株式会社NAC
対馬 健司
POSTED | 2015.02.17 Tue |
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TAGS | 従業員数:51〜100人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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CGの新たな可能性を作るクリエイター集団
コンピューターグラフィックスの受注製作を行う会社Topics
株式会社NAC 社長 対馬 健司氏のONLY STORY
CGに新たな可能性を
2006年からコンピューターグラフィック界に新風を巻き起こしている会社がある。それが株式会社NACだ。株式会社NACは大ヒットゲームや映画などのCG製作を手がけている。対馬社長にお話を伺った。
「私たちの会社では、お客様とのコミュニケーションを通じて、『お客様が本当に望んでいるものはなにか』を汲み取り、それを追求していくことを一番大切にしています。私たちには特別際立ったオリジナルの技術はありません。しかし、私たちはとにかく真面目に、お客様がなにを望んでいるか?ということを考え、そのニーズよりも良いものを提供することを地道に続けています。」
今後は社員数も70名まで伸ばし、オリジナルのCGも作っていく予定だという。そんな株式会社NACの今後の展開について対馬社長は楽しげに語る。
「CGであれば、なんでも役に立っていきたい。だからゲームにこだわらず、一般企業向けのCGコンテンツなど、コンピューターグラフィックスの可能性を広げて世の中に貢献していきたいと思っています。」
一般企業から起業へ
もともと一般企業に勤めていたという対馬社長。なぜ一般企業からCGの会社をやろうと決心したのだろうか?決心したきっかけについて対馬社長はこう語る。
「高校3年生で進路を決めるときに、もともと絵がとても好きで、美大に行こうと考えたのですが、当時の自分は絵で将来生計を立てるビジョンが浮かびませんでした。そんな思いを持ちながら、高校卒業後はそのままとある大手企業に就職したんです。
しかし10年ほど同じ会社で働いていて、ある日自分の将来を考えた際、いままで勢いで働いていたけど、自分のやりたいことからずれていると思ったんです。」
そこからやりたいことはなにか考えた際に、出てきたのは高校の時に断念した”絵”、そして、”CG”の世界だったそうだ。中学からCGを作り始め、趣味としてネットにUPしていて企業側からのオファーも来ていた対馬社長。一念発起して転職をし、ゲーム製作の業界へと足を踏み入れた。
楽しくイキイキと
株式会社NACを立ち上げる際の根底となった想いは、一般企業からこの業界に足を踏み入れた際に思ったあることから始まった。
「ここには仲間がいる!楽しい!そう心から思ったんです」と対馬社長。
「私は中学生の頃からCGが好きで趣味として作っていたんですが、この業界に入るまで絵やCGが好きな人が周りにいなかったんです。そのためそれまでどこか孤立している感覚でした。
しかし、この業界に入って周りを見るとCGやグラフィックが大好きな人しかいないんです。当然といえば当然なんですが、その時私はここには仲間がいる。楽しい!そう心から思いました。
だからこそゲーム製作の業界に入って、この会社に入ってくる人がより楽しく生き生きと仕事ができるように。そんな思いを一番大切にしている会社を作りたい。そう思って立ち上げたのが株式会社NACなんです。
今の若者はすごくしっかりしている人がとても増えていると思っています。堅実で、知識も豊富でよく考えている、賢い人が多いなという印象です。
でも、同時にインターネットなど簡単に情報を知ることが出来るシステムの発達もあり、やる前から結果が見えてしまって、これをやってもこうなるだろうと行動する前に結果を見てしまうといった感覚の人も多いと思います。
そういったシュミレーションをすることも大事ですが、とりあえずやってみたい!やってみよう!というエネルギーを元に、行動してみることも必要だと思います。」
従業員の声
「私は今、モデリングを担当していて、0から全てモデルが動くところまでをつくっています。もともとキャラの洋服をつくる仕事をしていたのですが上司にポロっと『メカ系をやりたい』といったところ、その希望どうりの仕事をさせてもらえることになり、非常に満足しています。
一人に対して一人、上司がきちんと教えてくれるので成長を実感できます。社長が明るく楽しい方なので、社風も明るい会社です!」
編集後記
本当に社員のことを思っている対馬社長がとても印象的でした。いい仕事を生むためには、相手の本当に求めているものはなにか追求し、なによりやりたい!楽しい!という気持ちが一番大切なんだと改めて考えさせられました。また、社員さんもとてもイキイキと働いていて、やりたいことが形にできる素晴らしい会社だと感じました。