白岩運輸株式会社

白鳥 宏明

公共トイレ掃除で心を磨く!地域に寄り添う運輸会社

愛される人、愛される会社づくり
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今回のインタビューは、お客様のニーズに合わせた引越しや運送を行う白岩運輸株式会社の白鳥氏にお話を伺います。

公共トイレ掃除や道路・街頭清掃など、社会貢献活動に力を入れながら成長を続けてきた同社。「でっかい会社でなく、あったかい会社」と語る白鳥氏に、社員や事業に対する想いを教えていただきました。

白岩運輸株式会社 代表取締役 白鳥宏明氏のONLY STORY

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社員教育の一環として、社会貢献活動に注力


–まずは、白岩運輸株式会社のサービス内容をお聞かせください。

白鳥氏:弊社はお預かりした荷物を安全・安心・確実に運ぶことを第一に、お客様のニーズに合わせたサービスを提供しています。

たとえば引越しサービスの場合、「なるべく安い価格に抑えたい」「高齢なので、荷造りから引っ越し後のゴミ処理まで全てやってもらいたい」「建て替えのために一時保管したい」といったそれぞれお客様のニーズに合わせたプランをご提示しています。

その他、宅急便、家電製品、建材、飲料他、一般物流を運んでいます。

–ありがとうございます。同業他社と比べて御社の強みや差別化できるポイントはありますか。

白鳥氏:社員の平均勤続年数が長いので、その道のプロとして安心して任せられる点です。人が集まりにくい時代に、弊社に長く勤務していただけるのはとても有難いことです。
(社員の働きやすい環境をさらに高めていきたいと思います)

社内の風通しがよく、コミュニケーションも取れていますので、問題解決が早いと思います。また何か意見や相談があれば遠慮なく言える社風もあるのが良いところでしょうか。

–社会貢献活動に力を入れていらっしゃるとお聞きしました。具体的にどういった活動をされていますか。

白鳥氏:東日本大震災の時は、ボランティア休暇を使い有給で奉仕活動を行い、静岡県内で震災復興支援に尽くした企業として大臣表彰をいただきました。

また、私が「認定NPO法人日本を美しくする会」の副会長を務めていることもあり、社員教育や地域貢献の一環として、伊東市内の公共トイレや学校、会社周辺の環境美化(掃除)などに取り組んでいます。

新宿や渋谷で毎月行われる街頭清掃などにも18年間欠かさず取り組んでいます。
それによって新宿の犯罪率が70%減少しました。
人間は見るもの、接するものに似てくると教わりましたが、環境がきれいになると人も良くなり、治安も良くなっていくことを実践から学びました。

特に、年に一度全国から伊東市に集まって行うトイレ掃除の年次大会では、半年前からプロジェクトを組んで本格的に取り組んでいます。老若男女問わず200名以上の方に参加いただきますが、私自身にとりましても良い学びの場となっています。

その他、毎年10月に会社の敷地や倉庫を地域の人たちに解放し、お祭りを行っており今年で27年目になります。
最初は「余計なことをやって」というようなご批判もいただきましたが、今では多くの子供や大人が集まり、地域にとって無くてはならない行事になりました。

企業は上に立つ者によって大きく変わる


–現在に至るまでの経緯を教えてください。

白鳥氏:もともと弊社は、私の父である白鳥と岩村という2人の社長で始めた会社で、その両名の一字をとって「白岩運輸」という社名になりました。

事業を立ち上げて約12年後、儲からない会社で将来もないということで岩村氏が退職することとなり、父から呼び戻される形で私が25歳ときに事業承継者として帰郷しました。入社して間もなくすると、とんでもなく荒れた会社で、いつ潰れてもおかしくない状態だということがわかりました。

父である社長自身の公私混同が激しく、言いたい放題・やりたい放題で、会社にもほとんど来ない経営者でした。社内には派閥があったため、なかなか思い通りに経営をさせてもらえず、悪化していく一方でした。

