株式会社ミニヨン
加藤 若菜
POSTED | 2020.03.30 Mon |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:広告・マーケティング・制作 創立:7〜8年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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お客様の頭の中を具現化し、伝えたいことを形にする!
スピード、クオリティ、トレンドで目指す顧客満足Topics
今回のインタビューは、主にホームページ制作やコンテンツ制作、アプリ開発など幅広く事業を行っている株式会社ミニヨンの加藤氏にお話を伺います。展開する事業内容はもちろん、起業のきっかけや今後のビジョンについて語っていただきました。
株式会社ミニヨン 社長 加藤 若菜氏のONLY STORY
【経歴】
19歳の頃、将来は家で仕事をしたいと考え「25歳で独立・30歳で起業」の目標を掲げる。独学で学び、NEC子会社でのSE、上場会社での企画・ディレクター、広告代理店でのデザイン事業部の経験を経て、25歳にフリーランスとして独立。毎年、年収4000万を実現して目標どおり30歳で起業。
前職では月10万の売上だったネットショップを月3000万まで達成させるために商品開発に携わったり、フリーランスの限界に挑戦するためにいろいろな仕事を請けて年収4000万を維持していた。また、LINEクリエイターズスタンプ初期に出したスタンプは、総合ランキング4位まで登り詰め、1日20万程度の収入を得ていたこともある。
これまでフリーランスの自由な働き方の取り組みが注目され、TV番組「ガイアの夜明け」「がっちりマンデー」「ワールドビジネスサテライト」、雑誌「Oggi」などからの取材を経験。2014年「クラウドワークス デザイナー・オブ・ザ・イヤー」受賞
現在は、「株式会社ミニヨン」代表取締役として会社を経営しながら、クリエイティブアドバイザーとして活動。福岡と東京を拠点とし、Web制作・LP制作だけでなく地域メディアや自社サービスの開発も行っている。
全社員が企画からトータルコーディネイト
–まずは、株式会社ミニヨンの事業内容をお聞かせください。
加藤氏:弊社は、福岡と東京を拠点とした全国対応のWeb制作会社です。主にホームページ制作を中心に、キャンペーンページの制作、Webサービスの開発、アプリ開発など多岐に渡ってサービスを提供しています。
また制作物納品後は、アフターフォローとしてWebコンサルを行うことが多く、前職の広告代理店の経験を活かして、リスティング広告やSNS系広告、スマートニュース広告の代行のほか、Webアナリスト検定とWeb解析士の資格を活かし、SEO・LPO・EFO対策も行っています。
–ありがとうございます。業界他社と比べてサービスの強みや差別化できるポイントどこはありますか。
加藤氏:各社員が企画からサーバーアップまでトータルコーディネイトできる点が強みです。
例えばデザイナー、コーダー、ディレクターと分かれている会社様ですと、意思疎通がうまくいかずお客様のイメージがどんどんズレてしまう場合も少なくありません。しかし弊社では各社員が一貫してトータルコーディネイトできますのでそういった認識のズレを防ぐことができます。
また全社員が制作技術を持っていますので、お客様に対し実装可能な提案ができるのも弊社の強みだと思いますね。
–事業を運営する上で、一番心がけていることを教えてください。
加藤氏:私のモットーは、お客様の頭の中にあるものをすべて具現化し、満足いくものをスピ―ドとクオリティを保ちながら提供することです。
お客様が作りたいものを確実に提供できるようしっかりとヒアリングを行い、スピーディーにそしてトレンドに合ったデザインの提供ができるよう弊社では日々スキルアップに励んでいます。
25歳でフリーランス、30歳で起業を実現
–起業の経緯について教えてください。
加藤氏:もともと医学部を目指し進学校の高校に通っていたんですが、受験シーズンに緊急手術で入院してしまい、受験ができず浪人することになりました。
しかし浪人してまで医学部に行き、6年間学校へ通ってから仕事をするよりも、すぐにでも今持っている知識や中学生からの趣味のホームページ作りを仕事に活かしたいと思うようになりました。
加えてもとから体が弱く「家で仕事をしたい」と思っていましたので、19歳の頃には「25歳でフリーランスとして独立し、30歳で会社を作る」と目標に決めたのです。
それから5年間、会社員としていろいろな会社に勤めそこで得たスキルを活かし、25歳でフリーランスとして独立、30歳で弊社を起業しました。
–独立志向は昔からあったのですか。
加藤氏:そうですね、両親が自営業なので、手に職をつけたいという思いは昔からありましたね。
–起業してから印象に残っていることはありますか。
加藤氏:目標を達成して経営者になりましたが、私自身が職人気質なので、経営は他の役員に任せていました。しかし社員を雇うにあたっては、未経験者を採用して、ゼロから自分のスキルを継承し育成していくことを目標にしていたのです。
けれど私も仕事をしながら未経験者を教えることがとても困難で、思うように仕事ができなくなり、経営不振に陥ってしまった時期がありました。
–どのように困難を乗り越えたのですか。
加藤氏:2018年から視点を変えることで問題を改善していきました。具体的には、大学卒業後に1社勤め、スクールに通ってある程度知識を得ている人を採用したこと。もう1人は10年ほどフリーランスとして経験のある人を採用したんです。
それまでは未経験者を採用し、本当にゼロから私のクローンを作ろうと思っていたんですが、そうではなく、「チームを作る」ことに転換したことで、ある程度事業を立て直すことができたと思います。
フリーランスが自由に働ける世の中にしたい
–今後の目標を教えてください。
加藤氏:今後のビジョンは「フリーランスが安心して高収入を得られる環境を整えること」です。
今はフリーランスの単価は安かったり、大規模な案件が受けられなかったりと、社会の中ではまだまだフリーランスの信用力が低いんですね。
私はもともとフリーランスになってから約数千万ぐらいの報酬を得られていたので、同じようにフリーランスの人たちが安心して高収入を得られ、自由に働ける世の中を作りたいと思います。
そしてリモートワークやテレワークが定番になりつつある今、これからさらにフリーランスの人が増えていったときに、安定して収入を得られる環境づくりをサポートしていきたいですね。
–そのために現在、力を入れていることはありますか。
加藤氏:弊社は今、リモートワーク体制で自宅でも対応できる環境を作っています。この先、社員がフリーランスになったとしても、今度は外注先として仕事をお願いする関係性を作っていけたらと思いますね。
–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。
加藤氏:私は2年前まで東京で仕事をしており、福岡に移住しました。東京のスピード感やクオリティを保ちつつ、流れの早いWeb業界でいかにトップに立てるかだけを考え事業を行っています。2014年頃、メディアに多く露出していた経験から、会社としてもメディアに露出し、多くの方に認知していただければ幸いです。
自社の次世代の取り組みや思想を知りご賛同してくださる方がいらっしゃれば、ぜひご連絡ください。お待ちしております。
執筆=山田
校正=6483works