株式会社もしも
実藤 裕史
POSTED | 2015.06.04 Thu |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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ネットであなたのお店、開きませんか?
ドロップシッピングで広がるコミュニケーションTopics
株式会社もしも 社長 実藤 裕史氏のONLY STORY
インターネットでお店を開く?!
あなたは冷蔵庫が欲しい時どこに行くだろうか。
今、思ったはずだ。もちろん家電量販店だ、と。
しかし、実際あなたに届く冷蔵庫を発送するのは、商品を購入した家電量販店の店舗ではなく、メーカーや卸業者がほとんどだ。
「産地直送」が一般化した今、商品を販売する人の在庫負担リスクを軽減することで、誰でもネットショップが開けるようになるではないだろうか。そこに糸口を見出し、金字塔を打ち立てた人がいる。それが、株式会社もしも実藤裕史社長だ。
同社が提供する『もしもドロップシッピング』は、個人向けドロップシッピングサービスとして日本初のビジネスモデルとして話題になった。
ドロップシッピングとは、簡単に言うと「在庫を持たないネットショップ」のことだ。従来のネットショップは、まずメーカーに交渉し商品を仕入れ、商品をネット上に並べて注文を受けたら、梱包して発送する。という膨大な作業が発生する。
しかし、『もしもドロップシッピング』は一連の流れを簡単にし、個人でもネットショップを運営できるサービスを提供している。
今回は、そんな会社を生み出した実藤裕史社長に起業のきっかけやその極意にせまる。
モノを売るのって楽しいですよ
「ドロップシッピングは、アメリカでは普及しています。主婦の副業であったり、それを職にしている人もいます。
日本では、まだ取り組んでいる企業が無かったので、すぐに取り組もうと思いました。
2006年にスタートさせ、今ではメディア露出や口コミで利用者も増え、年間一億円の売上げをあげている会員様もいます。」
今や会員数が42万人にもなり、取り扱う商品も年々増え、現在は40万点ほどもあるという。『もしもドロップシッピング』の強みは、会員の満足度にある。
というのも、利用者の負担がすごく少ないのだ。利用者は、商品を選び、いくらで販売するかを決め、ネットショップを開設するだけでいい。商品が売れたらメーカーから直送をしてくれるので、それ以上はいらない。
クレーム対応や返品リスクももしもが請け負ってくれる。ドロップシッピングの柔軟なサポートなどが、更に会員を引き寄せている。
「弊社のサービスの強みは、会員満足度が高いことです。会員様がネットショップ運営に集中できるよう、無駄な作業を取り除くように心がけています。
創業時からユーザー目線を第一に考えているため会員様からの満足度が高いのかもしれません。」
そう明るく話す実藤社長だが、最初からすべてうまくいったわけではない。学生時代は様々なアルバイトを掛け持ちしながらの毎日を送った実藤社長。
起業のきっかけは、野菜宅配会社の起業に携わったことだったという。
「野菜をどうしたら売れるか、どんなキャッチコピーにしたらお客様が購入してくれるか、そう考えるうちに「モノを売る」楽しさが芽生えました。そして起業しました。
最初はもちろん大変でした。商品を提供してくれるメーカーや資金を協力してくれるパートナーを探したりと。辛かったですが、それでもやっぱり続けられたのは、多くの人に「モノを売る」楽しさを提供したいという思いがあったからです。
ネットショップを運営する時の膨大で大変な作業を当社が代行することで、今までネットショップを作る手段がなかった個人の方に機会を提供できるようになりました。」
売る人と買う人の会話(コミュニケーション)
最後に、もしもの将来について話を伺った。
「インターネットは世界中と繋がっているので、『ドロップシッピング』を海外で展開したいと思っています。
まだ漠然としていますが、多くの人に「モノを売る」楽しさを知って欲しいというのが根幹にあります。売買を通じた人間と人間のコミュニケーションを世界中に広げていきたいです。」
編集後記
小さい頃、おかし屋さんになりたいと思っていた自分を思い出しました。
そして、今でもやってみたいと思っているので、実際にやる時はぜひ『もしもドロップシッピング』を使ってみたいと感じました。