り越えた経験がある。

だから、経営問題に悩む経営者の問題を、
机上の空論ではない『実務経験』を活かして解決することができるのだ

経営者フォーラム東京ランド株式会社では、
返済できないことを裁判所に認めてもらう
一般的な借金問題の解決方法である『自己破産』を
基本的に否定する。

「『経営に困ったら自己破産しましょう』という
決まり文句が広告でよく使われています。

しかし、自己破産は失うものが多いんです。
その一つが『根気と信用』です。

会社を再起させるには、時間や資金、エネルギーを
多く経営者の根気と取引先からの『信用』を取り戻さないといけません。

だから、自己破産しないよう誠心誠意を尽くし、
粘り強さで問題を解決するよう努めています。

でも大事なことは自己破産に追い込まれる前に、
一人で悩まず相談することです。
対処が早ければ早いほど、会社の『復活』も早くできます。」

一人で悩みすぎて手遅れになる前に、
助けを求める勇気を持つことが現状の改善への近道になる。

最後に、若者に向けて高橋社長にメッセージを頂いた。

「若者には先人の智慧を感じるアンテナを張ってほしいですね。
例えば、経済や経営の知識がないために、
損や失敗をしたり後悔することがたくさんあるんです。

そんな問題を防ぐためには、
知識と判断力を身に付けることが大切です。

そして智慧を得るために、本を読んでほしいんです。
本を読むことで、未知の分野に興味を持ったり、
経営者の思いに共感したり、
出会いがたくさんあります。

経験に基づく生の生き方や考え方も学べるので、
自分の進むべき道がわからない若者にとっての
道しるべになると思います。」

あらゆる本を読み実行することで、
自分自身では気づかなかった自分の人生が見えてくる。

実際に高橋社長のお話を伺った時、
自分の無知を痛感させられた。

今後は本を読むことで、自分が知っている情報、
知ない情報をはっきりさせたい。
そして、「本物の」情報を手に入れるスキルを身につけていきたい。