stoooc株式会社

村上 英夫

「○○版Uber」「○○版Airbnb」を作る

パートナーと伴走しながらCtoCプロダクトを開発
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今回のインタビューは、サービスを提供したい人と、サービスの利用者を繋ぐプラットフォームプロダクトを作るstoooc株式会社の村上氏にお話を伺います。CtoCサービスを得意領域として事業を手がける村上氏に、同社の詳しいサービス内容や創業後の失敗談、今後のビジョンについてお聞きします。

stoooc株式会社 代表取締役 村上 英夫氏のONLY STORY


【経歴】

1997年 九州大学工学部建築学科卒業
1999年 九州大学大学院人間環境学研究科卒業
1973年生。福岡県大牟田市出身。学生時代に犬小屋設計で企業し、その後、大学院研究室の仲間と株式会社サハラ(現株式会社パイプドビッツ)を設立、メール配信プラットフォーム「SPIRAL」を開発、創業代表を務める。自身もインターネット総合プロダクションの株式会社ハイデザインズを設立し、多数の大手、人気アパレルのECサイト制作、開発、運営を行う、その後アパレル特化型ECプラットフォーム「SPIRAL EC」を株式会社パイプドビッツに事業譲渡した後、ベトナムのEVOLABLE ASIA CO., LTD.の開発ラボで薛と出会い、CtoCプラットフォーム事業を開始、C2C設立、代表を務める。

「○○版Uber」を作る、CtoCのプロ


–まずはstoooc株式会社が手がけている事業について、お聞かせください。
村上氏:弊社は、サービスを提供したい人とそのサービスを受けたい人、個人と個人をダイレクトに繋ぐプラットフォームを作っており、具体的にはアプリやウェブサイトを開発しています。一言でいうと「○○版Uber」「○○版Airbnb」と言うようなCtoCのサービスの提供です。

アプリをグロースさせるためには、段階ごとの様々な対応が必要なんですね。なので作るだけでなく、段階ごとの異なる対応もサポートできるよう、コンサルティングも提供しています。

–プロダクト開発とその後のコンサルティングといった幅広い事業を行なっているとのことでしたが、お客様と関わりの中で御社の特徴はどういった点にあるとお考えですか。

村上氏:弊社の特徴は大きく分けて2つあります。まず1つはレベニューシェアモデルであること。つまり、弊社プロダクトから発生した売上の何%かをもらうというモデルです。なので勝ち筋の見える事業、既にサービスの提供者や施術場所を持っていたり、業界のノウハウを持っているアセットホルダーとパートナーを組んで、一緒に事業を進めていきます。

お客様から求められたものを言われたとおりに作って終わり、とはなりません。お客様に儲かってもらわないと私たちも儲かりませんからね。

2つ目が開発部のないサービスを扱っている、いわゆるノンテックのお客様が多いことです。私たちのお客様は、業界内での課題に気が付いていたりノウハウや知見が豊富な一方で、IT分野には明るくないお客様が多いんですね。そこで私たちがIT分野をサポートしていき、互いの得意分野に注力していきながらサービスを拡大していくんです。

まとめると、ノンテックのアセットホルダーとレベニューシェアを行い共に勝つ方法を考えていく、これが私たちのやり方です。
–競合他社とはどのような差別化をはかっていますか。
村上氏:実は競合はないと考えているんですね。弊社はこれまで13個のCtoCプロダクトを立ち上げていますが、これは13個のスタートアップを立ち上げるようなもので、かなりのマンパワーを要します。

さらにCtoCはリスクも高く、リリースしても撤退してるサービスがたくさんあります。例えば弊社で開発した『Nailie』という、ネイリストと利用者のプラットフォームがあるのですが、それと似たようなアプリを某大手企業が出したことがあったんですね。しかし、そちらは半年以内で撤退してしまいました。

弊社はCtoCのプロダクトを多く作っているので、CtoCサービスを成長させるために必要なノウハウが他にはないほど充実しているんです。

–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
村上氏:まずは私たちが“自律的なチーム”であることですね。エンジニアはエンジニア、デザイナーはデザイナー、セールスはセールスなど自分たちのプロフェッショナル領域から自主的にチームにコミットしていくことを重要視しています。

その上で、そのチームが楽しいかどうか、そこも指標として常に頭に置いています。楽しい状態やモチベーションが高い状態でないとハイクオリティなプロダクトは生まれません。では何が楽しいか、モチベーションに繋がるかと考えた時、やはり私たちの最大の喜びはプロダクトを使ってくれる人がいて、それがどんどん成長していくこと、なんですね。

その光景を見たときに「自分たちのチームは最高だ」と思える。その道のりまでに培ってきたノウハウを活かして、また新しいプロダクト開発がはじまる。

いいチームであり、チームが楽しいことが結局のところいいプロダクトに繋がる。そしていい循環が出来上がると考えているんです。

パートナーと出会いCtoC革命を決意

–起業を決意したきっかけについて教えてください。
村上氏:以前はアパレルに特化したECサイトの開発・運営を行なっていたのですが、そのまま10年ほどたった頃、やっぱり人と人が実際に会う売り場や現場って良いなと思うようになったんですね。

その後、開発人材を求めベトナムへ移住し、アジャイルやスクラムといった新たな開発概念をもつ強固な組織づくりを行いました。そして最初のCtoCプロタイプアプリができた時、最強のビジネスパートナー、ソルさんと出会うんです。

そこからソルさんと共に各領域でのNo.1コンテンツホルダーとパートナーシップを組み「CtoC革命をやる」と決意をしたのがまさに起業の経緯です。

–過去の失敗談や大変だったエピソードがあれば教えてください。

村上氏:しくじった話でいうと、私自身ものづくりが好きなので、現場に入ると意見を伝えたくなるんですね。そうやって現場の空気感を崩してしまったこともありました。

最近は徐々に、そういう経験を踏まえて、チームに任せていくということも覚えてきましたし、よりいい組織を目指した伝え方や接し方を意識しています。

CtoCのプロダクトを100個作りたい


–今後の展望について教えてください。
村上氏:短期的な目標について言えば、APIやAIを充実させていき、お客様がより簡単に負担なくCtoCtoアプリを導入できる環境を作りたいと考えています。そして、サービスを始めたらグロースのための支援をして、ハイバリュー化させていきたいですね。

入り口を広くした後は、できるだけ早くCtoCプロダクトを100個作りたいです。そしてその1割はマーケットで支持されるようなプロダクトにしていきたいと思っています。
–最後に読者へメッセージをお願いします。
村上氏:CtoC化については、何か実態が掴めない、得体が知れないという人が多いと思います。けれど実際には、Uberやメルカリを使ってみたら便利だったという体験も多くの人がしていると思います。弊社はそういったプロダクトを作っているので、未来を見ている経営者の方や、アセットホルダー、革命家の方とは、ぜひお会いしたいですね。

また、これからエンジニアを目指す学生や若者で、アジャイルでみんなでプロダクトを作っていきたい人、それをグロースさせていくチームに入りたい人もお待ちしています。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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