「いいものはいい」世の中の価値は、他者が決める

理念「Good is good」本当の意味を紐解く
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株式会社GIG・岩上 貴洋代表取締役社長のONLY STORY

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ウチとお客さんで、チームを組んで仕事をします。

――最初に、GIGさんが今行っている事業について教えてもらえますか?
 
一言で言うと、ウェブマーケティングの支援です。プランニングから実行まで、いろんなことをやってます。クリエイティブ制作やサイト構築、システム開発にSNSまで。
 
――幅広くウェブマーケの支援をやられている中で、同業他社さんと比較したときの強みはなんですか?
 
さっきの内容とも少し被るんですけど、“事業計画っていう上流工程から作れる”というところですね。
 
そのときには、お客さんと一緒にチームを作ることもあります。GIGが5人、お客さんも5人みたいな感じで。
 
お客さん側にとっては、新規事業を立ち上げたいなって時に新しい人を採用して教育するよりは、ウチみたいに普段から新規事業を作ってるところと一緒にやった方が効率が良いんです。ノウハウが溜まるし、速いし、確率が高くなるので。
 
そうやって外の会社とチームを組む時に、部分ごとに違う会社さんだとコミュニケーションコストがすごくかかるので、事業計画から全部1つの会社でできるっていうのは大きなメリットだと思います。

「100人の壁」を超える。

――岩上さんは昨年GIGを創業されて以来、あまりメディアに出られてないなという印象があるんですが、それは何か意図があるんでしょうか?
 
やっぱり、組織でやりたいですよね。「GIG」っていうもの自体が評価されたらいいなという風に思っていて。
 
――他媒体の記事なんですけど、以前、岩上さんがLIGの代表だった頃に「広報戦略は属人的じゃない方が良い」とおっしゃっていたことがあって、すごく意外だなと思った覚えがあります。
 
属人的だと、1万人とかにはならないから。今回は、属人的にはしない。だから、僕は会社のブログに出ないし、写真にも極力は入らないようにしてる。そっちの方が健全な成長ができるんじゃないかと思って、今は実験中(笑)
 
LIGの場合は、“個”で立たせたら100人を超えるのは難しいんだなっていうのが分かった。
 
――そこの継続の難しさは、どうして訪れるんですか?
 
企業が追いかける指標として、「良いものをつくる」と「社員のマネージメント業」の2つがあったとして、途中までは併存させられるんですね。ただ、どんどんと時代が変わっていくなかで、その両方を追えるのが多分100人規模くらいが限界なんです。

それ以上になると、どちらかの指標に振り切れなきゃいけなくて。そこで「社員のマネージメント業」を選んだのが、吉本興業さんやジャニーズさんだとすると、GIGがやりたいのはそういうことではないので。
 
――他の企業さんが今やってる「個を立たせる風潮」からは、逆張りな感じがします。
 
社員の「市場での価値」と「イメージ」が、ちゃんとマッチしてればいいんですけどね。けど、もしそこでイメージだけが先行しちゃうと、期待値だけがどんどん上がってくるから。超えられてる間はいいけど、超えなくなったタイミングでその人が「過去の人」になっちゃう。
 
「過去の人」になってしまうと、むしろ価値が下がっちゃうから、ここの場所には居ない方が良いなと思ってどんどん転職していく。だったら、もう最初から「社員のマネージメント業」という要素を入れない方がいいのかなって。

この話に関しては、誰が悪いっていうわけでは全くないんですけどね。

いいものはいい。

――岩上さんご自身についてお話を伺った次は、GIGさんの会社についてお聞きします。会社名の由来にもなっている「Good is good. いいものはいい」という理念について、詳しく教えてください。
 
そもそも僕は、「ウェブ」というものに対して、1対多数でコミュニケーションするためのツールであり、時間と距離を飛ばして機会を増幅させるものだという認識があります。
 
「いいものはいい」っていうのは、その機会を最大化させるものは、いいものである、という感覚。
 
それで、その機会を最大化させるためにはどうしたらいいのかというところで、着地させるための集客方法やプランニング、マーケティングの手法が必要だし、その後にどういうサイトに着地させるのかというのも必要です。
 
その両方を自分たちができるようにと考えると、必然的にお客さんの上流工程から関わっていくことになるんです。
 
――ウェブは1対nのコミュニケーションツールであって、GIGさんはその機会を最大化させていくということは、その「n」は大きければ大きいほどいいんですか?
 
