UNITE株式会社
上田 啓太
POSTED | 2020.09.07 Mon |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:BPO・業務委託 創立:5〜6年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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「ワガママに生きる」を当たり前にする
営業チームを作り上げるプロジェクトマネジメント集団Topics
今回のインタビューは、「事業計画を継続して達成できる営業チーム」の構築支援を事業を手がけるUNITE株式会社の上田氏にお話を伺います。
スタートアップから上場企業まで幅広く支援をする同社上田氏に、事業の詳細や起業に至った経緯、これからのビジョンを語っていただきました。
UNITE株式会社 社長 上田 啓太氏のONLY STORY
【経歴】
1986年、東京都出身。大企業向け採用管理システムのCSM・セールスを経験後、人材紹介会社にて当時新規事業として立ち上げ2年目の顧問ビジネスに参画し、中小企業経営者向けのセールスに従事する。プルデンシャル生命保険にてフルコミッションセールスを経験した後、SaaS比較サイト「ボクシル」を運営するスマートキャンプにてセールス部門立ち上げに従事する。
その後BtoCアプリ事業を展開するリクポの取締役COOを経て2018年2月UNITE株式会社を創業、代表取締役に就任。「貴社と共に、営業チームを作り上げるプロジェクトマネジメント集団」をコンセプトにセールスディベロッパー事業を展開している。
セールス領域に特化したプロジェクトマネジメント
––UNITE株式会社のサービスを一言で言い表すとどういったサービスになりますか。
上田氏:弊社は、顧客と共に営業組織を作り上げる「セールスディベロッパー事業」を展開しているプロジェクトマネジメント集団です。
––セールスディベロッパーとは聴き慣れない言葉ですが、具体的にどういったものなのでしょうか。
上田氏:顧客の組織に入り込み、現場で営業組織の施策検討・実行を行う存在です。
私たちのサービスでは顧客の経営・マネジメント層に対し戦略立案をおこなう「プロジェクトオーナー」と、先ほど申し上げた「セールスディベロッパー」が、2人体制で支援を行っています。彼らが連携することで、顧客の営業組織に深く入り込み、効果を検証して改善するPDCAサイクルを回しながら、「事業計画を継続して達成できる営業チーム」を作っていくのが特徴です。
言い換えれば、営業代行では補いきれない戦略部分と営業コンサルティングに不足している現場の実行支援を一貫してサポートすることができるサービスですね。
––事業計画を継続して達成できる営業チームを作るためのサポートとはどういったことをされるのでしょうか。
上田氏:そのような営業チームを作るため必要なこと、つまり現状の営業チームの課題はクライアントによって様々ですが、「そもそもその課題がどこにあるのか分からない」「それらを明確にすることができるマネージャーがいない」という課題を持った企業様が多いんですね。
そのためまずは、「データに基づいて課題を把握できるようにしましょう」「目標と現状の乖離を数字で把握できるようにしましょう」というような組織運営の基本からサポートしていき、「どこに向かって進めるべきか」を考えるところからスタートします。
そこから、インサイドセールスの立ち上げや誰でも一定の成績が出せるような営業平準化などサポートしています。
アドバイスするだけで組織が変わることはありえません。組織に入り込み、一緒に実行することで課題を解決していきます。
––確かに一部の優秀なプレイヤーが企業の売上を支えているようなスタートアップやベンチャー企業の話はよく聞きますね。
上田氏:おっしゃる通りです。優秀なプレイヤーのノウハウの共有やセールスプロセスの構築を行うことで、これまでの場当たり的な営業ではなく「再現性のある営業」を実現するセールスチームを作る。これが事業計画を継続して達成するための大きなポイントになります。
––どこに課題があるか、分かっているようで分からない。と言う企業もあると思います。
上田氏:はい、ございます。そのような企業のために、弊社では「自社課題が10分でわかる」課題分析シートをご提供しています。まずはご相談ください。
「ワガママ=自分の意志を持つ人」が増える社会のため、新たな働き方を確立する
––事業を立ち上げた経緯を教えてください。
上田氏:以前勤めていた会社では、過労とストレスでもうろうとする日々を送り、提供するサービスにも自信が持てないまま業務にあたっていました。体中に湿疹が出たり、突然気持ち悪くなったり、トイレから出られなくなったり……。最終的には駅のホームで立ったまま気絶してしまいました。
怖いとか責められたくないとか、そのような気持ちだけで仕事をして、過労で生きるか死ぬかのぎりぎりのところにいたんです。私は今こうして生きることができていますが、このような経験をしている人は少なくありませんし、なかには自ら命を絶ってしまう人もいます。
「1回きりの人生だからこそ、自分のだけでなく、他の誰かの人生を豊かにするために働きたい」「生き残った自分だからこそ正しい価値観で、時代に合った働き方を世の中に作り出したい」
そう思ったのが起業のきっかけです。そのような背景から弊社は『「ワガママに生きる」を当たり前にする』というミッションを掲げております。
––上田様の経験と想いがミッションに込められているんですね。
上田氏:はい。ここで言うワガママとは、自由に生きる(フリーダム)という意味ではなく、自由を勝ち取る(リバティ)こと。つまり「自分がこうありたい、こういう人生を送りたい」という思いを叶えていくことです。そのためには時間や精神的な余裕が欠かせません。
だからこそ、短時間で働き、そのなかで最高のパフォーマンスを出して、しっかりと報酬を得られるセールスディベロッパーというキャリアのロールモデルを私たちから発信していきたいとも考えています。
自分の人生を自分で創る。そのための余裕を生み出す「働き方」を創造する
––今後のビジョンを教えてください。
上田氏:弊社の事業を通して「自分の人生を自分で創る人」を増やします。それにより先ほどお話しした「ワガママに生きる」を当たり前にする社会への進化に貢献します。
具体的には、営業領域以外へ「〇〇ディベロッパー」としての働き方の浸透を進めながら、現在別の課題を解決するための働き方を構築を始めています。
––セールスディベロッパー事業に関してはいかがですか。
上田氏:まずは顧客の成功を実現します。顧客と共に成功した事例を増やし、私たちが介在することで、「再現性ある営業組織を構築できる企業」を増やしていきます。
また個人でも「セールスディベロッパー」と名乗ってサービスを提供できるよう、資格を作ることが次の目標です。そうすればクオリティーの担保ができますし、サービスを受けるお客さまの安心感にもつながるのではないでしょうか。
そしてセールスディベロッパーで展開してきたノウハウを活かし別の領域にも広げていきたいと思います。
––ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。
上田氏:営業は組織の資金創出を担う大切なポジションで、本来はクリエイティブで楽しい仕事です。そのような企業に欠かせない大切な役割を担う社員やメンバーの方が結果を出せず苦しんでいたら、ぜひご相談ください。必ず何かしらお力になれます!
執筆=山田
校正=笠原