株式会社ファインドスターグループ
内藤 真一郎
POSTED | 2017.05.10 Wed |
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TAGS | 従業員数:301〜500人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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国内だけではなく海外企業のEC事業をサポート!
起業文化を日本に!ベンチャーで日本や世界を元気に!Topics
株式会社ファインドスターグループ 社長 内藤 真一郎氏のONLY STORY
ウェブはゴールドラッシュ時代の「つるはし」
私は大学在学中から契約社員として働いていました。勉強はあまり好きな方ではなく、早く社会を知っていたほうが良いという思いがありました。
卒業後はそのまま新卒として就職しましたが、バブルが崩壊したすぐ後で景気も悪く、勤めていた会社を退職、友人と会社を立上げました。東急グループや西武グループを立ち上げた方の本を読んで刺激を受けたことと、バブルの時にお金を持っているのは自分で起業した人たちで、お金持ちに対する憧れのようなものがあったのも起業したいと思ったきっかけです。
新卒入社した会社は私が飛び出した格好となり、その後友人と立ち上げたのが、今の会社の前身となる、アレストという会社です。アレストでは、友人がインターネットの機械を開発し、私が営業・販売を担当していました。
パソコンショップを回っても、当時、インターネットはあまり知られておらず、さらに出来たばかりの会社の商品は買わないと言われました。その時、知り合いからプロバイダーを紹介され、会員誌を5万部出しているので成功報酬でそこに広告を出してくれるということになり、それがうまくいって500個売れました。
会員誌でマーケティングして、直接お客様に売る。一番売れたのが、インターネット、いわゆるウェブです。
見ず知らずの人から問い合わせがあり、さらに買ってくれるウェブというものはすごいと驚き、まさにゴールドラッシュだと思いました。ゴールドラッシュの時に一番儲かったのは、金を掘った人より、つるはしを売った人。
ウェブはまさにゴールドラッシュのつるはしだと思い、ウェブの制作会社としてスタートしました。
しかし、その後ウェブ制作会社は星の数ほど出来て、トップセールスマンがお客を持っていって辞めてしまい会社は赤字へと転落してしまいます。
国内だけではなく海外企業のEC事業をサポート!
海外を含め、サブスクリプションコマースの企業に対してこれだけのサービスをしている会社は世の中にありません。これでは事業にならないと迷走している時に、結婚情報サービスをしているお客様から「マスメディアではお客様は集まらない。一番集まるのは、クレジットカードの請求書にチラシを入れる事だが、他の代理店では媒体ダイレクトはやらない」という話を聞きました。
「これからは、マスメディアと真逆のニッチマーケティングが主流になる。」
そう思い、創業時から行っていた、会員誌に広告を入れる同封広告のノウハウを活かし、「同封広告どっとコム」というサイトを立上げます。同封広告でリスティングを出したら、媒体を探しているお客さんが来のでは?と思っていましたが、これが予想以上の反響がありました。
当時は、セグメントマーケティングというのは雑誌しかなかったのですが、インターネット上でお客様を見つけるのは新しく、リスティング広告を行う広告代理店の中では、ファインドスターが最初の方だと思います。ウェブ制作会社から広告代理業に転身したのがこの時です。
現在、ファインドスターグループの半分以上が、企業のECサイトの支援会社です。特に、サブスクリプションコマースに強い会社のオフライン広告やオンライン広告の支援をします。
新しいお客様をどんどん見つけ、物流やシステムを充実して、後はCRMという分野で1回買ったお客様にライフタイムバリューを伸ばすという概念で、2度3度と来ていただくということをお手伝いしています。
日本だけでは人口の減少で売り上げは頭打ちになりますので、最近は海外にも力を入れています。今は台湾とタイにグループ会社があります。海外を含めたEC支援が出来る会社は他にはありません。
ベンチャーで、日本を、世界を元気にする
私は、ある程度、組織として事業をどんどん拡大して行くのが起業家の誇りであるという想いがあります。起業家というのはベンチャー企業を立ち上げている人だと思いますが、1人や2人で事業を行っているのは事業家とは言えないと思います。
起業の成功率は決して高くはありませんが、起業をブームで終わらせたくありません。
それには身近で成功例をつくることが大切だと考えています。私たちは、2022年までにグループ会社を100社つくるという目標がありますが、ECに関するノウハウは持っているので夢ではないと思っています。
私たちは起業したい若者を採用して、彼らの起業を支援しています。ベンチャーはブランドがないので、お客様や社員同士の関係が誠実であること、模倣ではなく新しいものであること、そしてみんなが幸せになるということが大切だと思います。
幸せの定義は人それぞれですが、自分だけが良ければいいというのは、最も嫌いな考え方です。
起業文化を日本に根付かせて、ベンチャーで日本、そして世界を元気にすることが私たちの普遍的価値観であり、使命であると考えています。