会津昭和30年代村企画株式会社

川又 三智彦

昭和30年代の日本の絆よ、もう一度!

資産3千億円からの転落!元名物社長が挑む村づくり。
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会津昭和30年代村企画株式会社 社長 川又 三智彦氏のONLY STORY

総資産3000億円から借金1000億円へ


両親が営んでいた不動産会社を引き継ぎ、「ツカサのウィークリーマンション」を始めたのが、1983年。
老朽化したマンションをなんとかしたいという思いで始めた事業でしたが、家具家電付き、短期間から借りられるという、日本初のマンション型宿泊施設は、長期出張のサラリーマンや地方の学生などから高い支持を受けました。
CMソングも非常に話題になり、7年で47都道府県を制覇。
絶頂期の総資産は3000億円、23億円の豪邸暮らしでした。

ところがバブル崩壊で世界は一転。マイナス1000億円の借金地獄です。
手のひらを返した銀行からの追求に苦しみながらもなんとか返済を続け、20年にわたり細々と会社を続けてきました。
2008年には、個人用レンタルオフィス事業に着手し、オフィスを借りてくれた人に仕事も紹介するようにしたため、アメリカのCNNやNHKなど16局から取材が入ったほど話題になったのですが、ポストウィークリーマンションとして再起を遂げようとした矢先にリーマンショックです。
会社は790億円、個人で830億円もの借金を抱え、2010年に自己破産しました。
さらに20年にわたって温めていた会津でのまちづくり事業も、いざ家づくりの段階まで来て東日本大震災にあい、足元をすくわれてしまいました。

でもね、酷い目に合うと、その反動で必ずいいことがあるんです。
単なるテーマパークとしかみなされず銀行や役所から一蹴されてきた「昭和30年代村」プロジェクトが、東日本大震災で「絆」が改めて重視されるようになったことで注目され、支持してくださる方が増えたのです。

現在は年金暮らしにも関わらず村づくりに力を注いでしまうのは、「自分は成功する」と常に思っているからです。
人生は、その人の意識が作るもの。過去に悔やんで今に悩んでいたら、そのような現実しか引き寄せられません。
過去を検証し、今に生かすことの大切さを多くの人に伝えて行きたいですね。

日本に人の絆を取り戻すために


「昭和30年代村」プロジェクトというのは、村づくりから誰もが参加できるDUSH村です。
今後二極化社会になる日本で生き抜くためにどうすべきか。そこから構想が始まりました。
例えば国家が崩壊したソ連では、人々はソフホース、コルホースという地域社会の絆で生き抜きました。
こうした地域社会の絆は、本来日本の方がもっと強かったはずです。
必要な人との繋がりを重視したかつての日本、つまり「昭和30年代の村風景」を取り戻し、今地域が抱えている空き家、建物老朽化、独居老人、老老介護という課題を最終的に解決する。
そして、自分らしい生き方をできる場を作ることが目的です。

例えば、私は今、福島県猪苗代町の一軒家に暮らしているのですが、大きな土地と家はあるけれど収入がないおばあさんのために、敷地内の元民宿の建物を私たちが改修し、デイサービス事業を始めることを提案しました。
独居老人が多い地域ですから絶対に役立つと思いましたし、おばあさんが動けなくなっても、デイサービスの収益で暮らしにも困りません。
また、駅前の空き家は、昭和30年代のような焼き鳥屋やラーメン屋にします。
一軒から始めて行けば、村づくりの過程がそのまま観光資源になります。
そして介護の村が作れたら、母子家庭や父子家庭、ブラックバイトに悩む若者たちなどに、村人兼働き手として暮らしてもらうのです。家賃も食費もタダ。仕事もあります。
最終的に自分のお店を持ったり村長になったりできる道があります。
絆が叫ばれていますから、ニーズは必ずあるんです。

現在はまだ発展途上。開発資金として1千万円を集めているところです。
でも1千万ならなんてことはありません。1千億じゃありませんから(笑)

地域創生のコンサルティングになる


来年3月くらいまでに「昭和30年村」をオープンして福島での成功事例を作ったら、第二弾は沖縄を手がけるつもりです。
沖縄の30年代には、瓦屋根やシーサーといった魅力的なものがたくさんある。
その地域にあった独特の景色を作って行き、いずれは東南アジアにも作りたいですね。
僕の事例をロールモデルとして、困っている地域のコンサルティングをして行きたいです。
一箇所約30億〜50億だったウィークリーマンションと比べても、今の事業で掘り起こせる経済効果や規模が、いかに大きいか。
過去を検証して学習した上で前をむく。今に繋がっているなと感じます。

事業がうまくいかずに悩む人が私の講演を聞かれると、みんな自殺を思いとどまるんです。
何百万、何千万の借金抱えていても、僕はプラス3000億円からマイナス1000億円。
まさにロールモデルみたいな生き方でしょう(笑)
マスコミにも取り上げていただき、家族からは「恥さらし」と言われていますが、恥を晒すことによって、自分のやるべきことをみんなに伝えられるからいいんです。
僕がウィークリーマンションやってきたのも個人用のレンタルオフィスやってきたのも、振り返って見ればこれをやらせるための伏線だったんですよ。

日本ふるさと創生株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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