ワレアレア合同会社
戸﨑栄美
POSTED | 2016.08.24 Wed |
---|
TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:9〜10年 商材:その他 |
---|
スキルを持つ女性たちが輝ける場を作りたい。
女性の活躍推進に必要なのは、同じ思いを持つ仲間だ!Topics
ワレアレア合同会社 社長 戸﨑 栄美氏のONLY STORY
インテリアコーディネーターの仕事から感じた課題
私が「もっと女性の力を高めていきたい」。そう思ったのはインテリアコーディネーターとしてリフォーム業界で仕事をしていた時です。
私は小さい頃からインテリアが大好きで、インテリアに携わる道に進むことを決めました。広告代理店で働きつつ、資格を取って晴れてインテリアコーディネーターとなり、リフォーム業界に飛び込んだのですが、現場は男社会。建築構造の知識などが必要となるので、職人さんと渡り合いながら仕事を覚えた私は、お客様と職人さんの両方に近いところで仕事をしてきたこともあり、「通訳」のような実力を身につけることができました。
そんなある日、自分の視野を広げたいと思った私はある交流会に参加します。様々な業界の方とお話しさせていただく機会となったのですが、交流会への参加回数が増えるうち、「交流会に行って何かを学んでも、成果が出なかったり、その後のフォローまではしていただけないので結果を出せずに悩んでいる」方がたくさんいることに気づきました。
私は仕事柄、営業も、プランナーとしてリフォームの提案を作ることも、見積りを作って職人さんの手配をすることも経験してきました。この経験を生かして、包括的なマネジメントを提案できるという強み、またここ最近女性の選択肢が増え、専業主婦以外にも道が増えたにもかかわらず未だ女性が働きづらい社会であるという現実。この二つを合わせることで、支援指導ができたらいいなと思いました。こうして形になったのがワレアレア合同会社です。
スキルを持つ女性のためのSpecialist Woman Network
私たちが現在力を入れているのは、包括的なマネジメントサポート、およびスペシャリストウーマンネットワークという事業です。
多くの女性は、起業したのちに様々な悩みを抱えてしまいます。その大きな理由は、起業したことによる仕事の幅の増大にあると思うんです。例えば、セラピストさんならセラピーに関してはスペシャリストである一方、広告や営業に関しては知らないことも多いですよね。会社に所属している時は営業マンがいるけれど、独立すると全て自分でやらなくてはなりません。結果的に彼女たちの持つ魅力を100%発揮できずに終わってしまうんです。
そうした現状を知った私は、アドバイスをするだけではなく、その先までサポートしたいと思いました。その一つがスペシャリストな女性を集めた交流会、Specialist Woman Network というコミュニティです。
このコミュニティではスペシャルな知識・技術を持つ女性経営者同士が、お互いに自分の専門分野で助け合い、勉強していくことを目的としています。
活動の一環として、新しくリサーチミーティングを始めました。これは自分の事業・会社をプレゼンし、外の人からどのように映るのか、どんな反応が得られるのかということを学ぶための勉強会です。自分自身が良いと思っていても、消費者がそれを求めているかどうかはわかりません。これを確認する機会として作りました。同時にプレゼンテーションの練習にもなるので、ご好評をいただいています。こういった活動を通して、女性たちがより社会で輝けるような環境を整えていきたいですね。
女性の活躍はみんなが幸せになるために必要
「女性が社会で活躍するためのサポートがしたい」。この思いはずっと変わりません。
例えば、離婚などを通して社会に復帰しなくてはならない女性のために、年齢制限がないリフォーム業界で働けるスキルを教える塾を作りたいと考えています。
リフォーム業は大変な仕事ではありますが、頑張ればその分お金ももらえますし、十分に技術を得ることができれば独立することも可能な業界なんですよ。また、スペシャリストウーマンネットワークを広げていき、ここにきたら様々な情報がつかめるプラットフォームのような、情報発信の中心地になることを目指しています。
また、楽しいことをいつも提案していけるような会社にしていきたいですね。私自身企画を仕掛けることがすごく好きなので、もっと多岐に渡った活動を進めていきます。
こうして少しずつでも、私たちの活動を通して女性たちが活躍していく中で、男性も同時に幸せにできたらいいなと考えているんです。
男性は働いてお金を稼ぐことが当然といわれる社会で、趣味など好きなことができず諦めてしまうという人も多いと思います。そんな中で女性が本当に社会で活躍することができれば、男性も女性も、お互いの負担を分かち合うことができるんじゃないでしょうか。
女性が社会で活躍するというのは、みんなが幸せになるために必要なことだと思っています。
そのために私はできる限りのことをしていきます。