シェアエックス株式会社
中川 亮
POSTED | 2020.12.14 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:5〜6年 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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コロナ禍の事業成長の新たな一手を支援する
Topics
今回のインタビューはシェアエックス株式会社代表取締役の中川亮氏に、コロナ禍における事業成長を実現するアライアンス成功の秘訣や事業への想いなどについてお聞きしました。
シェアエックス株式会社 代表取締役CEO 中川 亮氏のONLY STORY
営業コロナ禍で発揮するアライアンス戦略
––シェアエックス株式会社の事業内容をお伺いします。
中川氏:事業のフェーズに応じた顧客開拓、事業成長を実現するアライアンス支援を3サービス提供しております。
1つは、インサイドセールス代行による見込顧客開拓、見込顧客を育成する「リモートセールスJP」
2つ目は、企業間のアライアンスの機会とアライアンス実現まで伴走する「AX」
3つ目は、事業のM&Aを支援する「アライアンスから支援するM&A」
です。
––ありがとうございます。
御社のクライアントはどのような企業が多いのでしょうか。
中川氏:デジタルトランスフォーメーションを推進するITソリューション(Saas)企業が中心になっています。
––御社の強みはどこにありますか。
中川氏:元々、私自身が0→1で事業を立ち上げ、アライアンスで成長させてM&A(売却)した経験があります。その中で多くのアライアンスを失敗してきました。成功は、ほとんどなかった(笑)
その原因を分析し、また、多くの書籍や他の経営者にインタビューしてその中でメソッドを開発してきました。結果、3つのサービスをまだまだテスト段階ですが提供しております。
アライアンス失敗の原因は、結果を出すための必要なステップを踏まなかったり、決め事を疎かにしたり、とにかく自社の利益だけを見てしまうことがほとんどです。
そのため、私たちは客観的な第三者の立ち位置から、双方にとって利益になる関係が築けるかを考え、本来の目的と乖離が生じないように目配りをしながらアライアンスを成功に導いています。
––クライアントの反応はどういったものでしょうか。
中川氏:直接お客さまと会えないことが顧客の新規開拓の妨げになっている中、あるいはマーケットが縮小傾向にある中で、「シェアエックスが顧客との出会いを作ってくれた」というお喜びの声が多く届いています。
また、アライアンスの結果が出るまで伴走するところも喜んでいただいております。
アライアンス戦略で日本企業のグローバルの架け橋になりたい
––今日に至るまでの経緯をお伺いしようと思います。
中川氏:実はシェアエックスが5社目の起業です。
1社目は30歳で立ち上げたマーケティング会社でした。その会社は明確なビジョンがあって作った訳でなく、「社長になりたい」という思いからだけの起業でした。
2社目は「ITをやりたい」、ただそれだけで1社目と平行して取引先の経営者から資金を調達して起業。
結局、2社とも、諦めたことになりますが、この経験とその後のベンチャー支援する会社での学びから、会社、事業を成長するためにはビジョンやミッションが必要だと痛感しました。
––失敗から多くを学んだんですね。
中川氏:中川氏:はい、そうですね。個人の私利私欲だけではだめだ、と(笑)
そうした中で「シェアリングエコノミー」に出会い、強く惹かれました。
理由は3つ。
・オープンであること
・フラットであること
・持続性があること。
この3つは、これからの会社、、事業が多くの人たちに愛され、継続するために必須条件だな、と。
渋谷にIT企業とのアライアンスで、コワーキングスペース「LightningSpot」を立上げて、その後、
「時間」と「スキル」をシェアするというコンセプトでフリーランスの週2日からのお仕事紹介「Prosheet」をリリース、
紆余曲折ありながらも順調に成長していきましたが、「グローバルで挑戦したい」という想いが強くなったので、売却して一区切りつけることにしました。
そして現在のシェアエックスを2018年に設立し、今日に至っています。
しかしながら、海外経験が少ない中でのグローバル事業は上手くいきませんでした。
追い打ちをかけるようにコロナがきて、一旦は国内企業のアライアンス支援にpivotしました。もちろん、グローバルもあきらめずに日本企業とグローバル企業の架け橋になれる事業の構築に向けて、挑戦を続けていきたいと思います。
「アライアンスがこれからは注目される」
––今後の短期的、長期的な目標や展望をお聞かせください。
中川氏:会社は3期目で黒字化したものの、まだ現時点では事業はヨチヨチ歩きです(笑)
短期的には前段でお話した3つの事業それぞれをしっかりとPMFしていくことが短期的な目標です。
長期的な目標としては、やはり日本企業とグローバルマーケットをつなぐプラットフォームの実現です。
––最後に、読者へのメッセージをお願いします。
中川氏:皆さん、アライアンスを通じてぜひコロナ禍のピンチをチャンスとし、オープン、フラット、そして持続性ある成長を掴みましょう。もしお役に立てることがあればお声がけください。