それから18年間、何度も絶望の淵に陥りながらも、私なりに出来る最大限の努力をし、諦めずに向かい合いました。語り尽くせない様々なことがありましたが、社長だった父は会長となり、私が社長として経営を行うようになってから落ち着きを取り戻し、会社は大きく変わっていきました。

–厳しい状況から会社を立て直すまでに、起因となった一手は何でしたか。

白鳥氏:よい人との出逢いと、鍵山掃除道に出逢ったおかげだと思います。
振り返ればけしてお手本とならない社長や社員がいてくれたおかげで、新たな道を模索することもできました。
それ以来「我以外皆我師也」が、座右の銘のひとつになりました。
そして時間はかかりましたが、心を磨く「掃除」を企業文化に浸透させていったことで、よい社風が構築されていきました。

会社は、当然のことながら上に立つ者の姿勢によって大きく変わります。
私はまだまだ未熟者ですので大きなことは言えませんが、トップがどんな会社にしたいのか、どんな社員になってほしいかの目標に向かって努力すれば道は拓けていきますし、良い会社に生まれ変わることができると信じています。

社員の幸せを大切にする温かい会社づくり


–今後の目標を教えてください。

白鳥氏:私は大きな会社になるよりも、社員がお互いを思いやれるような温かい会社をつくりたいと思っています。

利益を追求することで人の気持ちが荒んでしまうのなら、私は利益だけを求めようとは思いません。それよりも、人が育つ会社、縁あってこの会社に来てくれた社員が「少しでもこの会社で良かったな」と思ってもらえるような会社にしていくことが、私の志事だと思っています。

そのためにも、物心両面で社員を支えていくことを大切にしています。たとえば規則上の有給休暇を消化しても尚、入院を余儀なくされた社員には約1年間(入院期間中)変わらない給料を出し続けました。
よくやってくれる社員ならば当然のことだと思いますので、少しも惜しくありません。

また日頃の感謝の気持ちとしてお中元やお歳暮を社員やアルバイトの方全員にお配りしていますが、幹部社員には何が喜ばれるか聞いてからお贈りしています。

お客様あっての会社ですから、信用・信頼していただける仕事をしていくことはもちろんですが、その上で社員にとって何が一番幸せで、どうすれば豊かな人生につながっていくのかを常に考えていきたいと思います。

–社会に対して、どういった影響を与えたいとお考えですか。

白鳥氏:中小零細の弊社が社会に対して大きな影響を及ぼすなどと言うことは到底できるものではありません。
しかし微力ではあっても無力ではない。
こうした微差を積み重ねて、大きなものにつながっていけばよいと思っています。
新宿街頭清掃も18年間続けてきた結果、犯罪率が70%減少しました。
警視庁でも何故このようなことになったのか不思議に思っているようです。
(検挙率を上げるより、いかに犯罪となる種を小さくするか防止対策に力を入れた方がより安心安全な社会になると思います)
一人では出来ないことも、同志を募り継続することによって大きな効果をもたらせた良い事例だと思います。

弊社でも始業30分前からオフィスや構内の掃除に加えて、道路の掃き掃除を行っています。道路も私たちの職場だと考えているからです。
また毎日大きなトラックを走らせているので、近隣にエンジン音や振動で知らず知らずのうちにご迷惑をかけていることもありますので、お詫びと感謝の気持ちで晴れの日、雨の日、天気に関係なく毎日掃除をさせていただいています。

この活動を始めてから20年以上になりますが、最近では近隣で同じように掃除をされる会社が何社も出てきて嬉しく感じています。

–地域の中で良い連鎖が生まれているんですね。では最後に、読者へメッセージをお願いします。

白鳥氏:日本人の美徳である利他の精神や和を重んじる心、恩や義理人情など、道徳心が薄れてきています。
本来の日本人の良さを研修や仕事を通じて人が育つ会社になっていくことが大事だと思います。経営者の方には「共に、社員が成長する会社づくりをしていきたい。それによって豊かな社会にしていきましょう」とお伝えたいです。
それには掃除(道)が有効な手段であることも。

執筆=山田
校正=米山

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会社名:白岩運輸株式会社(白岩運輸引越センター) 

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