株式会社フィールドデザイン

中山 佳子

コミュニケーションスキルを向上させる企業研修

チームワークの強さが会社の強さとなる
SHARE ON

今回のインタビューは、企業研修をメインに、文化事業や芸能事業など様々な事業を展開する株式会社フィールドデザインの中山氏にお話を伺います。

ビジネススキルにおいて「人」とのつながりを重視される理由や起業後に起きた経営者としての悩み・葛藤、そして今後のビジョンについて語っていただきました。

株式会社フィールドデザイン 社長 中山 佳子氏のONLY STORY

自動車会社の役員秘書から、経験を活かして研修講師へ


 トヨタ自動車東京本社人事室での採用・社内教育経験から、〝トヨタ流“の仕事とビジネススキルの指導方法を習得する。秘書室への異動後は、相談役や常務の秘書としてトヨタ経営陣の仕事の進め方に直に触れながら、組織マネジメントや問題解決の手法を学び、現在の教育活動に活かしている。

 また、複数の担当役員の行動や思考から、目的達成や効率性向上のためには人間関係が最重要と気づき、国内トップレベルのビジネスパーソンのコミュニケーションの図り方や好感度の高い振る舞いなどの研究も行う。

現在は、株式会社フィールドデザインの経営を行いながら、さらに知識を高めるために日々研鑽を積んでいる。

納得感の高いジャストマッチのビジネス研修


–まずは、株式会社フィールドデザインの事業内容をお聞かせください。

中山氏:弊社は、働く方々へビジネススキルを提供する会社です。具体的には人間関係構築を軸に置いた研修事業と教育事業の2つの事業を展開しています。

1つ目の研修事業では、企業様を対象に様々なビジネス研修を実施しています。こちらが弊社のメイン事業になります。

2つ目の教育事業では、書道などの日本文化に関わるスキル提供や、コンクールや展覧会などを支援しています。

–先ほど「働く方々へビジネススキルを提供する会社」とご説明をいただきましたが、ここでいうビジネススキルとは具体的にどのようなものなのでしょうか。

中山氏:私どもが得意とするのは、コミュニケーションスキルです。マネジメント力やリーダーシップなど求められるビジネススキルはいろいろとありますが、私は「人」とのつながりをつくるコミュニケーションスキルが一番大事だと考えているんですね。

なぜかと言いますと、勤務経験のあるトヨタ自動車で、チームワークの強さが会社の強さにつながり、そのチームワークをつくる基本が人との関係を上手に築いていく力だと学んだからです。

最近では、「50代の上司が20代の新人とどう関わればいいのか分からず悩んでいる」といったような、職場内の関係構築に悩みを抱えている方が少なくありません。しかし、私たちはそういった人と人とのつながりこそが、個人にとっても法人にとっても成長のカギだと捉え、良い関係を築き上げていく力を身につけるお手伝いをしています。

–これまでの経験から「人のつながり」が大事だと学び、そのつながりを構築するスキルを提供しているということですね。

続いて、メイン事業である研修事業の具体的な内容について教えてください。

中山氏:フィールドデザインが行なっている研修は全てプログラム提案制なんです。そのため、研修内容も企業に合わせて様々ですね。

企業様は企業文化や自社の理想像を必ず持っています。研修はそれらに合ったものであればあるほど効果が高いのです。そこで、まずはその企業様が何を目的に研修をご検討されているのか、どのようなゴール像を持っているのかなどを伺い、必要な研修プログラムを選出し、組み立てて、提案します。パッケージでの提供が多い中で、ヒアリングを通してご要望にマッチする研修を実施している点は弊社の強みだと思います。

研修のスタイルにおいては、人は“気づき”からのみ行動が変わると考えていますので、ディスカッションや研修ゲームなどを通して“腑に落ちる”感覚を得て、納得度を高めた上で知識を習得していただくことを目指しています。

–実際に御社に研修をご依頼される方はどういった企業が多いのでしょうか。

中山氏:今の時代の流れを考慮しつつ、コミュニケーションに重きを置かれている企業様が多いですね。中小企業から大企業まで幅広い層からご依頼をいただきます。弊社は研修対象者の人数に関係なく研修を行なっていますので、少ない人数での研修も可能です。具体的には10名や30名、以前は2名ほどの案件に対応したこともあります。

