teritoru株式会社

日置 愛

住環境の選択肢を増やし、ユーザーの世界を広げる

今ある当たり前の環境を再定義し、より自由な選択を
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今回は、1週間のルームシェア体験ができるサービス『weeeks』を運営するteritoru株式会社の代表取締役社長・日置氏にお話を伺いました。まずは、『weeeks』の内容について詳しくお聞きしましょう。

teritoru株式会社 社長 日置 愛のONLY STORY

選択肢の少ない「住」の部分の幅を広げることで、生活環境に変化をもたらす


teritoru株式会社は、生活環境を変えるということのハードルを下げるために、人が気軽に住む場所と関わる人を変える手段を提供しています。それが、『weeeks』という一週間限定のルームシェア体験ができるサービスです。

大人になればなるほど、自分の生きる環境、つまり自分が触れることのできる情報を大きく変えることは難しいと思います。仕事をはじめ、人は大人になるほどに制約が増えてくるからです。

しかし、環境を変えることってそんなに辛いことではないと思います。人のライフスタイルには衣食住の三大原則がありますが、私たちは毎日自分の食事のメニューや着る服を選びながら生活しています。それならば、住環境を選ぶことができてもいいのではないかと考えたんです。

現状、衣と食には広い選択肢が設けられていますが、住に関しては選択肢が少ないんですね。変えることが難しい割に触れる情報も非常に多く、私たちへの影響力も強大です。

そこで、当社が住の部分の選択肢を広げるサポートをすることによって、人々がもっと気軽に環境を変えられるようにしたいと思いました。ここで言う環境とは、生活する中で触れる情報という意味です。

その選択肢として、同じ会社に通いながらも、帰る家をもうひとつ増やすという方法を考えました。それだけで、今まで触れることのなかった情報に触れることができるし、転職や引っ越しよりも低いハードルで、環境の変化が見込めます。

こうして生まれたのが『weeeks』なんです。

私たちが一週間限定のルームシェアにこだわる理由は2つあります。まず、日本人はあまり他人と暮らすことに慣れていないこと。

戦前や江戸時代は長屋でみんなで暮らすという形態が主流だったんですよね。しかし、戦後ワンルームの物件が増えたことで一人暮らしが当たり前になり、人と暮らすという概念が薄れてしまいました。

その反動なのか、SNSなどで他者との繋がりを求める人が増えてきている。また、経済的な面から住む場所をシェアした方がいいという考えを持ち、そこに生まれる付加価値としての「他人との交流」に魅力を感じる人も多くなってきました。

ただ、シェアハウスには問題点もあります。それが二つ目の理由です。人は期間が決まっていないとだらけてしまうんですね。コミュニティが停滞してしまう。だからこそ、一週間という期間を設けて、常にコミュニティに新陳代謝を起こしています。

ルームシェアをしてみたいけれど失敗したくないという層が、もっと気軽にルームシェアを始められるよう、『weeeks』というサービスを展開しています。

世界にあるものの角度を変えて再定義し、人の心に寄り添うサービスを始めたい


私はアジア圏の人たちと関わりを持つことが多かったのですが、中国やインドの人たちはとても優秀なんですよね。4カ国語をしゃべることができるのも当たり前でした。しかし、他の国に行くことに対してすごくハードルが高いんですよね。

一方、私は日本に生まれたというだけで簡単にパスポートを取得して世界中のどこへでも行くことができる。彼女たちと関わりを持ったときに、日本人はなんて恵まれているのだろうと思ったんです。そして、それを活用する人が少ないことをとてももったいないと感じました。

日本の友人は、自分が転職するかどうかも1年かけて悩むことが珍しくありません。1年あれば人間はいくらでも変わることができるのに、どうしても動き出すには時間がかかってしまう。

それはなぜなのかと考えたとき、今自分に選ぶことができる環境が有限であると気付いていない人が多いからだと思い至ったんです。

人生は一度きりで、それがいつ終わるかもわかりません。今与えられているものがすべて当たり前ではないのだということに気付いたら「動き出さなければ」という感情も生まれるし、自分が本当は何をしたいのか考えることもできると思うんです。

私はteritoru株式会社を立ち上げる前にひとつだけ決めたことがありました。それは、人の欲求に寄り添うサービスをすることです。

世界は技術革新を日夜続けていますが、その一方で人の心は変わりません。だからこそ、0を1にする事業を展開するのではなく、世界に既にあるものの角度を変えて、当たり前を再定義していく事業を展開しようと考えました。そこで私が着目したのが、住環境という部分だったんです。

世界平和のために、他国で暮らす人と交流を持てるようなサービスを目指す


私は、国籍というのはタグ付けでしかないと考えています。例えば、メディアは中国という国を取り上げるときに大枠でしかその国を捉えませんが、すごく仲の良い中国人の友達がいたら、中国を悪く思うことはなくなると思うんですよね。

国と国ではなくて、人と人との交流が増えれば、相互理解のきっかけが生まれると思います。その国に生きる人のことを知る機会が増えますし、そういったマインドを持つ人が多くなれば、世界は平和になっていくという考えが私の中にはあるんです。

戦争をなくしましょうという大きな話ではなくて、人は純粋に知らないものに恐怖を覚えるので、その国を知るために、国の人と仲良くなるのがシンプルに良いと思うんです。友達がいる国と戦争をしようとは思わないですよね。

だからこそ、teritoru株式会社は今後、世界のどこでも自由に暮らせるようなプロジェクトを進めていきたいと思っています。

好きなときに、好きな場所で自由に暮らせる。そこで自分のやりたいことを、集まった仲間とともに追求できる。そんな自由な暮らしができれば世界は変わると思うので、一度きりの人生をめいっぱい使い切れるような環境作りのサポートを行っていきたいですね。

teritoru株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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