しごとつくる株式会社

本宮大輔

伴走型キャリアコンサルで仕事のモチベーションアップ

事業成功には社員一人ひとりの当事者意識が重要
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今回のインタビューは、ファシリテーションとキャリアコンサルタントの専門性を生かして企業をサポートする しごとつくる株式会社の本宮氏にお話を伺います。

「社員一人ひとりが当事者意識を持って取り組むことが大切だ」と語る本宮氏に、展開するサービス内容や事業の強みについて迫ります。

しごとつくる株式会社 代表取締役 本宮 大輔氏のONLY STORY


【経歴】

札幌市出身。2002年 北海道大学工学部卒業 2004年 北海道大学大学院工学研究科 修了

2004年から10年間国立大学法人化によって重要性が増した安全衛生、災害対策などに関わる。これを通して、体制構築をはじめとする組織変革を実践する。同時に、科学技術コミュニケーション活動を通して、大学内外の連携推進などを行う。

2015年4月に独立し、企業研修や働き方改革推進の他、創業支援やまちづくり、商店街活性化、求職者支援などの現場に携わり、組織開発とキャリア開発を同時に行うことで業務改革と人材育成を実現している。

研修・プロジェクト支援・組織開発の3つのサービス


––はじめに、しごとつくる株式会社の事業内容をお聞かせください。

本宮氏:弊社は、「研修」「プロジェクト支援」「組織開発」の3つを柱に事業を展開するコンサルティング・研修企業です。

具体的には、社員だけでなく、管理職や監督職、さらに経営者のみなさまに対してキャリアコンサルティングを行い、仕事に対するモチベーションの向上を図っています。

社員と経営者は写鏡のようなものなんですよ。不思議なことに、どちらかが不調だと、他方も影響を受けてしまう。ポジションの違いからコミュニケーションの量は少ないはずなのに、見えないところでつながっている。だから、両者がいきいきと働けるようなコンサルティングを行っています。

––ありがとうございます。「研修」「プロジェクト支援」「組織開発」の3つのサービスについてもう少し詳しく教えていただけますか。

本宮氏:はい。まず研修についてお話しすると、研修はクライアントの課題に応じて内容を変更するため、その都度変わります。

ただ、弊社に研修を依頼するクライアントは「社員のパフォーマンスを上げたい」「社員とより良好な関係を構築したい」といった課題を持っている場合がほとんどです。このような課題には、コミュニケーションの改善が糸口となることが多いので、研修を通して、社員と経営者がお互いにどのような思考や意識を持っているかが分かるようなプログラムを組んでいます。

次に、プロジェクト支援では、プロジェクトのファシリテーター役として目標管理やスケジュール管理、タスク管理、モチベーションアップをサポートし、プロジェクトの進行を支援いたします。

最後に組織開発は、コンサルティングですが、企業や組織の課題を明確にし、それら課題を解決するために研修やミーティングを包括的に行っています。

––競合他社と比べて、御社の強みや差別化できるポイントはありますか。

本宮氏:小回りが効く点と価格が安い点、そして経営者に寄り添って伴走型でサポートできる点の3つが弊社の強みです。

サポートに関しては、特に中小企業の場合は大企業と違ってキャリアプランを提示することが難しいので、丁寧にヒアリングやカウンセリングを行いながら、状況に合わせて最適なサポートをしていきます。

––本宮様がコンサルティングを行う上で意識していることは何かありますか。

本宮氏:社員一人ひとりが当事者意識を持って仕事に取り組む雰囲気づくりです。

例えば、文句や批判を述べて周りの士気を下げる人がいたり、言われたことだけしかやらない人がいたり…。そういった人に関わる悩みを抱えている企業は非常に多い。

そのような状態を引き起こす1つの要因が社員の会社に対する理解不足と私は考えています。だからこそ、理解することにしっかり時間をかけ、社員一人ひとりが腹落ちして、主体性を持って、みんなで一緒に事業展開しているという意識を持つことが重要だと思っています。

人口減少の課題解決策を考えていきたい


––起業された経緯を教えてください。

本宮氏:大学職員としてキャリアに限界を感じたこと、そして大学内部のためだけに貢献するのではなく世の中のために貢献できる働き方をしたいと思ったことが起業の理由です。

副業や転職も考えましたが、とてもお世話になっていた社長さんから「本宮さんはいい人だから一緒に仕事はしたいけど、部下にはしたくない」と言われたことが決定打となりましたね。(笑)

たぶんですけど、私が部下になると「きっと言われたくはないような率直な意見を言うだろう。そして、頑固で突っ走るから制御不能になる。」と感じたのだと推察しています。そのような評価を受けることは、サラリーマンとして会社で働くことは難しいと考え、起業に踏み切りました。

––「日本の人口が3000万人になったときの社会モデルとプロセスモデルを創り出すこと」も起業を選択した理由の1つだと伺いましたが、そちらについてはいかがですか。

本宮氏:起業時は特に日本の人口減少に課題を感じていたんです。

今、日本の人口は明治時代から150年かけて8,000万人増えているのですが、国などが出している予測数値からすると、今後は同じスピードで人口が減る。つまり150年かけて日本の人口が3,000万人になると予測です。このデータを見たときに、「父の実家がある20世帯くらい集落が消えるな」と思ったんですよ。自分のルーツが消えるかもしれないという危機感が芽生えました。

人口が減るということは、消費者が減るということです。その中で、私たちはこれからの営みづくりや生き方を考えなければなりません。新しい社会モデルやプロセスモデルを創り出す必要があると思い、事業を立ち上げました。

––御社のサービスを導入されたクライアントからはどのような声をいただきますか。

本宮氏:経営層からは「部下たちの意識が変わった」といったお声、社員の方からは「会社が目指していることや社長の話をこれまで以上に理解できるようになった」といったうれしいお声をいただいています。

社会的役割を自覚できる社会づくり


––今後のビジョンを教えてください。

本宮氏:すべての人が自分の社会的役割について自覚的になる社会づくりをしていくことです。そのためにも、一人ひとりが目的や目標を設定し、それらが実現できるようなサポートをしていきたいです。

自分の周りにいる社員や家族の笑顔を守り、世の中に必要とされる価値をこれからも提供し続けていきたいと思います。

––ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。

本宮氏:「漠然とした状況を一歩抜け出したい」という気持ちを、確かな一歩にしていくお手伝いをさせていただいております。

モヤモヤした気持ちを確信・革新へ変えて行きたい方、ぜひご連絡ください。お待ちしております。

執筆=山田
校正=笠原

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