株式会社カンドーレ
浅野行紀
POSTED | 2016.08.22 Mon |
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TAGS | 従業員数:101〜300人 業種:飲食店・実店舗 創立:11〜14年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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美容こそ、21世紀の日本を救う!
日本社会を元気にするエイジングマネジメントメソッドとは。Topics
株式会社カンドーレ 社長 浅野 行紀氏のONLY STORY
美容室が、21世紀の社会問題を解決する。
かつてベンチャーリンクというコンサルティング企業に勤めていた私。そこは、中古車買い取り専門店、女性専門フィットネスなど、新規事業を立ち上げて中小企業と協力し、フランチャイズで全国展開するというビジネスで、10年間で25業態12,000店舗ほど手がけた会社でした。
私が美容室に注目したのは、そこで手がけた中小企業向けコンサルタント育成のフランチャイズ事業がきっかけです。企業内でコンサルタントを育成することで、中小企業に新しい成長を提供するのが目的だったのですが、育成の場をどこにするかと考えた時に、美容室がいいと思ったんです。
美容室は実に興味深い場所でした。顧客の98%が女性で、定期的に必ず活用してくれる。そして、国家資格を持っている美容師がいる。これほど価値の高い社会インフラは他にないですし、情報過多の時代で、パーソナルカウンセリングを行える唯一の場所じゃないかと思ったんです。
美容室こそ21世紀の社会問題を解決する担い手になると感じました。ただ、あまりに数が多すぎて、先細りするのも目に見えていました。
そこで、株式会社ミッショナリーという子会社で、髪も肌もしっかり綺麗にしていくという新たなビジネスパッケージを作り、美容室に提供して行くことにしたのです。私たちはスーパーバイザーとして末永く携わっていくことになりました。
この頃、私には、美容師だけではなく、ドクターなど色々な人の力のシナジー効果で健康的な美しさに革命を起こしたいという考えがありました。
株式会社ミッショナリーが、株式会社サムソンとのジョイントで、新たな社会づくりを行う株式会社カンドーレを立ち上げると知り、自ら社長に立候補し就任したのです。
恋する100歳、働く120歳を当たり前にする。
先ほど、美容室が21世紀の社会問題を解決する担い手になると言いました。21世紀の日本の問題とは、働く(支える)人と支えられる人のバランスが崩れていることです。
私たちは、その原因のひとつである、女性と高齢者の心身の躁未病社会を変えるため「恋する100歳、働ける120歳を当たり前にする」というテーマを抱えています。
女性は結婚、出産、育児、介護などを優先して行く中で、多くが脇役になってしまいます。それを「仕方がない」とガマンさせる社会もある。でも、美容であれば女性に自尊心取り戻せると思うんですね。
心身ともに美しく、いつでも恋できるような自尊心に溢れた女性がたくさんいれば、家庭でも社会でもいきいきと活躍できるはずです。また身体の問題も、平均寿命が長いだけの日本ではなく、健康寿命が長い日本にしないといけない。
高齢者も心身ともに健康でいれば、日本の総人口が減ったとしても、労働人口の問題も解決できるはずです。社会ではアンチエイジングが叫ばれていますが、本来年をとることは素晴らしいこと。
私たちは、年をとることに抗うのではなく、マネジメントすべきだと考えています。そのために、医療、食、美容、企業の4方向で、正しいライフスタイル「美容習慣、健康習慣」を広めていきたいと思っています。
この考えに賛同してくださるフランチャイズ先が、美容室170店舗、エステ7店舗、●●1店舗、飲食200店舗、医療が22医院まで増えています。
飲食では、淡路島の生産者とNPO法人を作り、淡路島の工場で作ったカレーをダイレクトに都会で販売しています。
これによって、淡路島に現金収入が生まれ、新たに雇用が生まれますし、都会の人は、美味しくて健康に良いものを摂取できるのです。企業については、従業員に福利厚生でエイジングマネジメントを提供する企業様を増やしている最中です。
例えばランチタイムに新鮮なサラダが食べられる置き冷蔵庫といった事業ですね。「健康=禁欲」ではなく、「健康=楽しい、かっこいい」という風に美容と健康をもっと近づける取り組みを行っています。
エイジングマネジメントメソッドを世界の常識に。
エイジングマネジメントのメソッドを、世界の常識になるまで広めて行きたいですね。フランチャイズ先をもっと増やして、正しい健康習慣、正しい美容習慣が簡単に手に入る社会を作りたいと思っています。
B-by- C(Beautiful by Core)で、コアから美しくという挑戦を続けたいですね。日本の食文化と美容文化、東洋医学を含めた医療文化、健康習慣を、エイジングマネジメントメソッドとして世界へ輸出したいと思います。
これは、21世紀の日本を元気にする新たな基幹産業になれると思っていますね。私たちは、生涯ベンチャー。社会問題を変えていく側であり続けます。若い世代の皆さんにも、社会問題を人ごとにせず、当事者意識を持って挑戦してほしいですね。
自分が絶対に解決したい社会問題は何なのか、それに一番真剣に取り組んでいる会社はどこか。それが、本当の就職活動だと思います。社会が一番先で、会社は後、職業はもっと後であることを忘れず、自分の人生を切り開ける力を身につけて欲しいと思います。