税理士法人シンフォニー

新井 庸義

チーム体制で中小企業の経営・税務・労務をサポート

お客様に寄り添い、お客様の問題を共有し、解決に導く
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今回のインタビューは、中小企業の経営支援や税務・労務の問題解決業務を行う税理士法人シンフォニーの新井氏にお話を伺います。中小企業の経営サポートを軸に展開する事業の内容や現在に至るまでの道のり、今後のビジョンについて語っていただきました。

税理士法人シンフォニー 社長 新井 庸義氏のONLY STORY


【経歴】

1955年東京都北区生まれ。1983年税理士登録。1987年新井会計事務所設立。1999年㈱新井経営会計設立。2000年行政書士登録。2019年税理士法人シンフォニー設立。
小・中学時代は凡庸な少年。高校時代はすし職人にあこがれる。大学卒業後税理士を目指し27歳で税理士試験合格。

税務申告業務にとどまらず、戦略的事業承継、経営計画作成、相続対策など幅広い中小企業支援を行っている。

特に事業承継における親子の隔たりや、相続における兄弟姉妹間の分割を、それぞれの立場で一緒になって考え「対話」により解決に導いている。
また、、経営・税務のセカンドオピニオンとして、その専門性を発揮した中小企業の経営課題の解決を多く手掛けている。

チーム体制でお客様の課題を解決する


–まずは、税理士法人シンフォニーの事業内容をお聞かせください。

新井氏:わが社は税務を基盤とした経営支援サービスを行う会計事務所です。

会計事務所ですので決算書や申告書の作成は基本業務として行っておりますが、重点的に次のような付加価値業務に力を入れています。
①税務支援:節税対策、税務調査対策、相続対策
②経営支援:業績検討会、会議支援、経営計画書策定、海外進出支援
③事業承継:戦略的事業承継対策、M&A
④労務支援:給与評価制度、組織体系構築、諸規則策定

–ありがとうございます。業界他社と比べた時に、貴事務所の強みや差別化できるポイントはありますか。

新井氏:お客様1社につき3人以上のチームで対応している点ですね。業務だけを考えると、1人で対応する方がむしろ効率的かもしれませんが、チームを組むことはミスの防止はもちろん、お客様の課題を様々な視点で捉えることにもつながります。

つまり異なる専門分野を持った人たちがチームになることで、思考の幅を広く持つことができ、お客様のお困りごとに対して個性を活かした解決ができるようになるんです。

ただ個性が異なる人が集まるため、衝突が起きることも少なくはありません。しかし私はこの衝突が起きるところに価値があると考えています。それがゴールはどこなのかを考えるきっかけとなる。そのようにお客様を中心に衛生型組織体として、1番の解決方法をそれぞれの立場で考えられるチームを目指しています。

–新井様が事業を運営するにあたって1番楽しいと感じる時を教えてください。

新井氏:人の成長が見えた時が嬉しいですね。例えば新人から1年目にかけての成長は「できなかったことができるようになった」といった具合に成果として目に見えやすいもの。一方でベテランの社員は「考え方が変わる」んですね。そして「考え方が変わると行動が変わる」んです。

そういった社員の変化や成長は、自分が成長していないと気付きません。自己と向き合いながら、経営者としての私自身も必死になって育つことが大切だと常に感じています。

自分の弱さから対話の重要性を知る


–起業されてから、今に至るまでに印象に残っていることはありますか。

新井氏:経営者として事業を運営するために、周りとの対話が大切だと知ったことです。

起業当初は私は借金をしている状態から事業を始めていますので、とにかく数値目標だけを掲げて事務所を経営していました。ただ得た仕事が徐々に増えてくると、社員を入れるためにまた借金を重ねていかなければならない、その借金を返すためにまた案件を獲得する、といった状況を繰り返していました。

そうやって売上が増えていく一方で、社員を育てることはしていませんでした。その上私自身、30年前は残業することが当たり前だと思っていたため、社員にも毎日遅くまで働いていてもらっていました。そんな中社員6名のうち、幹部の2名を除く4名全員が一斉に辞めてしまったんです。

それでも私は、作業さえできればいいと思っていたんです。次に新しい人たちが入社してきても、その4年後に今度は8名中7名が入れ替えで出ていくような状態で、離職率が高い状況が続いました。


その要因は、本来は社員と向き合う必要があったにも関わらず、向き合うことをしてこなかったこと。それを社員から警告を鳴らされてようやく気付いたんです。

そのことをきっかけに組織の敵が自分だと知り、自分が溝を作っていたのだとわかったんです。その経験が今の経営理念、人事理念、組織理念の考え方につながっています。

–そこで大きな気づきがあったのですね。

新井氏:そうですね、実際は経営哲学に結び付く思考力学習も同時に学んでいたのですが相手に寄り添うと頭でわかっていてもそれができていなかった。問題を自分に向けないで人に向けていたんです。

また思考力学習を通して、自分には自信がないということがわかりました。そして自信がないということは、自分だけでは「これが正しい」と思うことができないんです。だからこそ人の意見に耳を傾け、対話をする重要性に気付いたのだと思います。

後継者を育てる仕組みで中小企業をサポート


–今後の展望について教えてください。

新井氏:今後も中小企業の永続と発展のサポートをしていきたいと考えています。実は現在、380万社ある中小企業の1割である31万社が廃業になると言われているんです。そしてその理由のひとつに後継者問題が挙げられています。

企業が存続することで雇用の創出や納税が生まれます。そのこと自体社会貢献に繋がります。つまり廃業する企業が増えると社会貢献ができる企業が減ってしまうんですね。

そうならないためにも、中小企業の経営者になりたい人を育てる仕組みを作り、後継者で悩んでいる企業とマッチングするサービスを展開していきたいと考えています。マッチング後は社員として入社し、業務と経営の勉強をして何年か後に後継者になれば、中小企業の減少に歯止めをかけることができるはずです。

私たちの経営理念である「中小企業の経営を守ること」は、そこで働く社員やその家族を守ることにつながります。そしてゆくゆくは自分たちの業界も守ることになる。だからこそお客様と共に学び成長し続けながら、中小企業のサポートに注力していきたいと考えています。

–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

新井氏:私たちは「中小企業の経営を守る」という私たちの経営理念を遂行するために、経営者の悩みや困りごとを経営者の視点に立って一緒に解決するスタンスで仕事に取り組んでいます。

私たちの目的を達成するために、一人一人が専門職となり、いろいろな専門職が一つのチーム編成を行いながら、企業の問題解決に立ち向かい、お客様からの感謝をいただくことが私たちの価値であると考えています。私たちの取り組みに共感いただける方は、ぜひご連絡をください。


執筆=山田
校正=笠原

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