村上 浩之

今回は情報通信業を展開している株式会社ジャパン・エモーションの村上氏にお話を伺いました。詳しいサービス内容や設立への経緯、今後の展望について語っていただきます。

【経歴】

1972年福岡県生まれ。父親が転勤族だったため、幼少期より千葉、横浜、札幌、東京で過ごす。大手不動産会社専属特約店　不動産会社の開発事業部並びに企画室　室長として遊休地活用の為の有人、コイン式駐車場の運営管理や新規事業調査並びに開業、運営を任される。

―まずは株式会社ジャパン・エモーションが展開しているサービスについて、お聞かせください。

村上：私たちは情報通信業を行なっています。個人と法人の両者に向けたPocket WiFiのレンタルや法人様向けのアプリの検証、訪日向けまた海外プリペイドsimの販売、日本で販売されていない海外モデルのスマホをBtoBで卸したりと幅広く事業を展開しております。

弊社はPocket WiFiのレンタルや検証用海外スマホ,simカード販売だけではなく、共同代表である風間が展開しているAmazonや楽天で液晶保護シールなどのアクセサリの販売、自社ブランドの商材も販売しています。これだけ幅広い事業を行なっている企業は珍しいと思いますね。

―御社は業界のなかで、どういった差別化を図っていますか。

村上：情報通信業のニッチな分野を強くしていくということを意識していますね。社会からのニーズはあるにも関わらず、大手企業が展開していないサービスを私たちが提供して、多くの人に貢献したいです。

―御社が事業に対して大切にしていることを教えてください。

村上：お客様第一の精神を持って真摯に対応することです。弊社は総合代理店のような形で営業しているので、業界全体の情報を網羅しています。そこを活かし、たとえばSIMカード選びの時は複数のSIMカードの中からお客様のニーズに合った最適なものを提案させていただいています。

―社長の経歴についてお聞かせください。

村上：卒業後、自動車の販売会社に入ったのですが働き方に疑問を感じ、１ヶ月で辞めてしまいました。その後は個人でスノーボードの輸入をしたのですが上手くいきそうになったものの資金繰りの問題で結局うまくいかず、新宿中心部のパーキングスタッフのバイトをしていました。ちょうどバブルが弾けた頃だったので、そこでいろんな社長さんに会う事ができました。その中の一人が私の恩師となる方で、彼の紹介で入社する事ができました。この出会いがなければ今の自分はどうなっていたのか？と思う程なので当然ながらこの出会いに感謝しております。

その職場では遊休地活用を担当し、その中の一つに携帯の販売店をつくる事業がありました。それが独立のきっかけになり、一時期は携帯販売店を約15店舗経営していましたね。そこから、時代の流れを考え今の事業にシフトしました。

−御社の経営の柱をつくった体験があればをお聞かせください。

村上：今の経営の形は多くの本から学んだことを元にしています。極限状態で判断を下していく軍事と会社の経営は似ているところがあると気がつき、軍事関係の本を徹底的に読んでいましたね。

経営に限らず物事の本質は、結局はひとつだと思うのです。だからその目に見えない本質を一瞬で見抜ける目を養おうという考えに至りました。現在も偏見や先入観を持たずに、自分が良いと思ったものは受け入れるように心掛けています。

−今までで一番辛かったことを教えてください。

村上：タイで漫画喫茶を出店したことがあるのですが、その事業が失敗したことですね。今までの経験から成功すると考えていたこともあり、初めての失敗でとても辛い経験をしました。大規模な進出だったので撤退は大変でしたが、潮時を見極めるのも大切だと学びました。

−今後の展望についてお聞かせください。

村上：弊社をプロ意識を持った強い組織にしていくことですね。今は企業と個人の境目がなくなってきているので、個人では参入できない分野の要望に対応できる会社にしていきたいです。

−プロ意識を持った組織を作るために現在行なっていることを教えてください。

村上：採用に力を入れることです。弊社の採用には２パターンあり、一つ目は主に事務を行なっていただく一般職の採用。事業長の判断によりますが、出勤体制が自分の都合に合わせてフレキシブルに調整する事も可能です。

二つ目は会社内で事業を起こしたい人などの事業長の採用。可能性を感じる事業であれば、その事業長に対して投資します。弊社は歩合制なので事業で結果を出せばそれがリターンとして返ってきます。

事業をやりたいけれど、個人の力だと難しいという方はぜひ、株式会社ジャパン・エモーションに足を運んでください。他社にはない、事業を応援する環境が充分揃っています。

執筆＝スケルトンワークス

校正＝笠原