株式会社BOマーズ

鈴木 勇棋

次の時代を代表する、長寿テレビ番組の制作を目指して

若者が活躍する会社で番組ディレクターへ
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今回のインタビューは、テレビ東京の『家、ついて行ってイイですか?』をはじめとする番組制作を行う株式会社BOマーズの鈴木氏にお話を伺いました。現在の事業に至るまでの経緯や若手が多い同社でテレビ番組制作に携わることの魅力、そして番組作りにかける想いについて語っていただきます。

株式会社BOマーズ 代表取締役社長 鈴木 勇棋氏のONLYSTORY


【経歴】

2010年、日本大学芸術学部放送学科を卒業。同年、テレビ番組制作会社ハウフルスに入社。
テレビ東京『出没!アド街ック天国』で番組制作の基礎を学ぶ。
2014年、フリーランスディレクターに転向。テレビ東京『家、ついて行ってイイですか?』、『ウソのような本当の瞬間 30秒後に絶対見られるTV』等、民放各局、約20タイトルの番組に携わる。
2016年、後輩スタッフ達と『株式会社BOマーズ』を設立。
現在、テレビ番組制作会社として、複数の制作協力番組を請け負い、社内全体の統率をこなす。

1,000万人に見られる番組を作ること


–株式会社BOマーズの事業内容を教えてください。

鈴木氏:弊社はテレビ番組制作会社で、企画の段階から収録、編集まですべて行っています。

例えば、現在は『家、ついて行ってイイですか?』という番組の制作を行なっています。ディレクター、アシスタントディレクターがロケに出るところから、収録、編集など放送に至るまでを別の会社とテレビ東京チームと交代でやらせていただいています。
–この業界で働くことの魅力は何だとお考えですか。

鈴木氏:自己顕示欲の強い方には、テレビは今のご時世でもいい媒体だと思っています。というのも、視聴率1パーセントで大体100万人が見ていると言われるのですが、10パーセント取ったら1,000万人がその番組を見ていることになるんですね。

自分が一から撮ったVTRが1,000万人に見られているというのはやはり嬉しいことだと思います。その分見られなければ意味がないと思うので、視聴率が取れる番組作りは常に意識していますね。
–他の制作会社と比べて、株式会社BOマーズで働くことの魅力は何ですか。

鈴木氏:スタッフの平均年齢が若いという点は弊社の特徴だと考えています。20代~30代前半の若いチームで運営しているテレビ制作会社は多くないので、言い換えると若い人たちにチャンスがある環境なんですね。

業界全体として、今アシスタントディレクターがすぐに辞めてしまうので、どの制作会社でもその次の段階であるディレクターになりにくい時代。そんな中、弊社はステップアップできるチャンスが多くあるんです。

そもそも、会社自体が若いので、能力があれば3年4年でディレクターになれます。実際に、『家、ついて行ってイイですか?』では今2年目のスタッフがもうロケに出ていますし、ADとして働きながらですが、お試しでディレクター業をやってもらうこともあります。

家族を養うように、会社を経営する


–起業に至った経緯を教えてください。

鈴木氏:私は大学卒業後にテレビ番組の制作会社に入り、4年で退社して、2014年にフリーランスのディレクターになりました。そのときに伝手で初めてお会いさせていただいたのが、今のテレビ東京の総合演出プロデューサーである高橋弘樹さんでした。そこから『家、ついて行ってイイですか?』という番組のディレクターを担当させていただいたんです。

特番として2014年の1月に番組を打ったのですが、2015年の秋には深夜レギュラー番組になりました。その後、2016年の春から『家、ついて行ってイイですか?』がゴールデン番組になり、そのタイミングで会社を作ったんですね。

前職の制作会社の後輩達を集めて5人で事業を始めたのですが、設立当初は仕事も少なく、その5人にも仕事を与えないと会社としても食べていけない、という形で高橋さんの方に相談させていただきました。そして、全員がディレクターとして『家、ついて行ってイイですか?』に入り、その後も、紆余曲折を経て今に至ります。
–起業してから印象的だったことは何ですか。

鈴木氏:フリーで働いていたときに、40代、50代まで1人で戦っていくことは孤独だと思っていました。そして、その孤独に耐えられないな、という想いからこの会社を作ったんですよね。

スタッフは最初の5人から20人まで増えましたが、彼らのことは本当に家族のように思っているんです。だからこそ、彼らを大切にすることを会社を運営していく上で最も重要だと考えています。私は社長というより父親のつもりでいて、子供たちを食べさせていくためにはどうすればいいだろう、という気持ちで日々仕事に取り組んでいます。

新しい時代を象徴する番組作りを


–今後の目標について教えてください。

鈴木氏:今年の目標としては「大同団結」という言葉をあげています。本来違う目的を持っている人たちが、あるひとつの目的のために力を合わせるという意味の言葉です。

スタッフの中でも、考えていることや、やりたいことは違うんですよね。そんなメンバーが、それぞれの個性を発揮しつつ、同じ方向へ走っていくことを今年の目標にしていきたいです。

やはりテレビ制作にも辛い側面があります。それでも、働くみんなが日々、笑顔で過ごせる会社にしていきたいですね。

–今年の目標を教えていただきましたが、長期的な目標は何かありますか。

鈴木氏:今年には平成が終わって新しい元号になりますが、平成を作ってきたテレビ番組というものがあったと思うんですね。もちろん昭和もそうなんですけど、平成で言うと、『めちゃ×2イケてるッ!』などは23年くらい続いた平成を象徴する番組でした。

そのほかにも『笑っていいとも!』や『とんねるずのみなさんのおかげでした』というような、その時代を象徴する番組を作りたいと思っています。次の時代を駆け抜ける番組、30年続く番組を作りたいですね。

–具体的にはどういった番組を作りたいと考えていますか。

鈴木氏:私たちが作る番組は、高橋弘樹さんの影響もあるのですが「違和感」を大切にしているのです。チャンネルを変えたときに「何だこれ?」って思われるような番組です。

そういった番組作りのために、例えば、素人の方を起用しています。芸人のみなさんもおもしろいんですけど、予測不可能なことが起こるのって、やっぱり素人の方々なんです。絶対こっちの計算できないハプニングがどんどん起こるような番組を作るという点が、株式会社BOマーズのカラーだと思います。

執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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