株式会社ホープデンキ
加藤 亮
POSTED | 2016.10.05 Wed |
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TAGS | 従業員数:101〜300人 業種:製造業 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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地元で働きたい。そんなあなたのホープです。
やる気があれば誰でも働ける会社を目指しますTopics
株式会社ホープデンキ 社長 加藤 亮氏のONLY STORY
偉大な父の跡を継いで。
株式会社ホープデンキは、1981年5月に父が創業した会社です。
数年に渡って勤めていた松下通信工業(現パナソニック)から独立し、いわゆる下請けの製造工場としてスタートしました。
当初は、自社工場内で組み立てなどの加工業務を行っていたのですが、設備が大きくなり、技術の外部漏洩を防ぐという観点もあって、20年程前から、クライアント先へ人材を派遣する形も取るようになりました。
父は、何でも一人でできる人でした。会社にとって不可欠な戦力で、リーダーシップもあり、私には真似できない存在でしたね。
「会社を継いで欲しい」という素振りも特別見せなかったので、私は大学卒業と同時に建築系の会社に入り、3年間程現場監督をしていましたが、思えばこれも、父の策略だったのかもしれません。
何も言われなかったからこそ、継ぐ事への反発も覚えませんでしたし、入社後、父からの辞令で松下通信工業へ派遣されたことで、今のホープデンキに不可欠な人脈を築くことにつながりましたから。
そんな父でしたから、2012年に私が社長に就任した時は、どうやって会社を継続させたら良いのか悩みましたね。
父の跡を継ぐというプレッシャーもありましたし、世界的な大企業との取引があれば安泰だった父の時代と、グローバル化が進んだ今の時代では、ものづくりの世界も全く違う。
安価な仕事も受注しまくって社内を疲弊させてしまうなど、父だったらしないような失敗もしましたが、そうした失敗を通じて、私は私なりの進み方を定めることができたんです。
仕事を任せられる仲間の雇用に責任を持ち、WinWinで仕事ができるクライアントとともに、地域に密着した企業として進んでいこう。
今は明確な戦略と方針の元に、仲間と共に同じ方向に進んでいます。
地元で働きたい。ものづくりをしたいなら。
私には、掲げていることが2つあります。
ひとつが、「地域密着」。もうひとつが、「ものづくり1st」です。
日本社会において人材の確保は最重要課題ですから、ものづくり事業、システム開発事業、派遣事業という弊社の三本柱の中で、特に派遣事業は、まだまだ大きなポイントになると考えています。
「横浜で働きたい、働き続けたい。ものづくりをするならホープデンキにおいで」。
そうアピールできる会社でありたいんですよね。
エリアを地元、横浜周辺に絞って取り組めば、大手に負けない戦術がとれると思いますし、「ものづくりファースト」という点で、大切な人材が離職するのを防ぐこともできます。
製造を目指して登録したはずなのに、需要が高いからという理由で、たとえば介護や医療、販売などに派遣されてしまったら納得いきませんよね。
いくら同じ待遇でも、納得できなければ離職してしまう。それは勿体ない事です。
「ものづくり専門」であることは、離職を抑える大きな強みになっています。
また、もうひとつの強みが、雇用した人材の教育訓練です。
一般的な派遣会社は、派遣前に面接する程度の関わり方ですが、弊社では、ネットワーク事業所でまず雇用し働いてもらった上で、派遣先へ送り出します。
ここで仕事に必要と思われるスキルを身につけてもらい、履歴書に書ける国家資格をひとつ、必ず取得させます。
教育とはちょっと違うんですけれど、一緒に働くことで、性格とか仕事への意欲とか、面接の時は見せていないその人の本質も大体わかるんですよ。
受注してくる仕事についても、「できる、できそう、通えそう」という視点で選択します。
この「できそう」っていうのが重要なんですね。
「できる」仕事だけ突き詰めても汎用性がなく、将来のリスクが高いですが、「これは教えればできそうだな」というところに挑戦させて、派遣者の引き出しを増やしてあげれば、一人ひとりの利益率が上がり、できることが増えれば自身の雇用の安定にもつながります。
そこから会社の利益と給料アップ、それでいて安定した仕事を続けられるという好循環が生まれてくるんです。
人材の育成・派遣でネットワークを広げる。
今期の目標としては、まずは在籍者の増加と派遣先の確保ですね。
現在の約150名から、オリンピックまでに300〜400名体制にしたいと思います。
将来的には、若年層、シニアのみならず、障がい者、外国人の雇用も検討したいですね。
「明日から働き始めたい」という仕事への意欲のある人であれば、どなたでも働きやすい環境がある。だからまずはうちにおいで。
そんな風に言える会社にしたいのです。
そして、頑張った分きちんと報酬として還元されて、また頑張れるというプラスの循環を生み出していきたいですね。
派遣した人材は、契約期間が終わったら戻って来てもらうのが基本ですが、派遣先の会社へ移りたいという方の場合は、私たちは快く送り出します。雇用形態にこだわりはないんです。働く人が希望する働き方を提供します。
だって、ホープデンキ出身者が他社の社員になってくれれば、新たなネットワークがどんどん広がって行くわけですから。
ホープデンキで育った人材で、横浜市をいっぱいにしたいんです。
5年10年後には、横浜でものづくりするならホープデンキ、ものづくり人材の不足に困ったら、企業もお仕事をお探しの方も、まずはホープデンキという、横浜No1の人材サービス会社になれたらと思っています。