株式会社N&Bファイナンシャル・コンサルティング
丸尾 健
POSTED | 2019.11.22 Fri |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:金融 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:その他 |
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理想の家を無理なく購入し、人生の価値向上をサポート
不動産に強いファイナンシャル・プランナーが対応Topics
今回のインタビューは、不動産を中心にお金の悩みごとを解決する株式会社N&Bファイナンシャル・コンサルティング代表の丸尾氏にお話を伺います。人生最大の買い物である住宅購入と、お金の相談に乗る上で心がけていることについて語っていただきました。
株式会社N&Bファイナンシャル・コンサルティング 社長 丸尾 健氏のONLY STORY
【経歴】
横浜市出身。大学卒業後 ハウスメーカー営業〜金融機関勤務を経て
2010年に独立系ファイナンシャルプランニング事務所の株式会社N&Bファイナンシャル・コンサルティングを設立。スタート当初は住宅購入する方向けの資金計画相談〜融資相談〜住宅購入後の資産形成相談を中心に活動。マザーズ上場のIT企業とタイアップして9年間で1300組以上のお客様の個別相談と実務的アドバイスを行う。 その後、活動範囲を広げ中小企業社長向け「売り上げが同じでも、会社と社長にお金が残る」をテーマにお金の合理的な残し方コンサルティングを展開。 会社のお金、社長個人のお金、従業員様向け社内コミュニケーションがあがるマネーセミナーなど、普通のFPとはちょっと切り口の異なる、売上を上げるためのマネーセミナーを開催して、好評を得ている。
経済的安心と人生の価値向上に貢献
–株式会社N&Bファイナンシャル・コンサルティングの事業内容からお尋ねします。
丸尾氏:弊社は、お金についてのご相談を承るファイナンシャル・プランニング事務所です。
個人のお客様に対しては、住宅購入をする際の資金計画や融資、購入後の資産形成などの相談を受けており、過去9年で1300組以上のお客様のサポートをさせていただきました。
中小企業の社長様に対しては、「売上が同じでも会社と社長にお金が残る」をテーマに、経費や社保の削減など、合理的にお金を残す方法を提案しています。
また、お金に関する教育を通じて意識の高い社員を育て、売上の増加につなげていくセミナーも展開しています。
–他社と比べた差別化ポイントや強みはどういうところにありますか。
丸尾氏:ファイナンシャル・プランナーの多くは保険分野に偏っているため、不動産分野に強い人は極めて少ないのが現状です。
弊社のように、不動産からライフプランニング、保険、資産形成までをワンストップで相談できるところは珍しく、このバランスの良さはお客様からも評価をいただいています。
–お客様に対し、大切にしていることは何でしょうか。
丸尾氏:最終的な決断をするのはお客様なので、お客様に寄り添いながら選択肢を提示し、押し付けではなくお客様自身に気づいてもらえるような説明やアドバイスをするよう心がけています。
特に最初のヒアリングでは、2時間半ほどかけて、その方にとって何が必要かをしっかりお伝えしています。
–事業運営に関しての想いをお聞かせください。
丸尾氏:弊社は「ファイナンシャル・プランニングを通じて安心の提供と、人生の価値向上に貢献する」を企業理念としています。
お金があっても豊かな人生とは限らないので、弊社にご相談いただいた結果残ったお金を使って、より価値ある人生にしてほしいという想いを表しています。
理想の家を無理なく手に入れてもらうために
–起業に至った経緯を教えてください。
丸尾氏:東京・世田谷区で10年ほどハウスメーカーの営業に従事していた頃、高収入層のお客様でも、家を建てる際にあれもこれもと夢が膨らんだ結果予算オーバーになってしまい、購入を断念するケースもたくさん見てきました。
場合によっては、業者から「即決しないと売れてしまう」とプレッシャーをかけられ、高金利な住宅ローンを組んで予算オーバーの物件を購入してしまうケースもありますが、それは後に人生を暗転させる破綻の原因にもなり得ます。
少なくとも私の関わるお客様にはそんな失敗をしてほしくないので、無理のない計画を事前にアドバイスし、理想の家を手に入れていただくために、金融機関で3年ほど修業したのちに弊社を設立しました。
–印象に残っている案件はありますか。
丸尾氏: ハワイの持ち家に約7000万円の残債があるという社長様からご相談をいただいたことが印象に残っていますね。ハワイの金利は5%と高く、ローンの返済額は物件の倍近くになってしまいますが、国をまたいだ借り換えはできない状況でした。
しかし、弊社の行動基準の一つである「積極、果敢、サプライズ」精神をもってこれに挑戦し、アメリカの住宅ローンを日本の事業への融資に転換することに成功しました。結果、金利は5%から2%に下がり、残債を3000万円も削ることができました。
相続、事業承継…日本の課題に取り組む
–今後の展望をお聞かせください。
丸尾氏:今後約4年間のうちに従業員を10人ほどの体制にし、売上も1億5000万円を目指したいと考えています。
その先は、個人では相続、会社であれば事業承継における課題解決をしていきたいと考えています。
特に中小企業の後継難は社会問題にもなっているので、若い人の承継や起業をサポートをしていく方法を現在模索しています。たとえば社長の想いを社員や取引先に定期的に届けるメッセージブックの発行などを、業界全体の取り組みに広げていきたいですね。
–最後に、読者へのメッセージをお願いします。
丸尾氏:お金に関する弊社のセミナーは従業員を生き生きとさせ、売上の増加にもつながりますので、経営者様にはぜひお声がけいただきたいと思います。
また、日本は欧米に比べてお金の教育が遅れているので、金融リテラシーを求める学生さんにも声をかけてもらえれば嬉しいですね。
執筆=増田
校正=米山