会社としてビジネスをするならそっちの方が圧倒的に予算が出るだろうし、影響力も大きいものが作れるからいいんですけど、ウェブの本質で言うと距離と時間を飛ばせればそれでいいと思ってます。
 
例えば、ジェット機を売りたいとなった時に、別に欲しい人なんて限られてるから多数に届けても意味ないじゃないですか。ターゲットがあるなら、そのターゲットに届けばいいんじゃないかなあって。
 
逆に言えば、たとえ地球の裏側にいる1人であっても、その人が求めているものならちゃんとそれを届けたいなと。
 
――時と場合に応じて、期待されてるものを届けるってことですね。
 
ただ、その期待は自分で設定しない。あくまでも他者評価。そして、他者評価する人自身も、他者評価をされている。
 
だから、他者評価されたものに賛同する人が多ければ多いほど、その価値と組織は「いいもの」だと思います。
 
自分で作ったものはね、どうしても愛着があるから「めっちゃいいじゃん!」と思う。でも、それが世の中のニーズを捉えてなかったら継続と発展ができないんですよね。
 
――そういった想いの根底にある、そもそもの岩上さんのモチベーションはなんなんですか?
 
まずは、やっぱりテクノロジーやクリエイティブはいいなっていうのがあるし、もちろん自発的なモチベーションでやっているところもあります。
 
ただ、まあ結局、僕の中で何かしらの期待を超えたいというのがあって、お客さんやユーザーの期待をちゃんと返したい。で、その期待を返せるって自分で自分に期待してるから、それを超えたいってだけなんですけどね。

プロジェクトとスキルホルダーのマッチングプラットフォームへ

――今後の事業展開について、なにか新しい取り組みなどは考えられてますか?
 
今このITの世界でやりたいなと考えてるのは、プロジェクトとスキルホルダーがマッチングできるプラットフォームを作ること。
 
これから働き方が多様化していって、フリーランスもパラレルワークも副業もどんどん増えていくと思うんですね。別にそれを応援してるってわけじゃないけど、単純に増えるだろうなと。
 
そうなった時、プロジェクトとスキルホルダーがうまくマッチングした方がIT業界がうまく回る。それに日本全体で見ても、これから人が減っていくから、1対多数や多数対多数でマッチングさせて市場規模を拡大していかないと良くないな、と。
 
まあ、とりあえずスキルの持ち腐れが起こらないように、ちゃんとシェアをしていった方が世のためになるんじゃないかと思って。
 
――この個人のスキルをシェアしていく方向性は、GIGさんの100人の壁を超えてよりスケールしていく方向性と相反することはないんですか?
 
そこはしないかな。そもそもウェブ制作とか、5年後にはなくなってると思うんで。他にウチがやってるデザインやシステム開発も、もっと大規模なものや難易度が高いもの、あとは世界的に認められるものにシフトしていかないといけないんです。
 
逆にそこからこぼれたものは、プラットフォームを通して個人が活躍できる機会になっていくと思うし。
 
――GIGさんがスケールを目指すのは、より規模や質を求めていくっていうところで。言い方は悪いんですが、いわゆる簡単なものなどはプラットフォーム上で個人にお願いしていくっていう棲み分けですか?
 
まあ、結果的にはそうなっちゃうのかもしれないですけど、あくまでもウチがやりたいのは「Good is good」で、価値が高いものを作ることなんですよね。それで、価値が高いものは何だって言ったら、規模の大きいものや複雑なもの。
 
それとは別の価値として、世の中には色々な仕事があって、それをデザイナーやエンジニアにお願いしたい人や企業がいる。それをマッチングすることにも価値があるから、ウチはそれを作るってことですね。

「GIG」に込められたもう1つの意味

――この取材を通して、少しずつ「Good is good. いいものはいい」への理解が深まってきた気がします。
 
あと、実は「GIG」ってもう1つ意味があって、「ギグる」っていう言葉があるんですね。音楽でセッションをとかをする時に「ギグろうぜ」っていう使い方をするんですけど、これからは本当にプロジェクト単位で人が動くだろうなと思って。
 
――GIGさんがギグりたい人、一緒に働きたい人というのはどういった人なんですか?
 
チームワーク、成長意欲、情報技術が好き。これですね。
 
採用でいうと、月に1人か2人のペースで採っていきたいんですけど、今の応募ペースだと足りないんです。
 
――今で何人くらいなんですか?
 
月に100人くらい。LIGのときが400人くらいだったので、それをどうやったら500人くらいにできるかなーと考えてます。
 
だいたい100人応募が来たら10人と直接会って、500人でまあ50人と会えば、3人くらいは採用できるってイメージですね。
 
――それなら、月に採用したい人数の目標も超えられますね。
 
結局、いわゆる「組織の壁」というのがあって、それが30人、50人、80人、100人くらいの地点で来る。どうせその壁にぶつかるのは分かってるから、早くぶつかりたい(笑)

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