株式会社EventHub

下河原雄太

ゴールドマン・サックスからの転職「自分の人生を賭けてみようと思った」

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株式会社EventHub コーポレート担当 下河原雄太氏のONLY STORY

下河原雄太(しもがわら ゆうた)<プロフィール>2011年東京大学法学部卒業。同年、UBS証券債券部門に営業として入社。

2013年にゴールドマン・サックス証券の債券部門に営業として入社。2015年に投資銀行部門資本市場部に社内異動。2021年まで金利・株・為替に関するソリューション提供や、プロジェクト・アセットファイナンス業務、融資業務など資本関連業務に幅広く携わる。

2021年6月より株式会社EventHubにて、コーポレート担当として勤務。

もう一度、自分が成長できる機会に飛び込みたい- 10年間キャリアを築いた金融業界を出た決意のワケ


ー 前職のゴールドマン・サックスには約8年在籍されたんですよね。なぜこのタイミングで転職を決めたのでしょうか?

金融業界に限らず、同じ業界に長く居続ければ誰もが、自分のキャリアをその業界内で築いていくのかどうかを考えるようになります。特に「30代前半」という時期は、キャリアパスを決める上で一つの基準になるタイミングになることが多いと、個人的には思っています。実際、35歳くらいまで金融に残っている人はその先も業界に残ることが多い一方で、業界を出て転職するのであれば30代前半くらいまでには多くの人が業界を出ているイメージを持っていました。

新しい業界に転職するには、「学ぶ力(Learning)」と「今までやってきたことを忘れる力(Unlearning)」の両方が必要です。年を重ねるほど新しいものに順応する力は弱くなるのではないか、と転職前には懸念をしていて、業界を替えた転職に自分が耐えられるのは30代前半まで、とイメージを持っていました。一方で、ゴールドマン・サックスでの仕事やキャリアも楽しんでいましたし、上司やチームメイトにも恵まれていたので、今すぐ転職したいとは思っていませんでした。

ー そんなタイミングで最終的にEventHubへの転職を決断したのは何故でしょう?

常に、「自分にとって学びがある世界に行きたい」と考えていたからです。過去の自分の延長線上で、同じことを効率的にやれている自分が嫌だった、というのもあります。同じ業界で長く仕事をしていると、確かにパフォーマンスは上がります。でも、新しいことを学ぶ機会は徐々に減っていくので、”成長している感”を味わうことは少なくなっていました。

私は仕事が好きなので、「効率的にお金を稼ぎたい!」という気持ちより、「もっと成長したい!」という気持ちが強かったんです。同業他社も転職先として考えましたが、違う業界で一から自分を鍛え直す方が、最終的に自分の「社会人としての価値」が上がると考え、10年間キャリアを築いてきた金融業界を出ることに決めました。

ー ご自身の成長に対するモチベーションが決断の判断軸になったんですね。

私は昔から勉強が好きなので、知見が広がっていかないことに居心地の悪さを感じる瞬間は、少なくありませんでした。新しいことを学んでいる自分が好きだし、知識が増えたことでそれまで対等に話せなかった人と対等に話せるようになるのも好きです。例えば、SaaS業界におけるビジネスの在り方について、3ヶ月前の自分と比較すると、今の自分は少し話せるようになっていると思います。まさにこのように、自分の世界が広がっていく楽しさが好きなんです。成長へのモチベーションは、間違いなく転職という決断の判断軸になっていました。

事業内容や社員に将来性を感じた - 転職先にEventHubを選んだ3つの理由


ー 金融のフィールドからSaaS・スタートアップへ。転職先としてEventHubを選んだ理由が気になります。

正直な話、ゴールドマン・サックスを去る決断をするには、エネルギーが必要でした。公私双方において「ゴールドマン・サックスに在籍している」ことの価値を感じることも多かったのは事実です。魅力が大きい分、その魅力を切り捨てる転職をするのは、結構大変だと思っています。

逆に、その大きな魅力を捨ててでも転職するのであれば、それ以上の価値がある会社だと自分が信じることが出来て、その会社に対して情熱を自分が持てる必要があると思い、様々な選択肢を検討しておりました。

その中で、長年の友人であった代表の山本を通じて、EventHubのことを知ったんです。最初は「誰かいい人を紹介して」と頼まれていたのですが、話を聞くうちに自分自身が興味をもつようになり、最終的に自分自身が手伝うことに決めました。

ー 入社時に、「事業内容や今の社員の方々に将来性を感じて、自分の人生を賭けてみてもいいのでは、と思えたのが最終的な決断理由です」と仰っていたのが印象的でした。最終的にEventHubへの入社を決めた理由を詳しく教えていただけますか?

