クロスボーダー株式会社
佐藤 泰也
POSTED | 2019.08.29 Thu |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:その他 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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ボーダレス世界に求められるビジネスプラットフォーム
アジアでの事業強化や国内地方展開なら、お任せ!Topics
今回のインタビューは、グローバルビジネスのプラットフォームとしてBtoB向けに様々な事業を展開するX-Border株式会社(クロスボーダー株式会社)の佐藤様にお話を伺います。同社の軸となる多様な事業の詳細や起業から現在に至るまでの経緯、そして今後のビジョンまでお話いただきました。
X-Border株式会社 社長 佐藤 泰也氏のONLY STORY
多角的な事業で構成するビジネスプラットフォーム
–まずは、X-Border株式会社(クロスボーダー株式会社)様の事業内容をお聞かせください。
佐藤氏:弊社は、人々、企業、地方、国、世界をつなぐグローバルビジネスのプラットフォームとして、おもにリサーチ事業、イベントプロデュース事業、展示会主催事業、マーケティング事業、コーポレートコンサルティング事業の5つを軸に事業を展開しています。
–それぞれの事業について具体的に教えていただけますか。
佐藤氏:はい。まずそれぞれの事業の名称と事例を用いながら内容をまとめると次の通りです。
①リサーチ事業
→新規事業を海外進出するにあたっておもにアジアを中心とした海外の市場や、競合企業などリサーチします。
②イベントプロデュース事業
→新商品の発表や自社商品をプロモーションする際に、企画から制作、運営まですべてプロデュースします。
③展示会主催事業
→国内、海外の展示会の企画や主催、ブースの施工、運営までワンストップでの対応が可能です。
④マーケティング事業
→企業のPRや事業のお手伝い、あるいは地方自治体の観光や農産物のPRのお手伝いをします。
⑤コーポレートコンサルティング事業
→経営者クラブ「X-TOP」の主催、運営をしています。
–様々なアプローチから企業活動を支援されているのですね。
佐藤氏:そうですね。なかでも、展示会に関わる事業は弊社において特徴的な事業の1つ。弊社が展示会を企画・主催することもあれば、出展する展示会が決まっている企業に対して施工・運営のサポートを行うこともあります。
多様な企業が出展するなかで通りすがる方々の目に止めていただくことは容易なことではないですが、弊社が主催する展示会に参加いただいたり弊社がサポートしたりするなかで、「大きな成約につながった。」「新規の顧客を多く獲得できた。」というお声をいただけると非常に励みになります。
–展示会といえば客観的な視点を交えた準備が必要不可欠ですから、御社のサポートは心強いですね。他に、嬉しいお声をいただく事業はございますか。
佐藤氏:コーポレートコンサルティング事業の経営者クラブ「X-TOP(クロストップ)」ですね。こちらは、一言で言うと年商1億以上の事業主で構成されている100社限定の会員制の経営者コミュニティです。売上高を入会時より200%を目標に、現在は東京と福岡の2都市で開催しています。
月1回の定例会では、ゲストをお招きし、中小企業の経営者様のためになるような講演や会員様の企業のご紹介、その後懇親会を開くのがスタンダードな流れですね。
–他の経営者コミュニティと異なる点、特徴はございますか。
佐藤氏:今4年目になるのですが、会員数は100人以下。「会員企業の打ち上げを200%向上させよう。」というテーマを掲げており、少人数で濃くつながりを深めていただきたいと思いながら展開しています。
さらに会員基準に関しては一定の基準を設けていることで共通の話題を共有しやすい環境になっていることも、会員同士の関係向上につながっていると思いますよ。
誰もが知る起業家への憧れと現実の試練
–起業しようと思われたきっかけはありますか。
佐藤氏:中学3年生の時に、ソフトバンクの孫さんの自叙伝を立ち読みし、憧れを抱いたのがきっかけですね。既存の古い体制を壊し、世界で活躍されるその姿がとても格好よく感じました。その後、僕が会社を設立したのは2004年7月2日。26歳の時です。
–起業されてから今まで大変だったことはありますか。
佐藤氏:大変だったことはたくさんありますね。起業した当初は、前職のマーケティング会社でイベントに携わることがあり、面白さを感じたので、イベント事業から始めました。1期、2期と黒字となり始めは好調で増資も順調に行きましたが、上場を目指して出資を受けたあとから状況が変わりました。
それまで実家の自分の部屋から事業をスタートしたのですが、渋谷に大きな事務所を借りて事業を拡げていき、会議室やオフィスもグレードアップしたんです。赤字でもいいから攻めの時期だと…。しかし、結果的には資金繰りがうまくいかなくなりました。
そこからもう一度事業を立て直し、いろいろな事業をやってきましたが、結局残ったのはイベントに関わる事業でした。上がったり下がったりしながら少しずつ本業を追求し横展開をしながら今に至りますね。
海外事業の強化と地方展開の協力パートナーに
–短期的な目標はありますか。
佐藤氏:実は2019年8月1日に、株式会社グリーンリビングと海外事業に強い株式会社アンテナが経営統合し、X-Borderという社名に変わりました。その背景があるので、まず直近のテーマは「社員同士の融和」ですね。元々、社風や仕事のやり方が異なる別々の会社だったので、お互いに協力し合いながら1つの会社になることが大事だと思っています。
その上で、今後は既存の事業を深掘りしながら、海外事業に力を入れ、海外の人脈や人材を増やしていきます。短期目標としては、3年以内には20億、30億の売上を築いていきたいと思っています。
一方、経営者クラブ「X-TOP」についても地方やアジアに展開をして、会員様を5,000社、10,000社にしたいですね。
–続いて、長期的なビジョンはありますか。
佐藤氏:アジアを中心に世界に事業を拡大させて、売上は数百億にしたいですね。冒頭でもお伝えした通り、弊社がグローバルビジネスのプラットフォームとなり、X-Borderに頼めば自分で0から立ち上げるよりも事業が加速し、調査から売り方まで全てサポートしてもらえる、と思っていただけるような企業になりたい。
–ありがとうございます。では最後に、読者の方にメッセージをお願い致します。
佐藤氏:経営者様においては、アジアで事業を強化したい、地方展開をしたいなどお考えの方がいましたら、弊社の事業を通して様々なご提案ができますので、ぜひお問い合わせいただければと思います。
執筆=山田
校正=山崎・笠原