トータルリワード・コンサルティング株式会社
田中 裕二
POSTED | 2016.07.22 Fri |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:9〜10年 商材:BtoB |
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『会社の健康』に必要なお金の話。
従業員みんなが元気になる方法。それは、”会社の元気”を最優先すること。Topics
トータルリワード・コンサルティング株式会社 社長 田中 裕二氏のONLY STORY
~トータルリワード・コンサルティング株式会社 取締役社長 田中 裕二様~
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初めは、日本での保険会社勤務。退職後、企業年金を扱う米国系の外資系企業に入社し、責任職を務める。その後、家族ができたが仕事が忙しく家族の時間が取れないなどの理由から独立を決断し、現在トータルリワード・コンサルティング株式会社の社長となる。
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起業のきっかけは、家族。
初のキャリアは日本の保険会社。後に、企業年金等を扱う米国系の外資系企業に入り、そこで責任職を務めていました。もともと父が経営者だったこともあって、一生サラリーマンを続けるつもりはありませんでした。勤務中はそのときの仕事に集中し、具体的な起業計画を立てていた訳ではありませんが、独立してもやっていけるだけの経験とスキルを身に着けることはいつも意識していました。
外資系企業で仕事をしていた頃には、結婚し子供も3人生まれました。しかし、共働きの夫婦の間で、子供が親を必要とするときに十分にかまってやれないことに危機を募らせたのです。独立することで会社員としての定年後の余暇を捨て子育ての時間に振り替える。そうした判断もありました。 そして、トータルリワード・コンサルティング株式会社を立ち上げました。
「日本には枯れ木の森=疲れた会社が多い」
日本の会社は、給与・賞与など現金報酬のほかに、社会保険、福利厚生などの従業員の報酬制度にたくさんお金をかけています。それなのに、日本の会社には“疲れている”従業員が多い。まるで枯れ木が並んでいるかのような会社がたくさんあります。それはなぜでしょうか。
日本では、従業員間の公平性を高めるために、人事評価制度をしっかりと固めようとする傾向があります。しかし、私の経験からいえば、それ自体は人件費増加の抑制には役に立ちますが、会社の活性化にははあまり役に立たないと思います。
元気な会社では、経営者の力が発揮されています。 つまり、テクニカルな制度に頼るのではなく、人事や評価に対しスパッと決断を下すことができる。そして極端な話、できない人を追い出し、できる人をより高めていくことで会社の利益は最大化されるのです。
私自身、まずは従業員の公平性より会社の利益を優先しなければ、会社も従業員も元気にはならないと思っています。
弊社は、人事コンサルティングの会社ですが、特に人件費を抑制しながら従業員に対する給付を増やして従業員のロイヤリティー(忠誠心)を高め会社を元気にすることをゴールにしています。
現在のビジネスは退職金・企業年金コンサルティングを中心にしていますが、特に「確定拠出年金」に伴う資産運用の教育に注力しています。「確定拠出年金」は企業年金の一種です。若い人にとっては、耳に馴染みがない制度かもしれません。
簡単に説明すると、会社が 従業員の老後のために資金を積み立ててくれ、従業員は在職中からそれをもとに資産運用し、老後の蓄えを増やす、というものです。
つまり、会社員自身が、資産運用をしなければなりません。しかし多くの会社員は、基礎的な資産運用のやり方を知らないことがほとんどです。それは、ほとんどの会社で、具体的な資産運用のやり方をレクチャーする機会がないからなのです。また、“「資産運用」=莫大な金額を手に入れるテクニック”のようなイメージの情報を載せたメディアも、お金の知識に誤解を与えてしまいます。
私は、確定拠出年金に加入する会社員の方から、不満や疑問を抱いている話をよく聞きます。それにも関わらず、確定拠出年金における資産運用の方法をしっかりと説明する会社はとても少ないので、そこをチャンスに感じています。
「無駄を削減し、従業員を元気にし、会社の利益につなげる」
これから本格的に自社の成長に挑戦したいです。特に、新たなお客様と対面の機会を増やし、信頼関係を構築していくつもりです。ホームページなどインターネット上の活動も必要ですが、やはり直に人にお会いする活動は欠かせません。
また、少数精鋭のコンサル会社となるため、コアな分野で前線を走る人材を見つけたいです。タイプの違う、実力溢れる人材を集め、良いパーツを組み合わせた会社を目指しています。事務作業などは全て外注し、本業であるコンサルに注力するという形態を構想しています。
こうした具体策を展開する中で、弊社のサービスを通じ、会社も従業員も元気にしていけたらと思っています。