また研修費に関しては、大手研修会社のような手厚い営業力がない分、相場価格よりかなりお安く提供することが可能です。例えば、新卒向けに1日研修をする場合、1クラス25~30万円ほどです。1クラス100名以上のご依頼を受けたこともありますが、研修効果を考えると1クラス24名までに設定されることをお勧めしています。

一人ひとりと向き合うことの大変さと大切さ


–起業後、印象に残っていることはありますか。

中山氏:私はトヨタ自動車で、人事室では採用教育業務を、秘書部では役員秘書業務を行っていたのですが、起業後から現在までも、当時お世話になっていた上司や先輩から、ビジネスにおいての指導やアドバイス、それに加え人脈形成の支援をいただくことがあるんですね。

いただいたアドバイスからは経営に必要な視点を学ぶことができましたし、起業当初や経営の大変な時期にお客様をご紹介いただくこともありました。

その度に、引退後も仲間でいてもらえる、縁をつなげてもらえる、こんな素晴らしい会社で働けていたことを嬉しくも、誇らしくも感じます。

–中山様が誰よりも周りの人とのつながりに支えられ、そのつながりに感謝しているからこそ、人とのつながりを重要視していらっしゃるんですね。

今、起業当初の社外の話をしていただきましたが、社内で何か印象に残っている出来事はありましたか。

中山氏:社外の方とのお付き合いは起業前よりうまくいくようになった反面、研修講師同士の揉めごとが多く、人の心の難しさを改めて実感しました。

複数クラスでの開催の場合、講師同士の相性というのがここまであることを知りませんでしたし、講師のそれぞれのもつ熱意やこだわりゆえにぶつかり合うことも思った以上にあり、経営者としての覚悟を問われる場面もありました。

しかし、それも視野を広げられた良い経験ですし、リスク管理や多方面から事態を想像する力や心に余裕を持つことなどを学び、今の私につながっていると思います。

それに、困ったときに助けてくれるのも「人」です。効率化のために仕組みやマネジメント手法を身に付けることは大事ですが、向かい合っている一人ひとりに心から関われる力の方が実は重要であるはず。

そう感じたからこそ、こうした経験があるからこそ、人とのつながりをつくるコミュニケーション研修の展開にこれからも力を入れていきたいと思いました。

あらゆる人が自信を持って活動できる社会


–今後、力を入れていきたい事業はありますか。

中山氏:ゲーム・イベント事業です。

実はゲームに関しては、ゲームが及ぼす悪い影響に着目することが多く、批判的だったのですが、世の中でこれほどニーズがあると知った時に、批判するだけではなくゲームの良さを取り入れた事業をしていくことにしました。

具体的には、1人で家の中で楽しむのではなく、外に出てコミュニケーションを取りながら楽しんでいただけるようなイベントを企画できればと考えています。

–その先の長期的なビジョンを教えてください。

中山氏:私たちのビジョンは設立当初から変わらず「あらゆる人が『自信』を持って活動できる豊かな社会をつくる」ことです。自分が会社にとって、社会にとって役に立つ人間であると自信を持つことで、仕事への関わり方も考え方も前向きになるはず。すると、周りの評価も高まり、達成感や成長を実感できることが多くなる。自信を持つことでこうした良い循環が生まれるのです。

弊社の提供するビジネススキルで自信を持って仕事に臨み、一人ひとりが生きていることを楽しくありがたいことと感じ、周りに優しくし合える豊かな社会の実現に貢献できればという想いが私たちの仕事への原動力になっています。

–ありがとうございます。では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

中山氏:社員のコミュニケーション力を高めたい、モチベーションを上げたい、育成力を強化したいとお考えの企業の皆様、お役に立てる研修のご提案ができると思いますので、ぜひご相談ください。お問い合わせをお待ちいたしております。

取材=池田
執筆=山田
校正・編集=笠原

株式会社フィールドデザインの住所や電話番号、採用・求人などの企業詳細情報はこちら↓

SHARE ON

この決裁者とコンタクト

メッセージを送るためには決裁者ログインが必要です。
まだ登録のお済みでない方は、掲載依頼の上ご登録を宜しくお願い申し上げます。
×このウィンドウを閉じる