株式会社シンクスマイル
新子明希
POSTED | 2015.06.13 Sat |
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TAGS | 従業員数:51〜100人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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新しいこと、だからこそ実行する
オリジナルの事業だけをする会社とはTopics
株式会社シンクスマイル 社長 新子 明希氏のONLY STORY
したことない。をへらす
思ったことを実現できる人間はそう多くない。
そうした世の中で、新しいアイディアを次々に取り入れ、
世の中の「したことない。を減らす」を企業理念に謳っている会社がある。
明るい笑顔の絶えない、株式会社シンクスマイルの
新子明希社長にインタビューを行なった。
「人は死ぬ時に、やらなかったことへの後悔がとても大きいと
言われています。それをなくすことができなくても、
減らしていきたいと思っています。」
株式会社シンクスマイルは、3つのユニークな
事業を軸に急成長する注目企業だ。
日本初のお試しプラン体験サイト「トラコレ」、
スマートフォンをポイントサービスやクーポンの
配布などの集客をするためのツールと考えた「zilili」、
感謝や賞賛を目に見えるようにしようとする新しい試み「Hooop」は、
すべて株式会社シンクスマイルならではの独自事業だ。
「私たちは、オリジナルの事業しかやらないんです。
トレンドではなく、まだないところにマーケットを創ります。
新しいことをしているときや、それをみて周りの人が
笑顔になってくれることが、幸せですから。」
小さくても、自分の旗を振ろうと思った
このように独創性のある事業が生まれた背景には
新子社長ならではの考えがあった。
「私は就職をしたこともなく、学歴もなく、
大きな人の旗を振ることがありませんでした。
なので、たとえ小さくても自分の旗を振ろう。
そう決意したのが19歳の時でした。」
新子社長は、初めは個人事業主として教材や
防犯機器などの販売を行なった。
そして10年以上黒字を続けた仕事の中で、
ふと、あることを考えた。
「何でも売れると知りました。だったら、面白いものを売りたいなと。」
ポイントカードの販売をしていた時、「1回目が来てくれれば
自信があるんだけど。」というサービス業者の声を聞き、
『そういえば商品の試供品はあるけど、サービスの試供品がない。』
ということに気付いたという。
これが、新しいサービス「トラコレ」の始まりだった。
笑顔に囲まれたら人は疲れない
サービス開始当初、社内の9割が反対したそうだ。
そんな中、大阪で開かれた大きなイベントに出店。
周りの大企業とのギャップに心が折れかかったが、
声を出して笑いを取るという自分たちにできることを
全力でやりきった11日間。終わった時に社員の姿を見て、
大きな手応えを感じたという。
「11日間動き続けた社員はもちろん、
とても疲れていたと思うんです。
でも、みんなの顔がキラキラしていました。
そこで気づいたんです。人は、笑顔に囲まれていたら
疲れないんだと。」
この出来事が、5つの笑顔(自分・家族・仲間・顧客・世界)を
常に大切にするシンクスマイルの語源になった。
サービス・イン・ジャパンを浸透させたい
新子社長はこう訴える。
「今、『仕事』と検索すると、その後には『やめたい』
『悩み』といったマイナスの言葉が続きます。
仕事が面白くないことは、人生が面白くないことと同じです。
そのような現状を変えたいというのが、私の想いです。」
会社を明るい空間にしたい。そこで重要なのが、
『褒めるを見える化』することだという。さらに、
楽しくないと続かない。この想いから生まれたのが、
ゲーム感覚で相手の良さを伝えあう『バッジの交換(CIMOS)』
という形だった。
人から褒められることで、個人のモチベーションアップにつながる。
さらに、交換を続けていくと一人一人の人柄を客観的に
可視化できることにつながった。シンクスマイルでは
人柄による昇進や異動を実施している。その際バッジの
獲得数が大きく関わっているのもユニークな点だ。
バッジの交換を通して社内のコミュニケーションが自然と生まれ、
一体感のある明るい空間ができあがった。
良いサービスは良いチームから生まれる。
社員が活き活きすることは、結果としてお客様への
サービス向上にもつながっていく。
そして、さらに夢は広がる。
「これからは、世界中に人材のデータベースを
広げていきたいです。日本のサービスは、
世界でも高い水準を持っています。
メイド・イン・ジャパンではなく、
サービス・イン・ジャパンを浸透させていきたいです。」
新子社長の目は世界に向いている。これからは
日本にとどまることなく世界を視野に入れた
独自の事業を展開していくことだろう。
新子社長の熱い瞳は、5つの笑顔を常に考えているのだ。
編集後記
ここに書ききれないほど、興味深いお話をたくさん伺いました。
記事にまとめきれないほどの魅力に詰まった新子社長のお話から、
人として大切なことを気づかせていただきました。
これからどういった形で展開していくのか
今後の動きがとても気になります。