有限会社アバンテック
高橋 明弘
POSTED | 2014.03.17 Mon |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:卸売業・小売業 創立:15年以上 決裁者の年齢:60代 商材:BtoB |
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電源が抜けるだけで、命を失うこともある
プラグの抜け落ち防止装置をつくる会社Topics
有限会社アバンテック 社長 高橋 明弘氏のONLY STORY
ITや医療、介護業界にとってなくてはならない会社
有限会社アバンテックは、社会インフラの安全対策を行っている会社です。具体的には、私たちはプラグの抜け落ち防止装置という、日本でオンリーワンの製品をつくっています。
コンセントからプラグが抜けてしまうだけで、人の命が、人の生活が、機能停止に陥ってしまう。そのことを想像できるでしょうか。
十数年前、介護者がお風呂に入るとき、プラグの抜けによってクレーンから落下してしまうという事故がありました。この事故の後、私はある医療機器メーカーから、このような人の命に関わる問題を一緒に解決してもらいたいとの依頼を受け、ともに製品の開発に取り組みました。
その結果、プラグの抜け落ち防止装置という製品が世の中に広まり、今では類似した事故を減らすことができました。
このことに対しては多くの人から感謝を受け、自身の存在意義を強く感じましたし、弊社のプラグの抜け落ち防止装置は、まさに日本でオンリーワンの製品であると、改めて思いましたね。
オンリーワンの会社を目指して。歩み始めた経営者の道
私は約20年前まで、ある外資系企業に勤めていました。働く中で「世の中には様々なスモールオフィスでビジネスをしている人達がいる」ということを知って、衝撃を受けたんですね。
当時はまだベンチャー企業という言葉すらありませんでしたが、やがて日本にもそのような会社がたくさんできる、そう確信して、「日本にない会社、今までにないオンリーワンの会社を作りたい」と思い、起業を決意したのです。
では、どのような事業を始めようかと考えたところ、サラリーマン時代にコンセントには安全装置がなく、心配に感じていたことを思い出しました。そこで、「プラグが抜けないものを作ってみよう」と思ったのが、今の事業に至るきっかけです。
試行錯誤の末、最初の1つを作りあげました。意気揚々とすぐに秋葉原で売り出したのですが、全然売上は上がりませんでした。しかし、諦めずに広告を出し、認知度向上に努めました。気がつくと、ご使用いただいた方の口コミで徐々に評判が広まり、たくさんのお客様に購入いただけるようになっていました。安全装置の大切さを実感いただけたのだと思い、嬉しく思います。
一緒に働いてくれる仲間と共に、末永く続く企業を作っていく
今後とも、弊社の製品を通じて、たくさんの人を事故から守りたいと考えています。
今やどんな会社でも病院でも電源デーブルやデータ転送用のケーブルは使いますし、重要なデータを取り扱う会社や医療機器を扱う病院などでは、特にコンセントからプラグが抜けてしまうことが非常に大きな問題となっています。プラグの抜け落ち防止装置は今後ますます欠かせないものになってくることでしょう。
私たちのやっている仕事は確かに裏方で、製品も人の目につくようなものではありません。しかし、日常の様々なところで皆さんの安全を守っています。弊社は今の社会にとって、なくてはならない会社であると自負しています。この会社を、今後とも末永く残していくことが私の使命です。
そのためには、ともに働いてくれる社員を大切にしなければなりません。弊社では、社員は自分の生活スタイルに合わせて自由に休むことができます。『午前は通院のため午後から出社します』『子供が学級閉鎖なので連休させてください』そのような要望にも全て対応しています。
家族を大切にすることで、仕事へも誠心誠意取組むことができると考えているからです。大切な社員という仲間とともに、これからも歩み続けていきます。
HDMIケーブルの抜け落ち予防「I/Oロック HDMI-WIDE」
プラグ首の形状に合わせ、固定具がワイドに稼働します。どんなプラグでもぴったりフィット、抜けを予防できます。
「段モデルシリーズ」まさかの段ボール製!プラグ抜け落ち予防機能付
タブレットの保護とケーブル抜け予防ができる「タブレットカバー」が誕生しました。ケーブルの差し口に合わせ穴を切り抜いたり、シールを張ったり、色を塗ったり自由自在。ちょっとメモをとれるのも魅力の一つです。実は耐環境性に優れた素材の段ボール。ディスポーザブルとしてオリンピックや災害時、展示会、工事現場などでも活躍!