株式会社ドライビングフォース
田村麻紀
POSTED | 2019.11.26 Tue |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:その他 創立:11〜14年 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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研修からIT開発、キャリアコンサルまでサポート
ITの力で企業を内外から支え、仕事の原動力を作るTopics
今回のインタビューは、IT開発、キャリアコンサルティング、社員研修を行う株式会社ドライビングフォースの田村麻紀氏にお話を伺いました。一見バラバラな3つの事業をひとつのクライアントに対してオールインワンで提供する同社の取り組みについて語っていただきます。
株式会社ドライビングフォース 社長 田村 麻紀氏のONLYSTORY
良い商品やサービス、原動力をつくる会社
–株式会社ドライビングフォースの事業内容を教えてください。
田村氏:弊社の事業を一言で表すのであれば「クライアントの原動力に関わる仕事」と表現できると考えています。原動力とは心の在り方そのもので、クライアントのアイデアや感情などを私たちの手でどんどん膨らませて、より良い商品やサービスを作っていくことを目指しています。
具体的な事業としては、ITソリューション、キャリアコンサルティング、教育研修の3つの事業を行っています。
ITソリューションでは、プラットフォームやソフト、テストのツールを作ったり、携帯電話の基盤の開発・テスト・運用などを行っています。
キャリアコンサルティングは、対法人向けのコンサルティングとして、経営者、部長、課長、一般社員、新入社員などの異なるそれぞれの立場に寄り添い、上司とのやり取りから自己成長の悩みまで幅広い相談にのっています。厚生労働省の言うところの、セルフキャリアドックというものですね。
教育研修については、主にIT技術者の新入社員を対象にしてプログラミング研修を行っています。
‒他社との差別化をはかっている点や強みについて教えてください。
田村氏:IT、キャリアコンサルティング、教育研修の3つのサービスがすべてオールインワンサービスであるという点ですね。
要するに、教育研修で新入社員にプログラミング開発を教えたのち、その社員の方がプログラマーとして現場で働くようになったら、ITソリューション事業で開発の支援を行うことができるんです。その後キャリアコンサルティングで、その社員の方や社員の方が働く職場の経営者や上司の方の相談にのり、それぞれの悩みを解消できる。
このように、すべてのサービスが繋がっているというのが株式会社ドライビングフォースの強みの1つだと思います。
‒事業を進めるにあたって、どのようなときにやりがいを感じますか。
田村氏:最も嬉しいのはクライアントに「ありがとう」と言っていただけるときですね。特に社員が褒められるのはとても嬉しいです。
弊社では定例会として、月に一度社員みんなでワークショップのようなことをしているんですが、クライアントに還元できるようにという想いを持って企画しています。
いつもはクライアントの会社でひとつの仕事を担当しているという社員も会社に戻ってきて同僚と話をしたり、普段と違う作業をすることで脳の活性化を図ることができるんです。
またドライビングフォースのそういった取り組みをクライアントも理解してくれているため、定例会のときは快く内部の社員を本社に帰してくださるんです。そういった対応から、会社として、人として信頼関係を築けていると感じる瞬間にも仕事のやりがいを感じます。
全ての経験が繋がる今の事業
‒起業のきっかけについて教えてください。
田村氏:私はもともと16歳から花屋でアルバイトをしていて、その後正社員として働くようになりました。正社員になってからは社長が毎週市場に連れて行ってくれたので、そこで競りを見たり、花の組み合わせやラッピングの方法なども学び、花の価値の高めて売る方法を学びました。
つまり経営そのものを現場で学んでいたんですよね。そういう仕事をしていたので、漠然と将来は独立して花屋を開業しようと考えていました。
しかし私が26歳のときにWindows95が出て、そこからITブームが起きたことをきっかけに、プログラミングをしようと転職をしました。私は宇宙に興味を持っており、転職先はJAXAの仕事ができるベンチャー企業を選びました。
私はその会社の一期目の社員として社長と同期の4人だけで会社を回していたので、人事に関わる業務なども担っていたんですね。そういう仕事をするにあたって、きちんと勉強した方がいいと考えてキャリアコンサルタントの資格を取りました。
その会社の次にもう一度転職し、そこでは経営者の立場となりました。しかしリーマンショックや東日本大震災で業績が落ち、役員同士で意見の相違が起きてしまい、退職したんです。ただその会社のクライアントから、私に「研修の事業を任せたい」と声をかけていただいて、個人事業主を経て、ドライビングフォースの立ち上げに至ります。
ティール型組織を目指して
‒今後の目標について教えてください。
田村氏:直近の目標については、あえて設定していません。
ただ今現在は、家族経営的な「グリーン組織」と言われる形ですが、近い将来「ティール組織」に進化していくことを目標にしています。そのためにそれぞれがセルフマネジメントをしっかり出来るように実践している最中です。
‒ありがとうございます。最後に読者へメッセージをお願いいたします。
田村氏:川崎市武蔵中原で月に一度行っている定例会にお越しください。また、キャリアで悩んでいる方、インターンシップを探している方はぜひご連絡ください。お待ちしております。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原