タッチスポット株式会社
水嶋 泰一
POSTED | 2019.06.24 Mon |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:9〜10年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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触れる動画でアクションを促す
コミュニケーションで煩わしい広告から楽しめる広告へTopics
今回のインタビューは、インタラクティブ動画の作成サービスを提供しているタッチスポット株式会社の2代目社長である水嶋氏にお話を伺います。
広告は「一方通行ではなく相互コミュニケーションになれば面白くなる」と語る水嶋氏。展開する事業内容や、今後のビジョンについてもお聞きしました。
タッチスポット株式会社 社長 水嶋 泰一氏のONLY STORY
【経歴】
1991年北海道札幌市出身札幌南高校・東京海洋大学を経て株式会社ミクシィに入社。
その後PMや事業統括を経てBAKE&Co.株式会社へ入社。2018年4月にタッチスポット株式会社に社名変更。
週2のコンサル業務から2018年1月役員へ、同年9月に代表取締役社長に就任。
正社員0人から現在は正社員業務委託含め15人の組織へ成長させ、インタラクティブ動画サービスを提供するタッチスポット株式会社を運営している。
インタラクティブ動画で広告効果が最大70倍
–まずは、タッチスポット株式会社の事業内容を教えてください。
水嶋氏:弊社は、動画をタップまたはクリックすることで、直接アクションを促す“触れる動画”「インタラクティブ動画」による広告サービスを提供しています。
インタラクティブ動画は、ユーザー参加型の動画なので、能動的な視聴により、深い理解を促すことができます。そのため、企業が抱えている課題に対し、定量的に数字で結果を残すことができるんです。業種業態に関わらず「サイト遷移、購入、アプリインストール」といった企業のニーズに対し、そのすべてを叶えることができます。
また、弊社の扱うインタラクティブ動画には
①深い理解促進する動画UX
②ユーザーがアクションを起こすまでの距離が最短
③定量データ蓄積し、動画のPDCAが可能 という3つの強みがあります。
実際にこれらをの強みを生かし、広告効果を最大70倍にまであげることにも成功しているんです。
–ありがとうございます。先ほどお話いただいた3つの強み以外に業界内で特徴や差別化できるポイントはありますか。
水嶋氏:インタラクティブ動画の企画から提案できることも弊社の特徴の1つだと思いますね。
私たちは「このターゲット層に対しては、こういった体験をしてもらえれば、こういう効果がでてきます」といった具合に、これまで培ってきたノウハウを生かし、どうすれば最大の効果が発揮できるインタラクティブ動画ができるかを提案することができます。
–サービスを提供するにあたってどういった想いをお持ちでしょうか。
水嶋氏:一方通行な広告ではなく、相互にコミュニケーションができる広告がもっと一般的になったら面白いと思っています。
たとえばYouTube広告で言えば、欲しい情報ではない広告はスキップしてしまいますよね。けれど広告の中に、「知っている銀行はありますか?」といったものであれば、チェックをしてしまう。それって自分の意志が反映されているからなんです。
人は、自分の行動に対してどういったアクションが起こるのか興味があるんですね、だからつい触りたくなる。そういったことを踏まえ、広告でも相互コミュニケーションができれば、ただ広告が「煩わしいもの」ではなく「楽しめるもの」になると考えています。
自然の流れで2代目経営者に
–水嶋様が2代目として事業継承をされるまでの経緯を教えてください。
水嶋氏:時期としては2018年9月に代表取締役社長に就任しました。もともと組織作り、営業戦略、プロダクト管理、人材育成、人材採用といったコンサル業務を行っていましたので、バイトから社長になりましたがとくに業務は変わりませんね。社外の交渉事や組織作りに関して、私が適任だったというだけだと思います。
–インタラクティブ動画サービスをはじめたきっかけについて教えてください。
水嶋氏:触れる動画というのは元々あったのですが、日本で初めてAIを活用したインタラクティブ動画広告サービスを提供し始めたのが2017年になります。
今では企業のブランディング動画やLP・HPでの活用、採用動画、動画広告などさまざまなシーンで利用していただいています。
勝ちたいメンバーで勝ちに行く
–短期的な目標を教えてください。
水嶋氏:数値目標では、今期の売り上げの見込みが、7000万から1億ぐらいなので、来期は売り上げ2億を目指していますね。
–今後のビジョンについて教えてください。
水嶋氏:私たちが作るインタラクティブ動画というのは、より一層深いユーザーの興味データが取れるというのが一つ強みとしてあるんですね。
たとえば、ユーザーが動画に出てきた赤・青・黒の髭剃りの中から黒を買うとします。次の動画では黒のメガネを買う。次はマックブックの黒を買う。
それにより、ユーザーとこのユーザーは黒が好きだというのがデータが紐付いていれば、ファッションのメディアに入った時に黒を推した方が購買に繋がりやすいですよね。
すると次は、色やデザインであったり、ユーザーがどういうものが好きなのかという情報を組み合わせ、そういうデザインの物をPRできる。そういったデータを取ることができるので、今後インタラクティブ動画というのはますます注目されるのではないでしょうか。
–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いいたします。
水嶋氏:すべてのプロモーションにおいて、ターゲットにアクションを起こせていない企業様がいらっしゃれば、インタラクティブ動画を主軸に、集客から刈り取りまで、マーケティングの一貫したソリューションをご提供させていただきますので、ぜひお声がけください。
執筆=山田
校正=笠原