株式会社オフィス未来
杉山茂治
POSTED | 2015.04.27 Mon |
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TAGS | 従業員数:51〜100人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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コミュニケーションを大切にするシステム開発会社
お客様先に常駐してシステム開発をするTopics
株式会社オフィス未来 社長 杉山 茂治氏のONLY STORY
お客様の意見に柔軟な対応
株式会社オフィス未来は、コンピューターのシステム開発、
システム運用をしている会社である。
システム開発の中でも、特に汎用コンピューターの問題解決を得意としている。
汎用コンピューターとは、企業等で、科学技術計算、事務処理など、ソフトウェア次第で
様々な用途に利用することができる大型のコンピューターのことである。
例えば、銀行では汎用コンピューターを使い、膨大な量の料金システムを管理している。
主な事業内容は大きく分けて3つある。
1、〈問題定義・企画立案〉
これは、お客様から『サービスのセキュリティに問題が起きた、こんなサービスがほしい』
などという要望が生まれた際に、システムアナリストがそのニーズを抽出して的確に分析し、
お客様1人1人にとって最も相応しい解決方法を企画・提案する事業である。
2、〈システム開発、カスタマイズ〉
お客様のニーズを分析し、企画した後で、
それをもとにシステムを実際に開発する事業である。
1社1社丁寧にシステムを開発し、完成したシステムに法律のことなどを加味し手を加え、
お客様の業界仕様とすることで、初めて仕事が完了する。
3、〈システム運用〉
開発したシステムを実際に操作したり、監視したりして運用する事業である。
データ入力やマシンオペレーション等のシステム運用をしている。
常駐型にこだわる理由とは…
オフィス未来の事業の最大の特徴は、
上記のような事業を、お客様の会社に常駐して作業していることである。
この理由を杉山茂治社長に伺った。
「私たちはお客様1人1人に対して誠心誠意向き合って対応することを大切にしています。
自社内で仕事をしていると、お客様とのやりとりはどうしてもメールや電話になってしまい、
コミュニケーションが雑になってしまいます。
そのため私たちはお客様1人1人と直接話し情報交換できるように、
お客様の会社に常駐する形態をとるようにしています。」
オフィス未来が今までに数多くの顧客を獲得できているのは、社内ではなく社外で仕事を行い、お客様の近くでシステム開発をしてきたからだといえる。
文系からコンピューター業界へ
実は杉山社長は文系大学の経済学部を卒業している。
さらに、当時は携帯電話はもちろん、パソコンなど存在していない時代だった。
それでは一体なぜ、文系大学を卒業していながら、
コンピューター業界に携わるようになったのか、その経緯を伺った。
「私は大学3年生まで全くコンピューターには興味がありませんでした。
ですが4年生の時、当時所属していた野球部の先輩から、
『これからはコンピューターの時代が絶対にくる!』とアドバイスを受けたんです。
その言葉に心を揺さぶられ、コンピューターに興味を持ち始めました。」
その後一度はコンピューター業界とは別の会社に就職したものの、
先輩の言葉を忘れることができずに半年で退職し、
その年の10月にはコンピューター業界に携わるようになった。
その会社自体はバブル崩壊に苦しめられ倒産したものの、
そのとき同じ会社で働いていた先輩が起業したことにより、
その会社の契約社員としてコンピューター業界に関わり続けた。
そしてそれから2年後、ついに自ら会社を立ち上げることを決意。
こうして株式会社オフィス未来は生まれた。
文系学部にも関わらず、コンピューター業界で働き、
起業できたことについて、杉山社長はこう述べる。
「文系と理系とではやることが全く違うし、大きな差があると思われがちです。
ですが、頭の回転・やる気・頑張り次第では文系、理系関係ないと思います。」
先輩の一言を聞き逃さずにチャンスと捉え、
『文系だから理系のコンピューターのことはできない』
という固定概念にとらわれずに努力し続けたからこそ、
今日まで事業を存続・発展し続けることができたのである。
長期的な関係を目指して
最後に、今後の展開について、杉山社長に伺った。
「今後の主な目標はエンドユーザー
(コンピューターを使って実際に作業を行うユーザーの総称)
のコアパートナーになり、
その数を増やしていくことです。
そしてお互いがwin-winな関係を長期的に続けていきたいです。
また社員数は現在約25名ほどですが、これを2倍の50人にまで増やし、
もっと大きく事業展開していきます。」
編集後記
常駐型を通して、お客様と直接コミュニケーションをとることを大切にしている、
その姿勢が本当に素敵だなと感じました。私も文系学部に所属していますが、
将来の幅が広がるインタビューをさせていただきました。
将来に対して具体的な目標を持てないという学生、
自分の今いる学部や環境だけで自分の選択肢を狭めてしまっている学生に本当におすすめの記事です。