株式会社ウガトリア

河野 敦

顧客と同じ目線に立ち、本当に必要なシステムを提供

人の心に寄り添い、100年続くIT企業を目指す
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今回のインタビューは、システムの受託開発を行う株式会社ウガトリアの河野氏にお話を伺います。「心を潤す」という同社の事業コンセプトにかける想い、そのコンセプトが生まれた背景について熱く語っていただきます。

株式会社ウガトリア 代表者 河野 敦氏のONLYSTORY

人の心を潤すためのシステム開発


―株式会社ウガトリア様の事業内容を教えてください。

河野氏:株式会社ウガトリアは情報・通信業・システム開発業を行っています。

企業がシステムを導入したいと考えるとき、そこには「業務をより効率的にしたい・収益を上げたい」という目的があると思います。それを実現するためにシステム開発を担うのが株式会社ウガトリアの仕事です。

契約している企業は介護に関する会社が多いです。もともと私が介護のシステムを作りたくて起業したという背景があるため、介護業界の人脈が多いこともひとつの強みと言えますね。

―他社と差別化をはかっている点はどのようなところですか。

河野氏:弊社の特徴として、お客様が求める結果を実現するために、要望をただ形にするだけでなく、新しいアイデアを積極的に提案する点が挙げられます。お客様と同じ目線に立ち、共により良い結果の実現を目指します。

そのため、場合によっては希望されるものと違うものを提案することもあるのです。それは、お客様に「ありがとう」と言っていただけるようなサービスの提供を第一に考えているため。自社のメリットよりもお客様にとってのメリットを常に考えていきたいです。
―「ありがとう」という感謝されるサービスを届けたいという考えは、どういった想いから生まれたのでしょうか。

河野氏:お客様にとって本当に必要なものを提供したいという想いですね。必要なものであれば感謝もしていただけますし、そもそも価値のないものにお金を払っていただくのは納得がいかないので、お客様に寄り添える仕事を常に心がけています。


―この考えの実現に向けて掲げている社訓などはありますか。

河野氏:株式会社ウガトリアでは「心を潤す」という事業コンセプトを掲げています。人が本当に困っているときは、心が渇いた状態になっていると思うのです。そういったときに、心に栄養や水分を与える仕事をしたいと思い、この言葉を事業コンセプトにしました。

将来的にはIT業界がなくなる可能性もあります。その中で100年続ける会社になるには、人間がいる限りなくならない仕事をしなければなりません。それは何だろうと考えると、やはり人の心を大切にする事業だと思うのです。

人の心を、お客様の心を、大切に作る私たちのシステムが、お客様の喜びになり、そこから、感謝の気持ちをいただく。それがゆくゆくは、社会の貢献に繋がっていくと考えています。

タイル職人の道からITの世界へ


―河野様の経歴について教えてください。

河野氏:私は18歳から26歳まで、タイル職人として働いていました。父がタイルを作る仕事をしていて、その後を継いだのです。職人の業界はとても厳しく、鍛えられながらさまざまなノウハウを学んでいきました。

22歳以降は、職人として手を動かしつつ、作業現場の監督と打ち合わせをしてタイルを発注したり、営業のような仕事も一緒に行っていました。そこでは、職人の世界とは違う、社会の厳しさを学ぶことができましたね。

しかし、26歳のときに父親の会社が倒産して、「好きなことをしなさい」と言われたのです。そう言われても、18歳からこの道一本でやってきた自分には、しばらく何も浮かびませんでした。考えているうちに、やはり自分は物作りがしたいという答えに辿り着き、当時最先端だったITの世界に飛び込びました。

―どうして、起業しようと思うようになったのでしょうか。

河野氏:いつかは自分の会社を持ちたいという気持ちがあったので、起業は人生設計の中には組み込んでいました。問題はどのような事業をするかなのですが、ある日老人センターに向かうおばさんを見たとき、介護とITを結びつけたらきっと世の中はもっと良くなるだろうという着想を得たのです。

そこからは、先ほど言った通りIT業界に転職しました。30歳くらいで起業への想いが一層強くなり、35歳で会社を立ち上げるに至りました。
―起業したあと、特に印象に残っていることは何ですか。

河野氏:創業して5年が経ったとき、15人いた社員が5人辞めたことは辛かったですね。受託開発で納期遅延を起こしてしまい、ペナルティを背負ったこともありました。経営者としてこれからやっていけるのかと不安に思い、会社のトップとして一番苦しんだ時期でした。

その後、中小起業家同友会(中小企業家同友会全国協議会)の経営指針経営セミナーに参加して自分の経営観を見直しました。そのときの経験が、株式会社ウガトリアの「心を潤す」という事業コンセプトに繋がっています。

海外の人材と働く未来に向けて


―今後の短期的な目標について教えてください。

河野氏:3年のうちに海外に拠点を作ることがひとつの目標です。今後の長期的なビジョンとして海外でビジネスをするというものがありますが、その伝手がない状態なので、来年からは伝手を作ることに注力していきます。この2月に進出するミャンマー、それ以外にもA.S.E.A.N.やアメリカ・中国に拠点を作ろうと考えています。

また、働き方改革も視野に入れており、まずはリモートワークができる体制を整えていきます。これからは、社員の24時間をより有効に使うために、2時間の通勤時間という無駄を省いていきます。

―今後の長期的な目標について教えてください。

河野氏:10年ビジョンで50人まで増やすことですね。社員数は当面増やす予定はありませんが、日本人だけでなく、海外の人材と働くことをイメージしています。日本は超高齢化社会ですが、一方でミャンマーは平均年齢が30歳と労働人口が多いので、採用をするには理想的だと考えています。

やる気に満ちた海外の若者が、株式会社ウガトリアの理念に賛同して共に働いてくれる状況を作っていきたいですね。

―最後に読者にメッセージをお願いいたします。
河野氏:AIが人の代わりに多くの仕事をする世の中で、私たちは人間でないとできない仕事をする会社でありたいと思っています。人に寄り添い人の心を潤す仕事は機械にとって変わるものではありません。「ウガトリアさんって人間ぽいよね」って言われる会社でありたいですね。

また、同じ想いを持つ方や会社様と繋がっていきたいと思います。

                                  執筆=スケルトンワークス
                                         校正=笠原

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