株式会社CHOICE
高祖 直路
POSTED | 2021.02.24 Wed |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:7〜8年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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広告業界に精通した情報網がマーケ支援で威力発揮
「人が集まるおもしろい場所をクリエイトする」Topics
今回のインタビューは、「人が集まるおもしろい場所をクリエイトする」を企業理念に掲げ、メディア運営、マーケティング支援、コンサルティングの3つの事業を展開する株式会社CHOICE代表取締役の高祖直路氏に同社が誇るサービスについてお聞きしました。
株式会社CHOICE 代表取締役 高祖 直路氏のONLY STORY
【経歴】
1989年2月、大阪府豊中市生まれ、兵庫県西宮市出身。2011年3月、立命館大学経済学部卒業。ベンチャーキャピタルにてベンチャー投資や、インターネット広告代理店にてアドプロダクトの営業、インターネットメディアにてマーケティングなどを経験。
2017年9月、インターネットを主軸に「人が集まる面白い場所作り」をしたいと考え、株式会社CHOICEを創業。インターネット技術を活用して、距離や時間を超えた新しい面白さ・利便性を提供できるサービスを生み出すことを目的とし、現在は広告事業やメディア事業などを展開。
企画の設計・施策から配信後の効果検証まで
––まず、株式会社CHOICEの事業をお伺いします。
高祖氏:株式会社CHOICEは、インターネットサービスやコンテンツの企画・開発・運営を通じて、「人が集まるおもしろい場所をクリエイトする」集団です。
具体的には、自分たちで面白い価値を創造するメディア事業、クライアントのおもしろいサービスをプロモーションするマーケティング事業、その2つを包括しながら作り手をエンパワーメントするコンサルティング事業の3つを運営しています。
––ありがとうございます。それぞれ具体的にはどういったことをされているのでしょうか。
高祖氏:メディア事業では、一般ユーザー向けの情報サイトのコンテンツ作成、並びに運営を行っています。利用することで、ユーザーがポイントやクーポン等の経済的なインセンティブが得られるいわゆるポイントサイトのようなメディアが得意です。
続いて、マーケティング事業では、SNSやアフィリエイトなどのウェブマーケティングの支援、あとはインフルエンサーやブランディング系の企画も扱っています。この事業が弊社の収益の柱になります。
最後に、コンサルティング事業ではインターネット上で販売している商品の新規顧客獲得を目的としたコンサルティングを行っています。
––では、主力事業のマーケティングについてお尋ねしていこうと思います。サービスの流れを簡単に教えてください。
高祖氏:まずクライアントがどのようなことをしたいのかをヒアリングして、その意図に沿って企画の設計やユーザー獲得の施策を計画し、最適な手法や出稿媒体を決定して配信します。それで終わりではなく、きちんと効果の測定・分析結果をその後の運用展開に反映させています。
––クライアントはどういった企業が多いですか。
高祖氏:顧客獲得の費用抑制や費用対効果の可視化を求めるクライアントが多く、業種で言えば自社でユーザーを集めている会員系サービスやEコマースを運営されている方々が中心になります。
––御社の強みはどこにありますか。
高祖氏:3事業を通して、広告主、広告代理店、メディア運営者と様々な立場から広告業界を見ることができるので、業界の隅々まで理解し、様々な情報に精通しているところが私たちの強みです。そのため、クライアントの目的と条件から割り出した最適な提案、言い換えれば最大公約数のような提案が可能です。
加えて、いろいろな企業と提携しながら事業展開していることも、情報が集まる理由の1つです。情報網を多く持つことは、成果報酬型のアフィリエイト広告で大きな威力を発揮するので、弊社は特にアフィリエイト広告が強いんです。
起業を前提にキャリアを形成
––起業に至る経緯をお聞きします。
高祖氏:学生のころから起業願望を持っていたので、そのキャリアを見据えて、大学卒業後はベンチャーキャピタルに入社しました。そこで第三者の視点で多くの企業を見るうち、インターネット事業に魅力を感じるようになり、大手インターネット広告代理店へ転職しました。その次にポイントサービスサイト運営企業でマーケティングの責任者をしていたのですが、その時の経験が今日のアフィリエイト広告の強みにつながっています。
––起業のきっかけは何だったんでしょうか。
高祖氏:インターネット広告業界で業務を続けるうちに、「今行っている仕事で独立できるのではないか」と思うようになりました。そのタイミングで、起業に対して周囲の勧めがあり、さらに社長に相談したところオフィスの一角を貸してもらえたり出資金の一部を提供してもらえるなど、快く背中を押してくれたことが起業に踏み切るきっかけになりました。
––起業後、特に印象に残っていることはありますか。
高祖氏:アフィリエイト広告の代理店をASPと言うのですが、取引先であるASPと共同でアフィリエイト広告における新規事業を立ち上げたことが印象に残っています。「これが改善されたらもっと良い」「この機能があったらもっと良い」と日々感じていた点を改善し作ったものだったので、実現できた時の喜びはとても大きかったです。
その逆に、面白いと思って立ち上げた記事サイトが全くユーザーに受け入れられなかったことは苦い思い出になっています。感性には違いがあるということやリスクヘッジの重要性を学んだひとコマでした。
人が笑顔で選択、決断できる社会を目指して
––今後の短期的、長期的な事業展望をそれぞれお聞かせください。
高祖氏:短期的なところでは、メインの広告事業とメディア事業を掛け合わせたビジネスをさらに推進したいと考えています。
長期的にはメディアサービスの運用によって、自己表現できる場の提供やクリエイター支援などを実現し、ユーザーも報酬が得られる仕組みを作り上げたいと考えています。
––どのような構想をお持ちでしょうか。
高祖氏:クリエイターに自己表現の場を提供した場合ですが、たとえばお笑いのM-1グランプリのように、イベントを開催し、観客であるユーザーが面白いと思えば100円、10円とかを投げ銭できるような仕組みをイメージしています。
––社会的にどういう影響を持つ会社でありたいと思っているでしょう。
高祖氏:「人が集まるおもしろい場所をクリエイトする」という企業理念と「CHOICE」という社名には、「選択する時は、笑顔で選択してほしい」という想いが込められているんです。
世の中に笑いや驚き、変化を得られる場所をつくることで、人が何かを選択するときに、切羽詰まったシリアスな表情ではなく、ポップに笑顔で挑戦ができるはず。その手助けをする会社でありたいと願っています。
––最後に、読者へのメッセージをお願いします。
高祖氏:弊社は既存の手法にこだわらず柔軟な発想と手段で、クライアントのマーケティングやマネタイズを支援しています。きっとご期待に応えられると思いますので、他企業とのアライアンス、プロジェクト参加等々も含め、ぜひ弊社あてにお声がけいただきたいと思います。
学生さんに向けてですが、今は好きなことが自由にできる時代であり、やるべき時代だとも思っています。弊社がそのお手伝いに関われるとしたら幸いです。学生さんの連絡もお待ちしていますね。
執筆=増田
校正=笠原