株式会社フウ未来生活研究所
大谷 ゆみこ
POSTED | 2018.12.18 Tue |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:70代 商材:BtoC |
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女性の新しい働き方を創造、人生が変わる料理教室
家が、私が主役の自己表現の舞台になるTopics
今回は、料理教室を通じて女性の人生をより豊かにする事業に取り組む、株式会社フウ未来生活研究所の大谷氏にお話を伺いました。食に対する想い、そして夢中で働く楽しさと喜びをお聞きします。
株式会社フウ未来生活研究所 代表取締役 大谷 ゆみこ氏のONLYSTORY
日本女性の1%、50万人がつぶつぶ料理教室に通うという目標
―まずは、御社で展開しているサービスについて、お聞かせください。
大谷氏:会社の活動ネームは「つぶつぶ」です。人間の体が持っている機能を最大限に発揮させて心身の健康を保つ、おいしい手料理「未来食」を学ぶ料理教室のネットワークを育てています。
正式名称は「つぶつぶ料理教室」です。“人生が変わる料理教室”という口コミが広がり、受講者が増えています。ネットワークは九州から北海道まで広がり、現在100ヶ所を超えています。
―料理で人生まで変えることができるのですか。
大谷氏:はい、まずは、お肌の調子が良くなった、お通じが毎朝快調になった、風邪をあまりひかなくなった、だるさやむくみがなくなった、花粉症がなくなった、集中力が増した、体力もアップしてる、等々の身体的変化に気がつきます。
少し遅れて、前向きな気持ちになった、何やら自信がついてきた、チャレンジしよう!変わっていこう!という気持ちが強くなった、おしゃれをワクワク楽しみたい私になった、集中力がアップしてる、苦手と思っていたことも学んでみる気なった、など、心も変化していること、気力がアップしていることに気がつきます。
まわりからも、優しくなった、自信に満ちてる感じがする、キレイになった、などの変化を喜ばれるようになり、夫婦関係も良くなって、人間関係も改善、なにより、自信に満ちた自分が嬉しくて、その多くが自宅で未来食を教えるつぶつぶ料理コーチを目指します。
―事業を展開するにあたって、大切にしている思いはありますか。
大谷氏:男女平等という方針はあっても現実はまだまだ追いついていません。女性にとって経済的自立と子育てや家庭運営の役割をどうやって両立させていくかという悩みは尽きません。
また、女性と男性では生理的メカニズムや心理的に求めているものが違うので、仕事に違和感を感じることが多いのです。
今とは違う何かを求めている女性たちには、暮らしと仕事と子育てと自分育てと、女性ならではの自己表現が一度に叶う「つぶつぶ料理コーチ」という新しい働き方を手にして、健康で魅力的な人生を楽しんで欲しいと思っています。
生きることをデザインする、ファーストステップは料理から
―起業に至ったきっかけについて教えてください。
大谷氏:私は大学で工業デザインを学び、デザイナーとしてステーショナリー会社に入社しました。女性の感性を生かしたステーショナリーグッズを、という方針から多くの女性デザイナーが採用された最初の年でした。
それで、最初から仕事を任せてもらえて、自由に学びながら仕事をさせてもらい、ヒット商品を生み出すことができました。
同時に、毎日の通勤や男性型の会社のしくみは肌に合いませんでした。それで、3年を待たずに、自分で会社を作ることにしたのです。26歳でした。
「商品を使うのはほとんど女性なのに、男性が企画デザインした商品では限界がある、女性の本音の感性に合う商品をデザインできます。」と、いうコンセプトが受けて仕事が途切れることはありませんでした。
―料理教室がメインの事業になった経緯を教えてください。
大谷氏:小さい頃から、「なぜ、死ぬ運命なのに生まれてきたのか?生きる目的は何か?」を問い続けていました。
だから、最初にロイヤリティー契約で取り組んだ商品がヒットして余裕もあったことから、請負の企画デザインは半分の時間で取り組んで、半分の時間で生きることを探求する生活研究をすることにしました。
その研究が進む過程で「フウ未来生活研究所」に社名を変更し、消費者、つまり女性のニーズの大きな変容に対応すべく、未来生活研究室を会社内に作る提案をすることが主な仕事になりました。その研究の一つが食と体の関係性の研究でした。実践研究を続けることで、私自身の心身が甦る経験をしました。
会社のスタッフも、花粉症や頭痛や女性が持っている大方の不調を皆持っていましたが、それがスルスルと消えてしまったのです。
有限ないのちだからこそ、生きている間は自分の意志できちんと運営したいと思っていた私は、生命のしくみ、体のメカニズムにそって食の土台を整えれば、病気や、不調、健康不安のために時間を奪われないで、自分の人生を責任持って楽しめることを知って、震えるほど感動しました。
そして、食といのちの探求が私のライフワークになり、その結果得た知恵と料理術を伝える事業をスタートさせました。
遊ぶように働く喜びを社会に広めて行きたい
―今後の展望について教えてください。
大谷氏:まずは、5万人の日本人女性が「つぶつぶ料理教室」に通い手料理をしている世界を作っていきたいと思います。
250人のつぶつぶ料理コーチを育てて、一人が200人の生徒を持てば、5万人は達成できます。現在100人なので、今後はつぶつぶ料理コーチ養成のシステムのキャパを拡大していきたいと思っています。
5万人が10人に口コミすれば、日本女性の1%を占める、50万人に伝わっていきます。1%が動くと世界が動く、と言われているので、楽しみです。
そのために、2018年11月に都内で「つぶつぶ料理コーチ」という生き方を伝える公開セミナーを開催し、全国各地から集まった300人を超える女性たちの背中を押すことができました。
暮らしの中で、遊び、学び、働く、「つぶつぶ料理コーチ」という新しい生き方の存在を一人でも多くの女性たちに知らせるために、公開セミナーの全国ツアーを展開しています。
―最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
大谷氏:この仕事自体、私たちにとって楽しい遊びであり、大いなる冒険です。「暮らしの中で、遊び、学び、働く」をテーマに、新しい働き方を探求して提案する自由な会社として拡大を続けてきました。
株式会社フウ未来生活研究所は、今後も、食を通して女性の人生をより豊かにする「つぶつぶ料理教室」ネットワークを育てる仕事を通して、世界の進化に貢献していきたいと思っています。
執筆=スケルトンワークス