EventHubに決めた理由は大きく分けて3つあります。


①「この会社に入ったら今いる社員から学べることが多いな」と思ったから

面接官の方から出てくる質問が非常に興味深いものが多く、優秀な人材が集まっていることを強く実感しました。また、個人的に好きだったのは「面接してやってるぜ」みたいな圧迫感がなかったことです笑。私は、面接官をやる時でも、面接を受ける時でも、「面接=双方の価値観を共有しあい、分かりあう場所」として考えています。EventHubの面接官の方は、「面接はお互いを理解しあう場所」と考えているのだな、と面接を通じて感じ取ることが出来て、その姿勢に共感できました。会社としても、全員が対等であることを大事にして、謙虚さを忘れないことを大事にしているのだな、と感じることができました。

②サービスに対する成長性を感じたから

EventHubは現在、BtoBイベント向けのサービス展開をしています。少し将来の話になるかもしれませんが、最終的にはマーケティングツールの基盤インフラとしてグロースしていくこともできれば、BtoBのイベントプラットフォームとして培ったノウハウを全く異なるフィールドに活かすこともできるのではないか。そんな「無限の広がり」を持っている会社とサービスだと感じました。将来的な広がりや汎用性は、会社やサービスが安定的に成長するために必須であり、EventHubには安定成長の可能性を見出すことができました。

③代表の山本は、会社の成長・存在価値を常に考えていると感じたから

スタートアップ業界に転職する際には、代表との相性も大事だと思っていました。私が大事にしていたのは、「代表は、常に会社の成長を第一に考えているか」。山本と話した際、サービスや会社の存在価値に向き合っている人だと思い、率直に「この人と働きたい」と感じました。「今はこういうサービスだけど、今後こういう展開が見えている。EventHubは、その時世の中にこんな変化をもたらすことができるし、それが出来るのはEventHubだけ」という発想があり、それに基づいて組織を動かしていることに魅力を感じました。更には、その思いに他のメンバーも共感していて、会社が目指す方向性や価値観がメンバーに浸透している点にも好感をもちました。

精神的幸福度が高まるサービスを提供できたら、無形で無限の価値がある - 見据える会社の未来とは


ー 今後、EventHubという会社をどうしていきたいですか?

サービスを導入してくれたお客様に、「EventHubがあることで、自分たちのビジネスが変わった」と思っていただける会社を作りたいです。例えば、「EventHubを導入したことで、日々の業務の効率化が達成できた」とか「顧客との距離が近くなった」と思っていただける、そんなサービスを提供できる会社でありたいです。

最終的に目指したいのは、お客様がEventHubのサービスを使うことで精神的に幸福を得られるようなサービスです。効率が良くなった、便利になった、地球の裏側にいる人との距離が縮まった、仕事が早く終わるようになった...など。精神的に幸福度が高まったと思ってもらえるようなサービス・会社を作っていけたら、そこには無形で無限の価値があると思っています。

ー そのためには、どういったことを大切にしていくのがよいのでしょうか?

会社やメンバーが謙虚さを忘れないことかなと思います。仮に、今後会社が大きくなったとしても、お客様やサービスのユーザーがEventHubに価値を見出してくれたから成長できた事を忘れてはいけないと思います。会社が成長しても決して傲慢になることなく、価値を感じてくれる全ての関係者への感謝を大事にしたいです。

そして、我々が提供できる付加価値をどう大きくしていくのか、謙虚に模索しながら常に考え続けたいと思います。お客様とは常に対等に謙虚に、しかしハングリー精神に基づいて期待値を超えていくサービス展開をしていくのが大事なのかと思います。

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