株式会社Engineerforce

飯田 佳明

見積もり工数をより正確、お手軽に。

AIによる見積もり支援ツール『Engineerforce』
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今回のインタビューは、AIを使った画期的な工数算出サービスを提供する株式会社Engineerforceの代表取締役の飯田佳明氏に、AI使用のメリットや「とりあえずやってみよう」を大事にする同社の社風についてお聞きしました。

株式会社Engineerforce 代表取締役 飯田 佳明氏のONLY STORY


【経歴】

1991年、福岡県福岡市出身。東福岡高校、成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後は富士ソフト株式会社へ入社し約6年間、受託開発や自社プロダクト開発を経験。その後、フィンランド企業であるThe Qt Companyへ転職し、自社プロダクトの拡販に携わる。日本企業と外資系企業の文化の違いを身近で体験するも、見積もり工数の部分に関しては、どちらもエクセルによる手作業で行われていることに違和感を覚え、AIで見積もり工数を弾き出す「Engineerforce」のアイデアを思いつき、株式会社Engineerforce(エンジニアフォース)を創業。

リソース、経費、負担の削減をこれ1つで


––株式会社Engineerforceのサービスからお伺いします。

飯田氏:弊社はエンジニア向けのAI見積もり支援ツール『Engineerforce』を提供している会社です。

実は「この機能を開発して欲しい」とエンジニアに依頼をする際、提出される見積もりはエンジニアが経験則に基いて算出しているものがほとんどなんですね。そのため、算出の基準が統一されておらず、個人差により見積もりの数字がバラついてしまう問題や見積もり担当者が変わるためナレッジの蓄積も難しいという問題がありました。

それらの問題を解決するために生まれたのがこの『Engineerforce』です。まず算出については、きちんとデータが入力されていることが前提ですが、AIを用いることで約8割の精度で工数を弾き出すことに成功しました。加えて計算のデータはツール内に蓄積できるので、使えば使うほど精度を高めることができるんです。

円グラフやガントチャートで見やすさも考慮しており、もちろんデータの保護も万全です。

––『Engineerforce』はほかにどのような強みがありますか。

飯田氏:業務の最適化が図れる点です。先程からお話している見積もり算出には、実は承認まで含めると約2週間~約4週間ほどの作業時間が必要なんですね。しかも受注できなければ無駄な作業になってしまうため、工数の部分を減らすことは非常に重要になります。『Engineerforce』を使えば、作業の時間を大幅に短縮できるので、リソースや経費の削減につながります。また、経験則による工数のブレはプロジェクトの赤字につながってしまうのですがそのリスクも回避できます。

私がIT業界に入ってよく感じるのは、エンジニアの負荷が非常に大きいということです。プログラミングだけでなく、見積もりの算出や上司や顧客への説明、進捗管理など必要な業務は多岐に亘ります。

加えてエンジニアは往々にして見積もり算出が苦手な方が多いので、苦手な領域をAIが肩代わりすれば、エンジニアは重要かつ得意な領域であるプログラミングに集中することができ、業務削減以上の効果を発揮できると考えています。

––御社の強みはどこにありますか。

飯田氏:AIを用いた開発の見積もりの工数算出ツールは今までなかったので、弊社独自のサービスを扱っている点はたいへんな強みだと思いますね。

エクセル一辺倒の違和感からサービス開発へ


––続いて、起業に至る経緯をお聞かせください。

飯田氏:私は大学卒業後、国内IT企業に就職し、その後外資系IT企業に勤め、どちらでも受託開発の営業の仕事に就いていました。ただ転職した時に見積もり工数の算出方法に違和感を覚えたんです。と言うのも、日本企業がExcelを好んで使うことは承知していましたが、転職した外資系の会社でも見積もり算出にExcelを使っていたからです。

外資系企業は効率的で最先端のツールを使っておりましたが、見積もりの工数だけはアナログな手法で行っており、どのメンバーもそれが当然と考えていたようでした。私はそれこそが「放置されている領域」だと直感し、見積もりの算出方法にAIを使うことを思い立ち、今の会社を立ち上げることになりました。

––会社設立後、強く印象に残っていることはありますか。

飯田氏:サービスを開発するために誘ったエンジニアが、即座に「面白い」と言ってジョインしてくれたことはとても嬉しい出来事でした。その後、段々と2人では手が回らなくなり、人を増やす必要に迫られた時、彼が友人知人に声をかけてくれて、その結果仲間がだんだん増えたことも嬉しくて印象深く思い出されます。

––飯田様が組織運営を行う上で大切にしていることは何でしょうか。

飯田氏:組織としては「とりあえずやってみよう」という精神を大切にしています。

『Engineerforce』を開発する際、周りからの声は「できるはずがない」といった否定的なものが大半でした。しかし、今までになかったからと言って、私たちにできないとは限りません。とりあえずやってみて、どうしてもダメなら諦めればいいだけのことで、その経験を生かしてまた別の領域で挑戦すればいいと思っていました。

私自身がこのような考え方なので、挑戦に肯定的な社風になったと思います。

––飯田様はなぜ「とりあえずやってみよう」という風に考えるようになったのでしょうか。

飯田氏:学生時代から様々な挑戦をしてきて、成功や失敗を繰り返し、学んだことが多くあるからでしょうか。本や記事からも知識は学び取れますが、実際に手を動かしたからこそ得られることも多いと体感したんです。他人に迷惑を及ぼさない限り、自分の挑戦は必ずあとになって活きるので、やらないうちに「できない」と投げ出さずに「とりあえずやってみよう」と思うようになりました。

「エンジニアの幸福を追求していきたい」


––3年先の短期的な事業展望をお伺いします。

飯田氏:見積もり結果の根拠が分かる機能の搭載です。現在、「AIがいくら正しい数字を出しても、その根拠が見えないために不安だ」という声が届いていますので、その対応策として、見積もりができるまでの過程を分かりやすく提示できる機能を考えています。

また、外部のパートナーさんと連携して見積もりとプロジェクトの進捗を照らし合わせ、予実管理ができるようにしたいですね。

––長期的にはどう考えているでしょうか。

飯田氏:エンジニアは高い能力を持っているにもかかわらず、現場への理解が足りず、大変な思いをしている現場も正直多いです。弊社はEngineerforceという社名からも分かるようにエンジニアの皆様に向けてソリューション展開したいと考えておりますので、エンジニアにとって素晴らしい製品、寄り添える製品を世にどんどん出していきたいですね。

––最後に、読者へのメッセージをお願いします。

飯田氏:客観的なデータに基づいたAIによる正しい見積もりがあれば、開発工程が遅れ、エンジニアの疲弊や会社の信用失墜などの事態を招くこともありません。AIに任せられる部分はAIに任せ、人が最大限の力を発揮できる仕組みづくりを弊社は目指しています。ぜひ、お試しください。

もし起業を目指す学生さんがいたら、早めのチャレンジをお勧めします。万一、ダメージを受けたとしても、再起には十分な時間が残されていますね。私が起業した時には妻子がいたので、とても重い決断になりました。自分の意思だけで物事を進められるうちに「とりあえずやってみよう」とお伝えしたいですね。

執筆=増田
校正=笠原

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