ムゲン・サービス

伊藤海

廃棄物処理を通して、地球の海を綺麗にしたい。

分別を進めゴミを資源に!限りある地球の無限を願う。
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ムゲン・サービス株式会社 社長 伊藤 海氏のONLY STORY

環境問題への意識、起業への自信


今でこそエコという言葉が当たり前になっていますが、この言葉が聞かれるようになったのは、ここ20年くらいの話です。
私が子どものころは、本当に環境問題のニュースが多くて、ゴミの処分先がなくて将来街にゴミが溢れかえるだとか、ダイオキシンがどうのとか、そういう話題を目にするたびに、なんとかしたいという気持ちになっていました。
特に資源の枯渇問題に関しては、子ども心に非常に不安を感じていて、いつか環境問題に取り組めるような仕事をしたいという思いがずっとありましたね。

起業を考えるようになったのは、新卒で人材派遣のベンチャー企業に勤めてからです。
急成長している会社でしたから、アフターファイブなんて考えるヒマもなく、土日も返上して働きました。
同期の多くが、多忙すぎる生活に耐えきれなくなり辞めて行きましたが、個人的にはやりがいがあって楽しい毎日でしたね。
幸い、残った同僚たちもすごくいい人ばかりでしたから、持てる時間を全て費やして、みんなと真剣に仕事ができたことは、私にとって大きな自信になりました。
若くしてこれだけの激務に耐えられたのだから、起業だって特別なことじゃない。
そう思えるようになったんです。
起業するなら、やはり小さい頃から関心のあった環境系の仕事がしたい。
自分にできることは何だろうかと考える中でたどり着いたのが、廃棄物回収の仕事でした。

ちなみに、残念ながら前職の会社はもうありません。
でも、16年が経った今でも、当時の同僚たちとのご縁は繋がっています。
新卒2年目だった私に、責任あるポジションをどんどん任せてくださって、通常の会社だったらありえないような貴重な経験をたくさんさせていただきました。
私にとって重要で、かけがえのない時間だったと思いますね。

分別の大切さを伝え、意識を変える


弊社では、家庭や事業者から排出されるゴミを回収する廃棄物収集運搬業を行なっています。
昔は排出されたゴミは丸ごと埋め立てるか、焼却するくらいしかなかったのですが、今は9割くらいが資源として排出されていて、バブルの頃と比較すると、経済が成長したにもかかわらず、ゴミは43%減っているのです。
とても素晴らしい世の中になったと思います。

でも、実は一般廃棄物の中にも、分別すると結構資源にできるものが多くあるんです。
例えば、椅子を見ても、鉄、木、プラスチック、クッション素材と、素材ごとで分解すれば、別の資源として再利用ができます。
また、東京23区から排出されるゴミの4割は紙ゴミですから、排出されたゴミに対して分別の手間を加えるだけでゴミになる部分が大幅に減り、環境に配慮できるのです。

こうした環境に優しい分別方法については、ゴミを出されるお客様にも提案しています。
例えば、資源として分別してから捨てると、低コストで処理できるようになるのですが、一般のお客様はそのことをまずご存知ありません。
鉄やプラスチックは、私たちが専門業者に有料で販売できますので、回収価格を下げられますし、木もチップにリサイクルできますので、引き取り料を下げることができるのです。

また、横浜市が前市長の頃に30%ゴミ削減大作戦を展開してきたのですが、それまで使っていた4箇所の焼却炉のうち、1箇所が老朽化してしまったからで、改めて新施設を建てるとなると、また巨大な税金を使うことになります。
それよりも、みんなでゴミを30%減らすことができれば、余計な税金の支出を抑えられ、より市民の身近なサービスに使えるようになるのです。
数字だけ聞くと面倒にしか思えないが、こう言う背景を知るとやる気になりますよね。

日本のリサイクルは、世界と比べてすごく進んでいます。
江戸時代はほとんどゴミが出ない生活をしていたというくらい環境を考えてきた国ですから、専門業者である私達が表舞台に立って、知りうる情報をどんどん発信し、みんなの意識を変えるきっかけを作って行きたいですね。
また、ゴミの中には資源化する以前にまだまだ使えるものもたくさんありますので、それをリユースする方法を現在試行錯誤しています。
「限りある地球の無限を願い」という会社の理念の通り、資源という限りあるものを無限にするように、徹底して努力していきたいですね。

海のために、アジアのために


私には夢があります。地球上の海を、きれいにしたいのです。
東京湾を沖縄のような真っ青な海にできれば、毎日がめちゃくちゃハッピーになるんじゃないかと思うんです。河川に少しでもゴミが落ちないようにしたり、ゴミのない海岸を作ったり、できることは色々あると思うので、「海」と言う名前に恥じないように、生きているうちに成し遂げたいですね。

また、フィリピンのスモーキーマウンテンで、廃品回収をして日銭を稼ぐ子どもたちの姿を見ていると、私の知識を生かして力になれることもあるんじゃないかとも思うのです。
日本の優れたリサイクル技術と、私たちの知識やノウハウを合わせて、今後ゴミ問題が増えるであろうアジアの後進国に貢献していけたらいいですね。

ムゲン・サービス株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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