株式会社Alfree
秋澤 幸太郎
POSTED | 2019.10.18 Fri |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:11〜14年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoC |
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習慣的に学べるフィットネス動画プラットフォーム
誰もがフィットネスの恩恵を受けられる社会へTopics
今回のインタビューは、フィットネス動画配信アプリの開発・運営を行う株式会社Alfreeの秋澤氏にお話を伺いました。フィットネスインストラクターが直面する厳しい現実を打開するような取り組みと今後の展望について語っていただきます。
株式会社Alfree 社長 秋澤 幸太郎氏のONLYSTORY
【経歴】
東京理科大学理工学部卒業。
スズキ株式会社に新卒入社し、ブレーキ制御実験に従事する。
2013年株式会社Alfreeを設立。
Web制作の請負事業を営業&ディレクターを現在も含め6年以上務め、 社員3人から10人へ拡大させる。
クライアントであるヨガ教室の倒産をきっかけに、フィットネスインストラクター支援事業を構想し、フィットネス動画配信アプリBeneFitenssをリリース。
やる気を後押ししフィットネスを継続化
–株式会社Alfreeの事業内容を教えてください。
秋澤氏:株式会社Alfreeはフィットネス教室に通っているかのように習慣的にフィットネスについて学習できる動画プラットフォーム『BeneFitness』の開発・運営を行っている会社です。
『BeneFitness』は一般的な動画配信アプリと異なりインストラクターがアップしたフィットネス動画を配信しているため、アプリの利用者はインストラクターの方と動画を視聴する一般ユーザーの方の2者になります。
一般ユーザーにとってはスマートフォンさえあれば好きなインストラクターの動画がどこでも見られるという点ががメリットです。企業が用意したものではなく、インストラクター自身が用意した動画を見ることができ、その上数も豊富である点によくご好評をいただいています。
–ありがとうございます。今、ユーザーが『BeneFitness』を利用するメリットついてお話いただきましたが、もう一方の利用者であるインストラクターのメリットはどのようなところにありますか。
秋澤氏:『BeneFitness』では動画を視聴する一般ユーザーの方からお金をいただき、そのうち80%をインストラクターにお渡ししています。つまりインストラクターは動画をアップしていただき、それが視聴につながれば利益になる。そこがインストラクターのメリットになります。
その上操作もスマートフォン上で完結するため、使いやすいと喜んでいただくことが多いですね。
‒インストラクターにとっては自分のフィットネス教室をアプリ上に作れるようなサービスということですね。
秋澤氏:はい。動画を配信するプラットフォームはいくつかありますが、そういったものの多くは無料配信なんです。「これまでの勉強や経験から得たノウハウだからこそ、無料ではなく有料でユーザーに届けたい」という声が多く、それに応えられるようなサービスになっているんです。
また習慣的な動画の視聴を促すために新しい動画が配信されると古い動画は消える仕組みになっているのも『BeneFitness』の特徴の1つです。というのもお金を払っているのに消えてしまうとなるとユーザーは必ず見る。そして見るとフィットネスも続いていく。
フィットネスは重要性を理解していても、いざやろうとすると腰が重くなり、行動を起こすまでに時間がかかってしまうことが多い。そこで人の心を動かす仕組みを取り入れ、習慣的にフィットネスを行えるサービスにしています。
クライアントの倒産で業界の現実を知る
‒起業に至った経緯を教えてください。
秋澤氏:私は新卒で自動車メーカーに勤めていたのですが、働くうちに周囲との車に対する熱量の差を感じ、転職することを決意しました。みんな本当に車が好きで、そういう人たちが車を作った方が良いものができるだろうと思ったんです。同時に「自分が本当に好きなものは何なんだろう」と考えるようになり、そしてその答えがインターネットでした。
そこからWeb制作の請負やディレクターの仕事をしようと2013年に株式会社Alfreeを設立しました。
‒そこからなぜ『BeneFitness』の開発を始められたのでしょうか。
秋澤氏:Web制作の仕事を進める中で、クライアント先であるヨガ教室が倒産してしまったんですね。そのできごとは私にとって非常に衝撃的で、フィットネスインストラクターという職業の厳しい現実を知るきっかけにもなりました。
インストラクターが厳しい状況になる原因の1つにインストラクターが独立しても仕事がないことが挙げられます。そうなったインストラクターのほとんどが大手フィットネスジムと業務委託契約を結ぶことになる。しかしジムのお客様を自分のところに引き抜くことはできないので、独立したのか分からないのに状況だけ厳しくなってしまうんです。
そのほかにも経営の方法がわからないまま独立して行き詰まってしまう方も多い。業界全体的に経営の効率化が進んでいないので、そこで躓いてしまうんですね。それら現状を解決するために考えついたのがプラットフォームサービスである『BeneFitness』です。今後も上手く経営ができずに困っているインストラクターの悩みを解決できるよう、事業を進めていきたいと思います。
本場のトレーニングを手軽に受けられるアプリ
‒今後の目標について教えてください。
秋澤氏:直近の目標としましてはまずは『BeneFitness』の認知をしっかりと広げていきたいと考えています。インストラクターがこのアプリを利用すると、インストラクターのファンも同様に利用者になってくださることが分かったので、インストラクターを増やすことでユーザーを増やしていきたいと思います。
‒どのようにしてインストラクターを獲得していこうと考えていらっしゃいますか。
秋澤氏:これは現在もしていることなのですが、レッスンの作り方や動画の取り方がわからないというインストラクターに向けて、こちらからレッスン内容を提供したり、東京都内であれば撮影補助を行っています。ただそれだけでは地方のインストラクターがサポートができないので、地方にも支店を作りたいと考えています。
また今後は国内だけではなく海外展開もしていきたいですね。今想定している国はアメリカとインド。なぜかと言うとフィットネス業界では本場であるアメリカとインドにいく人がとても多いからです。
そういった国で本場のフィットネスを学びたいけれど、なかなか海外に行くのは難しいという人に利用していただき、気軽にアメリカやインドのトレーニングを学んでいただきたいと思っています。
そして最終的にはフィットネスの恩恵を、求める人すべてに与えられる会社になりたいですね。国境という壁をなくして、スマートフォンがあれば手軽に本場のフィットネスを学ぶことが出来る環境を作っていきたいです。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原
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▪️BeneFitness アプリURL
・iPhone
・Android
BeneFitness
▪️紹介ページ:https://benefitness.me/lp
▪️インストラクター紹介ページ:https://www.benefitness.me/lp_teacher
会社URL:https://alfree.net/