株式会社Creed会計事務所

栗城 恒志

組織内のさまざまな視点を尊重した会計の提案を行う

システムと会計の2つのノウハウで中小企業を支えたい
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今回のインタビューは、中小企業を中心に会計・財務のフォローアップを行う株式会社Creed会計事務所の栗城氏にお話を伺いました。SEと会計の両方の知識で、経営者だけでなく現場の一人一人まで気を配り、業務を再編集する同社の取り組みと想いについて語っていただきます。

株式会社Creed会計事務所 社長 栗城 恒志氏のONLYSTORY


【経歴】
1981年、神奈川県川崎大師出身。2017年明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科主席修了。なお2004年において東海大学理学部情報数理学科を卒業しており新卒期間はSE業界において会計システムの保守・開発・運用に5年従事する。その経験を活かし、転職後も総務経理におけるシステムの導入や運用支援を軸に業務改善に中心的に携わる。

その頃より会計・税務・経営からの視点が必要と考えるようになり税理士を目指す。2017年税理士となる資格を得、2018年税理士登録。2019年に独立し、基幹・販売・製造システムの導入支援・運用整理を得意としつつ、経営数値までもみれる税理士として活動。自身が提供できる税務、会計、システムの分野以外についても業務を提供できるよう有志の方々と業務提携等を行い日々業務に取り組んでいる。

【所属団体】
 東京税理士会 神田支部
 ライフスタイル塾 事務局
 昭和女子大学現代ビジネス研究所 研究員
 東海大学不動産建設望星会
 MBSN(明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科OBOG会)理事

経営者と現場の2者の視点を持ったフォロー


–まず、株式会社Creed会計事務所の事業内容を教えてください。

栗城氏:株式会社Creed会計事務所では、個人・法人向けの経営、税務、会計、及びリスク管理に関する幅広いサポートを行なっており、メインターゲットはスタートアップ企業や業界の中堅を担っているような企業になります。

法人対応においては、経営者の方々のフォローアップを第一に行っているのですが、現場へのフォローアップも同じくらい力を入れていますね。

具体的に申しますと、中堅企業の方々の悩みで多くある俗人化(業務の一人歩き化)等のリスクというものへのフォローアップするために、経営者の方とその企業にあった数値の見方であったり、指標設定や今後の将来設計を一緒に考えます。その設計実現に向けて、新たな業務を現場に落とし込む際にはただ上乗せするのではなく、再編集するようにしています。

そして、その再編集こそが現場へのフォローアップになります。私たちが出した数値から指標が見えてきて、新たな価値の高い業務が生まれると、クライアント企業の社員の価値を増やすことになる。その考えに基づきつつ、現場で行われている現在の業務の流れや作業環境の改善を提案し、無理なく業務に取り掛かることができるようサポートを行っています。
‒他社との差別化をはかっている点や強みを教えてください。

栗城氏:私には会計システムのSEとして働いていた経験があるので、会計システムの保守・開発・運用の知識を持った上で経営者の方と話ができるというのは大きな特徴だと思います。この知識があるからこそ、「現場ではこのデータをこういう風に使っている」と実際の業務を意識したサポートができます。

その上で、税理という「国が定めているひとつのフロー」に関わる知識を、SEとしての考え方と合わせ、提案できる点が私たちの強みであると思いますね。
‒事業を進める上で重要視していることは何ですか。

栗城氏:経営者の方、現場の方、それぞれ立場が違えば視点も変わると思うのですが、どちらの視点も持つこと、そしてそれを自社でも体現することを大事にしています。会社にはいろいろな人がいて、それぞれの視点があるからこそ成り立っているものだと思いますので。

例えば、誰かに何かを言わなければならないときに、その言葉の受け取り手はどういう伝え方をすると、どのように思うか、は常に考えています。

私自身も経理として現場で働いていた経験があるので、上の人から仕事を任されるときに「この仕事の頼まれ方は少し嫌だな…」と思うことも何回かありました。そのころの私と同じ気持ちになる人がいなくなるよう、そういった点にも意識を向けています。

会計とSE両方のプロになる


‒事業を立ち上げるに至ったきっかけについて教えてください。

栗城氏:私はもともとSEとして会計システムを担当していたのですが、ある時に、システムだけを極めていてもどうしても不具合が出てくると気が付いたんですね。もう一方の会計も極めていかなければ完璧な仕事ができないと思いました。

というのも、当たり前ですがシステム部と会計は役割が分かれていて、それぞれがお互いの仕事について知識を持っていないので、不具合が生まれることが多いんです。だからこそ、システムと会計の両方ができて、はじめてプロだと思うようになりました。

そこで会計の勉強を始め、仕事をしながら税理士の資格を取りました。そして会計とSEの両方の知識や考え方をより活かすために、お客様との距離が近い会計を中心として色々な提案や協力ができるよう、会計事務所の立ち上げに至りました。

‒中小企業を中心にしたサービス提供をしているとのことでしたが、そこには何か理由があるのでしょうか。

栗城氏:会計事務所を立ち上げるにあたって、明治大学専門職大学院のグローバルビシネス研究科のビシネススクールに入ったのですが、そこで自分のこれからについて考える機会がありました。

そのときに、自分が学んできたことは、専門の担当者を雇うことが難しい企業の人たちにこそ活かせると思ったんです。その上、私自身がそういった企業関係者が多い環境で育ってきたこともあり、身近な人たちの役に立てることに大きな価値を感じ、メインターゲットにすることを決めました。

MBAと会計とSEを兼ね備えた事務所を作れば、会計ソフトやAIなどを導入しやすい環境をクライアント企業に提供することができる。複数の専門的な知識を持っている私たちだから、新たな価値を提供できると思い、株式会社Creed会計事務所を立ち上げました。 

一人一人丁寧に接していける会計事務所へ


‒今後の目標について教えてください。

栗城氏:関わる人を増やしていきたいです。1年で50件ほどに伸ばしていくのが短期的な目標です。

長期的な目標は、経営者の方とそこで働く方々の一人ひとりに丁寧に接していけるような会計事務所になることです。

例えば顧問契約を結んでいただいた際に、経営者の方だけではなくスタッフのみなさんの窓口になれるような事務所になりたいですね。言い換えると、クライアント企業で働いている人全員に、安心して生活を送ってもらえるようなサポートができる会計事務所になることが目標です。
‒最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

栗城氏:私たちは、一人ひとりそれぞれ勉強してきたことがあり、その得意分野は異なると思います。その自分だけの特性を活かして世の中のためにできることを真剣に考えていらっしゃる方と、仕事に限らず繋がりを作っていきたいと思います。ぜひご連絡ください。

執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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