DeFactory株式会社

徳満 翔平

「つくるだけではない開発支援」がコンセプト

失敗リスク90%の新規事業の立ち上げを成功に導く
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今回のインタビューはDeFactory株式会社代表取締役の徳満翔平氏に、同社の「失敗しない開発」の詳細や起業に至る経緯などについてお聞きしました。

DeFactory株式会社 代表取締役 徳満 翔平氏のONLY STORY

「引き受けた案件は必ず成功させる」


––まずDeFactory株式会社の事業内容をお伺いします。

徳満氏:創業事業はデジタルマーケティング(※1)で、その後Web制作事業(※2)ご支援させて頂きながら、これまでの自社プロダクト開発の知見や体制から、21年9月より開発事業(※3)を開始しました。

今後は、特に『ソフトウェア・アプリ開発領域の新規事業を創りたい』というお客様に対して、失敗しない開発支援を行う事業に注力して参ります。

※1.SEO/コンテンツマーケティング
※2.ECサイト/コーポレートサイト等
※3.ソフトウェア・アプリ開発


システムやソフトウェア、アプリなどの開発は、大きく分けて2つに大別できると考えておりまして、ひとつはサービスそのものや売上アップのための開発で、もうひとつは業務支援や業務効率化のための開発です。

弊社の開発は前者の開発がメインです。従ってIT企業に限らず、ITの力を用いて既存事業とシナジーがある事業を新たに作っていきたい企業様の事業立ち上げサポートを中心に行っております。


––開発リソースを求めている方々からご依頼をいただくということですね。

徳満氏:そうですね。

補足すると、「開発リソースと事業開発担当者」です。

「新規事業を作りたいけれど、事業開発ができる人員がいない」という時こそ私たちの出番です。その中でも、『継続的な開発支援』と将来的に内製化を目指している企業様に対して行っている『初期開発から軌道に乗るまでの開発支援』という2つのパターンがあります。

やはり事業立ち上げは簡単なものではありません。

いくら素晴らしい構想だとしても、新規事業の90%は失敗すると言われます。弊社はその90%の失敗確率を下げ、『本当に必要とされるプロダクト』へ導くための開発サポートを行っています。

––リスクを下げるためにどのようなことをされているのでしょうか。

徳満氏:実は私には、自社サービスをつくった際に何度も失敗した経験があります。
そのため失敗するポイントはよく分かっている故、その経験を活かし、失敗のリスクを下げるためのご提案や開発支援ができ、これは開発のみを行ってきた会社様にはない強みだと考えております。

弊社はソフトウェアやアプリを作るだけではなく、事業の構想をブラッシュアップから入らせて頂くこともできますし、だからこそ『本当に必要とされるプロダクト』の開発支援ができます。

––日々の事業で心がけていることはありますか。

徳満氏:大半の企業では、せっかくの依頼を断ることはそうないでしょうが、弊社は「この会社になら貢献できる」と心から思えないと、引き受けることはありません。

言い換えれば、弊社がお引き受けした案件は必ず成果を出すことができると自分たちが信じ、クライアント様と背中を合わせてご支援させて頂いております。

主体者として生き、主体者として働く


––もともと起業願望はお持ちだったんでしょうか。

徳満氏:大学生になるまでは社長なんて思ってもみませんでしたね。起業を意識したのは大学のゼミで「途上国の貧困について」を選んだことがきっかけでした。東南アジアでのフィールドワークで貧困を目の当たりにし、ビジネスを通じて社会の課題を解決したいと考えるようになりました。

しかし、卒業していきなり起業できるわけもなく、しばらくはサラリーマン生活でしたが、自分が解決したい課題に向けた仕事はできないままでした。

––それで起業を決断されたんでしょうか。

徳満氏:そうですね。ビジネスを通じて社会の課題を解決するためには、自分が主体的に働けることが重要で、私にとってそれは起業だという結論に達しました。

おこがましい言い方ですが、「主体者として生き、主体者として働け」という自分の心の声に従い、とりあえず走り出したのが2017年でした。

––独立は勇気の要る決断だったと思いますが不安はありませんでしたか。

徳満氏:独立したのは27歳の2017年で、弊社の前身となるデジタルマーケティングを主軸としたP&F社を設立しました。自分の給料くらいは稼げるだろうと思っていたので、特に不安は感じていませんでしたね。

しかし、他社と差別化できるようなスキルが少なく、最初の2年間は本当に苦しい思いをしました。事業が4年半を経た今はどうにか形になり、昨年末に会社組織をDeFactory株式会社に変更しました。

正直、まだまだスタートラインに立てたとも思っていません。


––起業後、何か印象に残っている出来事はありますか。

徳満氏:受託事業ではクライアントからクライアントへと仕事を紹介していただくことも多く、紹介者の方の顔をつぶさないようにと、非常に重い責任を感じていました。

しかし、成果を出せた時は、その分の信頼も積み上げられたようで、大変に心地よいものでしたね。事業者としての喜びそのものであり、会社に属しての仕事では中々経験することはできない感動でした。

もう1点は、自社サービスの開発です。
実際一番手痛い失敗は、構想から開発、そして停止まで16ヶ月程ありましたが、この期間で踏み込まないと分からないことが沢山見えました。

自分の力不足、という1点に尽きますが、本当に多くのことを学べました。

大きな目標達成には弱点を補える仲間が必要


––続いて、今後の展望をお伺いします。

徳満氏:第一に仲間づくりをしていこうと考えています。起業時からお互いに支え合い、リスクを分かち合える共同経営者のような仲間が欲しいと思っていましたが、残念ながらまだ見つけられていません。

––やはり仲間は必要ですか。

徳満氏: 今、フリーランスの方も増えていますが、どうしても個人の力には限界があります。チームで働くことが面倒だと思う人もいますし、避けている人も多いと思います。しかし、事業をつくってきた私の経験から、高い成長目標を目指すのであればチームづくり、仲間集めは必要不可欠だと断言できます。

会社、組織、事業はひとりの力では成立しないもの。やはり自分の弱点を補える人と組むことはとても重要だと思います。

––最後に、読者へのメッセージをお願いします。

徳満氏:申し遅れましたが、当社のビジョンは『テクノロジーで産業の可能性を拡張する』と掲げております。私自身、『ビジネスは人を喜ばせるゲームだと考えているのですが、私たちがチャレンジする領域で、特に様々な産業の課題を解決し、新たな可能性を生み出す事業を作っていければと考えております。

この記事で私という人間を理解し、ちょっと一緒に仕事やってみたい、面白そう、と思われた方は、何かしたらの形でご一緒できればと思うので、ご連絡を頂けますと嬉しいです。また弊社事業に興味を持たれた企業さまはお気軽にご相談ください。

執筆=増田
校正=笠原

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