株式会社ディープルート
西田理一郎
POSTED | 2015.03.30 Mon |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:3〜4年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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トレンドや流行をつくる!ムーブメントデベロッパー(代表取締役 �西田理一郎)
情報を発信するだけではものが売れない時代のソリューションTopics
株式会社ディープルート 社長 西田 理一郎氏のONLY STORY
消費者の行動を把握し未来を予測する
株式会社ディープルート(代表取締役 西田理一郎)では、クライアントの要望・課題に応じたマーケティングソリューションをワンストップサービス(*一度の手続きで全ての作業が終了するサービス)で提供している。
マーケティングソリューションとはどのような事業なのか、西田社長にお話しをお伺った。
「商品の品揃えが少量多品種の時代に、消費者に自分たちの商品を買っていただくためには、消費者の行動をよく把握していなければなりません。
そして精度の高い仮説に基づいた調査とそのデータ分析は元より、その中に隠された本質的ニーズを見つけ出す事が非常に重要です。」
「昨今 IT ツールが便利になり、情報通信の精度は上がる一方で過去に売れたものはほぼ100%把握できる時代です。
逆に努力せずデータが取れてしまうため、未来に売れるものを読み取りづらくなっているともいえます。
我々ディープルート社では未来予測にこだわり、将来の商品開発や事業のあり方、ゴールへの戦略的サポートを手掛けて参ります。」
幼心に感じていたマーケティングの魅力
では西田社長が今の事業を始めた原点はなんだったのか。マーケティングに興味を持った原点についてお話を伺った。
「実は幼少期から、マーケティングに興味を持っていたのです。神社のお参りに行く際、
よくたこ焼き屋に連れて行ってもらいました。
たこ焼き屋はいくつかあったのですが、子どもながらに、他よりおいしそうなお店だったり、
人が多く並んでいたり、雰囲気や照明が明るいお店に行きたい!と思ったのです。
スーパーマーケットに行くときも同じです。大人の目線の高さの商品棚には、
ヒット商品がずらりと並んでいる一方、子どもの目線には
キャラクターのお菓子などが並んでいることを理解していました。
今考えるとそのころは、まだ4歳くらいでしたが、驚いたことにそのころから
人の消費行動のメカニズム、つまりマーケティングについて興味があったのです!」
お客さんや流通のことをもっとよく知りたい
幼少期からマーケティングに興味のあった西田社長。
実際に起業について考え始めた経緯についても以下の様に語って下さった。
「私は我が国が高度経済成長を経たちょうどバブル期の終わりごろに
大学生活を送っていました。戦後の何もない発展途上の頃から比べると、
商品やサービスは多種多様で街中では選ぶのが大変なほど溢れかえっていました。
この状況で、ものやサービスを売るには、
『単純に商品やサービスの価値を伝えるだけではダメだ。消費者や販売店の事を深く知りその構造を把握した上で消費者に正しく伝え行動を起こさせる必要があるな。』
と感じました。
消費者の行動心理には必ず何か理由があり、その理由を追求してゆくと、
マーケティングビジネスにたどり着いたのです。
感情も数値化したい
株式会社ディープルートの今後の目標について、お話を伺った。
「人はいつでもどこでも『美味しそう。楽しそう。かっこいい。・・・』等、
何かを感じています。
そういった感度や感情の勢いや感覚を指数化し、『感数学』を研究しようと考えております。
感度や感情を数字にするビジネスは難しいけれど、数字は嘘をつかないし、わかりやすい。
関数ではなく感数。
人が感動した時どのくらい感動したか指数で表せたら楽しくてワクワクしないですか?」
編集後記
幼少期から人を動かす、ブームをつくる、構造をプロデュースするなどマーケティングに興味をお持ちになり、現在でもそのことをご追求されている西田社長の熱意を感じながら、一つのことに熱心に取り組むという態度や姿勢がいかに大切であるか、好きなことがどれほど人を行動に突き動かすのかを実感いたしました。
インタビューに協力してくださった、西田社長をはじめとする株式会社ディープルートの皆様、本当にありがとうございました。