伊藤邦夫

弊社は「起業家支援とオフィス提供のコンシェルジュ」を旗印に、これまでに起業家の支援活動に力を入れてきました。

これから横浜で起業を目指すベンチャー企業を始めとして、営業拠点を持ちたい企業様に対して、良質なビジネスサービスの提供を通じて、ビジネス活動のお手伝いをしてきました。

弊社がレンタルオフィス事業をスタートしたのが２０００年で、今年で早くも１７年になります。

これまで起業を目指す方やベンチャー企業、ＳＯＨＯ事業者に対して、レンタルオフィスおよびバーチャルオフィス等を展開し、既に６００社以上の起業家を支援をしてきた実績があります。

弊社は、１９９０年代にバブル経済が崩壊した後、横浜市のビジネス街の中心地である関内地区では、多くのオフィスビルに空室が発生し、弊社はヘリオス関内ビルを所有していたオーナー様から、ビルの運営に関して相談を受け、弊社を立ち上げることと致しました。

当時の横浜はまだまだ支店経済で成り立っている街であり、多くの大企業等の支店が軒並み撤退あるいは縮小し、関内地区はビジネス街として地盤沈下を懸念する声がありました。

しかし、横浜は比較的に所得層の高い人が多く、観光客も多いので消費地としては素晴らしい環境ですから、多くの企業経営者の中には、横浜に営業拠点を必要とし、オフィスを構えたいという若手経営者も多くいました。

そこで弊社はオフィス運営についての発想を変え、当時としては珍しかったレンタルオフィスの運営に着目して、新たに起業することにしたのです。

事業をスタートしてからは様々な場所のビルオーナーから問い合わせがきましたが、横浜という地を大事にしたかったのであえて拡大はしませんでした。

横浜市中区のたった一ケ所だけで、１７年も経営を続けられてきたのは、多くの会員様に愛され支えられてきたおかげです。

これからも横浜レンタルオフィスのパイオニア的存在として、横浜に拠点を持ちたい方々の力となり、ビジネスを応援し続けて参ります。

弊社のレンタルオフィスでは、オフィス家具・ＯＡ機器および電話・インターネット接続といった通信環境の用意はもちろんのこと、受付・来客対応・電話代行・貸会議室など、これからビジネス活動をするのに必要な機能を全て備えていますので、ＰＣ一つですぐにもビジネスをスタートできるのが特徴です。

また、弊社が立地する横浜市中区元浜町のヘリオス関内ビルは、近くに県庁・市役所・法務局等の行政機関や金融機関があり、みなとみらい地区にも隣接する抜群のアクセスを誇っています。

弊社のオフィスには、４階にインキュベーションタイプ（個人・ＳＯＨＯ事業者向け）のオフィスに加え、１・２・３・７・１０・１１階には２名様から１０名様以上での利用が可能な、

ベンチャー企業様向けのオフィスを構えております。

現在ＩＴ企業を始めとして、様々な業種の企業様が利用されており、中には外資系企業や地方企業の横浜オフィスとして、幅広い企業様のニーズにお答えしています。

さらに弊社では、「３Ｓ（サポート・サービス・スペース）」と「３Ｃ（コストパフォーマンス・コンビニエンス・コンフォート）」をモットーに、会員企業様へのサポートとして、１時間２，１６０円で事務代行サービスなど、業務のバックオフィスのお手伝をしています。

一般的なレンタルオフィスでも電話対応を代行するところはありますが、弊社の場合は電話代行会社を使わず、女性スタッフが企業様の一員としてお問い合わせなどに対応しております。企業様にとっては電話番等の事務員を雇うこともないので経費の削減につながります。

また、弊社では起業家支援のコンシェルジュとして、毎週木曜日には「２４時間で起業する＿起業実現ゼミ２４—」を開講しております。

このセミナーは横浜市の特定創業支援事業に認定されていますので、横浜市で会社を設立した時の登録免許税が半額免除され、（株式会社の場合、１５万円→７．５万円）更に日本政策金融公庫の融資等についても有利な特典が用意されております。

弊社では金融機関による資金相談会も随時開催しており、受講生の中には、２００万円の自己資金で１，０００万円を借りられた方もいます。

起業家特別優待制度や各種セミナーや交流会も開催するなど、これから起業を目指す方々にとって、スタートアップのための様々な支援サービスを行なっています。

日程や具体的な内容については、弊社のホームページに詳細がございますので、ぜひ一度ご確認いただければと思います。

会社を順調に経営し大きく成長させるには、ホップ・ステップ・ジャンプの３段階での資金調達が必要になります。

日本ではホップに当たる必要な資金として、創業時の補助金や創業融資制度については充実しており、ジャンプにあたる上場目前の成長企業にとって、必要な資金調達についてはベンチャーキャピタルからの投資や融資環境もある程度揃っています。

しかし、ステップにあたる資金調達手段が弱いのが実情です。

軌道には乗りかけているけど実績が無い企業様のために、この「ステップ」にあたる資金調達部分を、提携先の株式投資型のクラウドファンディングを行う会社と、一緒になって資金調達の道を切り開いて行こうと考えています。

レンタルオフィスの利用する会員企業に対して、起業家支援活動とクラウドファンディングを一緒にやることで、レンタルオフィスの会員の層をさらに厚くして行きたいと思っています。

株式投資型のクラウドファンディングで、有望な会員企業を世の中に輩出するお役に立ちたいと思っています。

これからは中小・ベンチャー企業の時代。

横浜が支店経済から脱却して更に大きく飛躍できるように、様々な企業様に対して横浜での活躍を全力でサポートさせていただきたいです。