エレビスタ株式会社

石野 拓弥

金融とエネルギーのWebメディアプラットフォーム

太陽光発電所の売買仲介を端緒にエネルギーの民主化を
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今回のインタビューは、Webマーケティング事業やWebメディア運営事業を展開するエレビスタ株式会社の石野氏にお話を伺います。「Webメディアプラットフォーム」を目指す同社の今後の展望や、太陽光発電が優れた投資先である理由について語っていただきました。

エレビスタ株式会社 社長 石野 拓弥氏のONLY STORY


【経歴】

エレビスタ株式会社 代表取締役 (https://erevista.co.jp/)  
2009年から起業14年目のWEBマーケッター兼 連続起業家。
2013年から太陽光発電所の売買仲介No.1プラットフォーム「SOLSEL(https://solsel.jp/)」
を運営。累計の流通総額は900億円を超えている。
「世界をもっと“もっとも”に。」というミッションのもと、再生可能エネルギーの分野でメディア事業を展開し、「業界No.1プラットフォーム」を目指して、日々奮闘中。
経済誌「Forbes JAPAN」やクラウドファンディング「CAMPFIRE Owners」の取材、「ベストベンチャー100」「アジアの注目企業100」の選出などメディア掲載多数。

金融とエネルギーのWebメディアを運営


–エレビスタ株式会社の事業内容を教えてください。

石野氏:弊社はWebマーケティング力を武器に、金融とエネルギーに関するメディアを複数運営しており、さまざまな情報のハブとしての「Webメディアプラットフォーム」を目指しています。

金融メディア事業では、マネーの情報サイト『マネスト』の運営をはじめ、クレジットカードやローンの選定に役立つお金の知識や雑学を掲載したり、比較サイトを複数運営したりしています。

エネルギーメディア事業では、再生可能エネルギーである太陽光発電を売買できるプラットフォーム『ソルセル』をはじめ、複数のサイトを運営しています。

–なぜ太陽光発電なのでしょうか。

石野氏:現在太陽光発電は、国による20年間の売電価格保証もあって利回りの良い投資先となっています。年利は約10%で、月々安定した売電収入という好条件のため、企業だけでなく個人でも投資をする方が増えているんです。

弊社は産業用太陽光発電の売買の仲介においてトップを目指しており、順調にいけば2019年内、遅くとも2020年4月までには月の流通量で売買数1位となる勢いです。

トップに立てれば、業界内のハブとしていろんな情報やデータベースへのアクセスが容易になるだけでなく、他の発電方式や業者を含めた電力ネットワークを構築することができるようになり、さまざまな発電を扱うプラットフォームになれると確信しています。

–エネルギー市場のプラットフォームになると、どのような変化が起きるのでしょうか。

石野氏:弊社が目指している「エネルギーの民主化」に一歩近づくことができます。

近年、電力やガス、通信、運輸などの分野において民営化や自由化の動きが進んでいますが、それでもまだエネルギーの世界の「中央集権」を壊し、権利を再分配するまでには至っていません。

弊社が運営するサイトを通じて、発電所オーナーと電力消費者が直接つながれば、中間に既存の電力会社を介することなく電力の地産地消が可能になります。

–御社の強みを教えてください。

石野氏:Webマーケティング力に加えて、情熱と気合と根性が挙げられますね。

電力業界には、弊社のように変化を好む存在はあまりいないため、情熱と気合と根性がうまく機能していると感じています。

寺にひと月籠ったことで、目標が明確に


–起業したいという想いを持ったのはいつ頃でしょうか。

石野氏:私はもともと弁護士になるつもりで千葉大学の法律学部に入学したのですが、入学早々、シラバスを記載された「起業論」という講義を知った瞬間、起業こそが自分の才能であり、情熱を持って歩める道だと直感し、衝撃を受けました。

この天の啓示に従って、以後1年間でビジネスコンテストやインターンなどに参加し、一生を懸けるにふさわしい道を模索し続けた結果、マーケティング分野に辿り着きました。その後、20歳の頃にWebマーケティング会社を共同創業し、大学は辞めてしまいました。

–その後、エレビスタ起業までの足取りを教えてください。

石野氏:当時の会社ではFXのアフィリエイトがまずまずの業績で、クレジットカードやローンの比較サイトも順調でしたが、利益が出るにつれて共同創業者と運営の方向性について意見が分かれるようになり、辞任することになりました。

その後、同じ業種の会社で社内ベンチャーとして起業し、SEOメディアで日本一の売上も達成しましたが、ここでも同様に意見の食い違いが出てしまい、自分の信念を見つめ直すために京都のお寺に1ヶ月間籠ることにしたんです。

お寺から戻ると、「社会を変えたい」「インパクトを残す」といった今までの曖昧な表現から、「サンタクロースのようにワクワクを届けたい」と目標を明確に言語化できるようになり、エレビスタ株式会社の起業に至りました。

地球の未来を支えるプラットフォーマーへ


–今後の展望を教えてください。

石野氏:産業用太陽光発電の流通でトップに立ったら、その後は住宅用太陽光発電や風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーでも同様の事業を展開し、弊社がオンリーワンとなる事業を次々と増やしていきたいと思っています。

そのために、まずは弊社の持つWebマーケティング力を最大限に発揮し、アクセス数を伸ばして成約率を上げ、取引量を増大させます。

また、最終的にこの業界内でハブの立ち位置を目指すために、展示会への出展やセミナー開催、インタビュー、業者のデータベース作成などにも力を注ぎながら、業界のネットワーク作りに励みたいと考えています。

–社会にとって、どんな存在の会社でありたいと考えていますか。

石野氏:世界の電力需要がますます増大していくなかで、日本の優れた技術力から生まれるエネルギーサービスを世界中に輸出できれば、エネルギーの未来、ひいては地球の未来も明るいものとなるので、弊社はそのプラットフォーマーとして未来に貢献したいと思います。

世界は広く、日本の大企業が束になっても太刀打ちできない巨大企業はいくつもありますが、そんな相手と伍して勝負しようという壮大な夢を描いています。「Webメディアプラットフォーム」として、世界にワクワクを届けたいですね。

–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

石野氏:太陽光発電は節税対策にもなり、好条件が保証される優れた投資先です。また、マーケティングに悩む社長さんや、夢のある転職を考えている方は、いつでもお声がけください。

執筆=増田
校正=米山

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